幼い頃 千姫が豊臣秀頼の妻になるため 大阪城へ向かう時に 千姫の遊び相手として影武者にもなる存在として おちょぼも同じ船に乗る
それは自分の家族との別れでもあったが 千姫より一つ年下のおちょぼは それも理解できず
千姫の傍で生きる人生の始まり
思い出される様々の場面
大阪城の落城
千姫を死なせてはならない
皆 必死で千姫を大阪城から連れ出し 祖父の家康のもとへ
天下の都合で未亡人となった千姫
祖父の家康も 千姫の両親となる秀忠 お江も千姫の幸せを願い決めた縁組
手狭な桑名から 広く美しい姫路城へと
勝姫も生まれ 間もなく幸千代も生まれ
似合いの夫婦 幸せ溢れる家族
けれど幸千代は幼いままに亡くなり
千姫の夫も死んでしまった
三十歳にして千姫は勝姫を連れて江戸へ
信心深く生きた姫・・・・・
享年 七十
おちょぼは 更に22年生きた