夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

玉岡かおる著「姫君の賦 千姫流流(せんひめ りゅうりゅう)」 (PHP文芸文庫)

2021-07-10 08:46:04 | 本と雑誌

 

 

幼い頃 千姫が豊臣秀頼の妻になるため 大阪城へ向かう時に 千姫の遊び相手として影武者にもなる存在として おちょぼも同じ船に乗る

それは自分の家族との別れでもあったが 千姫より一つ年下のおちょぼは それも理解できず

 

千姫の傍で生きる人生の始まり

 

思い出される様々の場面

 

大阪城の落城

千姫を死なせてはならない

皆 必死で千姫を大阪城から連れ出し 祖父の家康のもとへ

 

天下の都合で未亡人となった千姫

祖父の家康も 千姫の両親となる秀忠 お江も千姫の幸せを願い決めた縁組

手狭な桑名から 広く美しい姫路城へと

勝姫も生まれ 間もなく幸千代も生まれ

似合いの夫婦 幸せ溢れる家族

 

けれど幸千代は幼いままに亡くなり

千姫の夫も死んでしまった

三十歳にして千姫は勝姫を連れて江戸へ

 

信心深く生きた姫・・・・・

享年 七十

 

おちょぼは 更に22年生きた