遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

ロシア敗北という幻想、今こそ捨てよ

2023-11-23 01:23:56 | ウクライナ全般
 プーチン大統領が、ウクライナへの全面攻撃を開始してから2年を迎えようとする中、自信がみなぎっている。期待されたウクライナの反転攻勢は、大きな成果を上げて同国政府が強力な交渉カードを握るという状況には至っていないと、WSJ。  メディアが報じるのは中東情勢の混乱を巡るニュースばかりで、米国では超党派のウクライナ支援が議会の対立と機能不全によって頓挫!  プーチン氏には時間が味方していると信じるだけの理由がある。前線では、消耗戦の様相を呈している戦争にロシアが敗れつつある兆候は見られない。  ウクライナとの戦争に対する民衆の支持は堅固なままであり、プーチン氏に対するエリート層の支持も崩れていない。  一方、ロシアへの制裁と輸出規制はそれほどの成果は上げていない。ロシアの軍事工場は生産量を増やしている。  ロシア経済の運営を担うテクノクラート(技術官僚)たちは、耐久力や適応力を備え、機略縦横であることを証明した。サウジアラビアとの緊密な協力関係もあって上昇した原油価格は、ロシアの国庫を再び満たしつつある。対照的にウクライナは、西側諸国からの資金提供に大きく依存。  プーチン氏は、戦争を終わらせなくてはならないというプレッシャーを感じてもいなければ、戦争を事実上永続的に続ける能力があるかを心配してもいない。  西側諸国の指導者たちは前例のない難題に直面していると言える。  今こそ、ロシアの「ならず者」政権に対する圧力を高め、それを維持する長期的な戦略に移行すべきだと、WSJ。 . . . 本文を読む
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揺らぐ米国のウクライナ支援、欧州が役割拡大

2023-11-21 01:23:56 | ウクライナ全般
 米議会は2024会計年度(23年10月〜24年9月)の予算案をまだ策定しておらず、9月末に11月17日までのつなぎ予算を成立させて政府機関の閉鎖を回避していました。その期限が近づき、再延長が必要になっていて、つなぎ予算を審議。  ウクライナ軍が目立った戦果を上げられない中、国際的な関心はイスラエルとハマスの紛争に移っており、米国のウクライナ支援策は議会で足止めを食っている。  下院共和党は、ウクライナ・イスラエル・台湾向けの支援パッケージのうち、イスラエル向けの資金のみを拠出することで合意した。だが米議会は16日、いずれの国への支出も承認しないまま2週間の休会に入った。  米国が新たな支援策を承認しなければ、ウクライナがロシアとの戦争で形勢不利になりかねないとの懸念が高まる中、欧州各国は支援強化に動いていると、WSJ。 . . . 本文を読む
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>米のウクライナ支援論争、同盟国の不安招く

2023-10-04 01:33:55 | ウクライナ全般
 米国内の政治闘争や大統領選挙に向けた発言がウクライナの戦場に暗い影を落としていると、WSJ。  ウクライナの反転攻勢は、米国から提供される装備や訓練、機密情報に依存している。ジョー・バイデン米大統領は、ウクライナへの支持を高めロシアに制裁を科すための世界的な取り組みを主導してきた。  だが今は、ドナルド・トランプ前大統領をはじめとする共和党員を中心に、自国のウクライナ支援を批判する米政治家の数が増えつつあるのだそうです。 . . . 本文を読む
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ウクライナ軍装甲車、ロシア防衛線を突破

2023-09-24 01:33:55 | ウクライナ全般
 ウクライナ軍が南東部でロシアの主要防衛線を装甲車で突破した。3カ月半に及ぶ反転攻勢ではウクライナはロシア軍の占領地域を二つに分断することを目指しており、重要な節目となると、WSJのジェームズ・マーソン。 . . . 本文を読む
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ウクライナ戦争、来年に目を向け始めた西側諸国

2023-08-17 01:33:33 | ウクライナ全般
 ロシア軍に占拠された領土を奪還するために現在展開されているウクライナの軍事作戦は、まだ何カ月も続く可能性がある。しかし、西側諸国の軍事戦略家や政策立案者は既に来年春の攻撃態勢について考え始めている。  侵略したロシア軍の排除を目的とするウクライナの戦闘に長い時間がかかる公算が大きいとの認識が深まっていることを反映していると、ダニエル・マイケルズ  WSJ・ブリュッセル局長。 . . . 本文を読む
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米露が秘密協議「プーチン追放」の可能性

2023-08-08 01:33:55 | ウクライナ全般
 米国とロシアが「停戦」をめぐって秘密協議をしているとの情報があると、元東京新聞の東京新聞らしくなかった長谷川幸洋氏。  ロシアは兵器が枯渇しつつあり、北朝鮮のほか、イランや中国からも調達しようとしているようだ。  プーチン大統領の、最終章の幕が下りつつあるのか。  こうしたなか、米国とロシアが「停戦」をめぐって秘密協議をしているとの情報があるのだと。 . . . 本文を読む
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ウクライナが、TPP加入へ

2023-07-14 01:38:58 | ウクライナ全般
 ウクライナは、1991年12月に旧ソ連が崩壊した後、旧ソ連体制から脱却するために北大西洋条約機構(NATO)加盟や欧州連合(EU)加盟を目指した。  NATO加盟には極めて高いハードル(加盟国がロシアから攻撃されると加盟国はロシアを相手に戦争をしなければいけないという集団的自衛権)があり、これまで何度も政治課題になりながらもドイツ、フランスらの反対で頓挫してきた。  また、EU加盟には、民主主義、法の支配、人権や少数派の保護といった高いハードルがあり、当時のウクライナでは無理だったし、EU側もロシアを刺激しないように、ウクライナの要請を却下したと、元内閣参事官・嘉悦大教授の高橋洋一氏。  2019年 2月ウクライナ議会は憲法を改正し、EUとNATOへの加盟を目標として明記したのだそうです。 . . . 本文を読む
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ハイテク戦争の新時代が始まった 戦争の未来、ウクライナの戦場からの教訓

2023-07-11 01:31:02 | ウクライナ全般
 ウクライナでの戦争は、今後数十年間にわたって、戦闘というものの理解に大きな影響を及ぼすことになると、英エコノミスト誌。 . . . 本文を読む
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反攻のウクライナ、クリミア射程圏まで領土奪還後の停戦交渉を計画か

2023-07-02 01:33:55 | ウクライナ全般
 米紙ワシントン・ポストは6月30日、ウクライナが大規模な反転攻勢でロシア軍から南・東部の広範囲にわたる領土を今秋までに奪還した上で、プーチン露政権との停戦交渉を年内に始める計画を立てたと報じたのだそうです。  ゼレンスキー大統領はこれまでプーチン政権との交渉を拒否する姿勢を強調しており、大きな方針転換となると、読売。 . . . 本文を読む
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ウクライナに新幹線導入構想 ロシアの影響力排除

2023-06-28 01:33:33 | ウクライナ全般
 ロシアのウクライナ侵攻は、ウクライナ側の反撃や、ロシア側の国内でのワグネルの反乱騒動で揺れていますが、停戦の目途は見えていません。  そんな中、戦後の復興についての話題がチラホラ散見されるのは、トンネルの出口の光が見えるかの様な希望の光が感じられますし、備えも必要ですね。  6月16~18日の先進7カ国(G7)交通相会合に、ウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相が参加され、「新幹線」整備による復興の意向を示されたと産経。 . . . 本文を読む
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ウクライナが、ロシア軍に対する反転攻勢を開始

2023-06-13 01:33:55 | ウクライナ全般
 ウクライナ軍はロシア軍に対する反転攻勢を開始したと、WSJ社説。  米国製の歩兵戦闘車「ブラッドレー」とドイツ製戦車「レオパルト2」を使って、ロシア軍の戦線を探っている。ロシアは、十分に武装した歩兵を配置した何列もの塹壕(ざんごう)やコンクリート障壁によって、手ごわい重層的な防衛線を構築。  攻防の展開を解説しています。 . . . 本文を読む
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ウクライナ軍が反攻開始、プーチンはノルマンディー上陸作戦のヒトラーと同じ轍を踏む

2023-06-09 01:33:55 | ウクライナ全般
 ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は5日、「いくつかの地域で攻撃的な行動に移行している。(東部ドネツク州の激戦地)バフムート方面は依然として敵対行為の震源地だ。そこでかなり広範囲に行動し、前進している。支配的な高台を占領している」と述べたのだそうです。  「敵は防御に徹し、陣地を保持しようとしている。南部で敵は守勢に回っている。局地戦が続いている。ロシアが積極的に反攻の情報を流している理由はバフムート方面での敗北から注意をそらす必要があるからだ。」と。  ウクライナ地上軍のオレクサンドル・シルスキー司令官のテレグラムチャンネルによると、突撃旅団の戦車が敵陣を破壊し、バフムートに向かって「われわれは前進を続けている」という。  国際ジャーナリストの 木村 氏が、プーチンはノルマンディー上陸作戦のヒトラーと同じ轍を踏むと、今後の展望を解説していただいています。 . . . 本文を読む
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ゼレンスキー氏が語る反転攻勢 WSJが単独インタビュー

2023-06-06 01:23:56 | ウクライナ全般
 膠着・長期化の様相のプーチンのウクライナ侵攻。  G7広島サミットに乗り込んだゼレンスキー大統領は、会議の主役となり、G7首脳だけでなく、インドのモディ首相との面談も実現させ、各国の支援獲得への機運盛り上げに成功しました。  念願の防空力強化に向けた、F16戦闘機供与の獲得の約束も。 . . . 本文を読む
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ウクライナが「迎撃不可能」とされていた露軍ミサイルを連続撃墜

2023-05-23 01:33:55 | ウクライナ全般
 ロシアが「迎撃不可能」と豪語していた極超音速ミサイル、キンジャールをウクライナ軍が次々に迎撃、撃墜しています。  迎撃に使用されたミサイルは、自衛隊も使用するパトリオットで、落下した残骸から弾種はPAC-3CRI(廉価版PAC-3)だったと思われますと、数多 久遠氏(小説家・軍事評論家、元幹部自衛官)  しかし、筆者は、実際にパトリオットを含む防空システムに触れていた者として、このニュースに諸手を挙げて喜ぶことはできません。重大な懸念が2つあるからですと。 . . . 本文を読む
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ウクライナへのF16戦闘機供与 米国が第三国供与に応じるのは時間の問題

2023-05-20 01:23:56 | ウクライナ全般
 G7広島サミットでは、ロシアのウクライナ侵略に関し、米国製F16戦闘機のウクライナへの供与の是非をめぐる各国の対応が焦点の一つとなっていると、産経新聞東京本社編集局副編集長兼外信部編集委員の黒瀬悦成氏。  バイデン米大統領は慎重姿勢を維持してきたが、スナク英首相はサミットに先立ちオランダとウクライナへの戦闘機支援に向けた「多国間連合」の構築で合意。  バイデン米政権が欧州との温度差解消へ動く公算が大きくなってきたと、産経・黒瀬氏。 . . . 本文を読む
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