遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

中国、日本と台湾に新年早々揺さぶり

2024-01-05 01:33:55 | 台湾海峡危機
 新年早々、中国が日本と台湾への威圧を強めている。沖縄県・尖閣諸島周辺で中国船が連日確認されたほか、2日には台湾本島上空を中国の気球が飛来した。13日の台湾総統選を前に、「台湾統一」の野心をむき出しにする中国への警戒感は増すばかりだと、評論家の石平氏。
 
中国、日本と台湾に新年早々揺さぶり 尖閣周辺に中国公船13日連続確認、台湾上空には気球 野心むき出しに増す警戒感 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2024.1/4

 新年早々、中国が日本と台湾への威圧を強めている。沖縄県・尖閣諸島周辺で中国船が連日確認されたほか、2日には台湾本島上空を中国の気球が飛来した13日の台湾総統選を前に、「台湾統一」の野心をむき出しにする中国への警戒感は増すばかりだ

 尖閣諸島周辺では 3日、領海外側にある接続水域で、中国海警局の船 4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。
尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは昨年12月22日から13日連続だ。

 
一方、中国の気球 4機が 2日に台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線を越え、うち 3機が台湾本島上空を飛来した。気球は観測用とみられるが、台湾国防部は「総合的な監視手段で綿密に動きを把握している」と表明。台湾当局者は、台湾側を心理的に揺さぶる目的もあるとみている。

 習近平国家主席は昨年12月31日のテレビ演説で、台湾に関し「祖国の統一は歴史的な必然だ」と述べた。習氏は昨年秋にも「わが国の領土主権と海洋権益を断固として守る」と述べ、海警局東シナ海海区指揮部を視察している。

 
評論家の石平氏は「国内経済も悪化する中、中国は対外的に強硬姿勢に出るしかない。習氏は昨秋も領土を譲らない姿勢を示した。今年は日台双方への挑発をさらに強めるだろう」と分析した。


 尖閣諸島周辺では 3日、領海外側にある接続水域で、中国海警局の船 4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認。
 尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは昨年12月22日から13日連続だと、石平氏。

 一方、中国の気球 4機が 2日に台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」である中間線を越え、うち 3機が台湾本島上空を飛来。
 台湾国防部は「総合的な監視手段で綿密に動きを把握している」と表明。台湾当局者は、台湾側を心理的に揺さぶる目的もあるとみているのだそうです。

 習近平国家主席は昨年12月31日のテレビ演説で、台湾に関し「祖国の統一は歴史的な必然だ」と述べた。習氏は昨年秋にも「わが国の領土主権と海洋権益を断固として守る」と述べ、海警局東シナ海海区指揮部を視察。

 石平氏は「国内経済も悪化する中、中国は対外的に強硬姿勢に出るしかない。習氏は昨秋も領土を譲らない姿勢を示した。今年は日台双方への挑発をさらに強めるだろう」と分析しておられる。

 国内の経済状況が悪化すると、人民の関心を国外に想定する敵に向けさせ政権を護るのは中国の指導者の常套手段。
 毛沢東の専制政治の失敗を、共産党の改革で、チャイナセブン(定年制)の集団指導体制を導入し、改革開放経済を推進した鄧小平の共青団派により、米国に次ぐ世界第二位の経済大国になった中国。
 
 その集団指導体制の定年制を破り、独裁体制を構築、共青団派を中枢から一掃し、毛沢東時代に戻そうとしている習近平。
 国共内戦で勝利したものの、国民党が台湾に逃げて統一できなかった毛沢東越えを目指したい習近平。
 
 石平氏が指摘されているとおり、台湾侵攻(同時に尖閣≒沖縄≒日本侵攻)を煽り人民の眼を国外に逸らす戦術が、今年一段と強化されることになりそうですね。

 日本の採るべき対策は、抑止力の強化ですね。抑止力の効果があってこそ、対話の効果が得られる。
 ウライナ、ガザの戦火が収まらない世界の分断。日中、日露の緊張では、日本の抑止力の強化が必須ですが、増税メガネと揶揄され揺れる岸田首相で大丈夫なのでしょうか。



 # 冒頭の画像は、習近平首席



  この花の名前は、ホソバテンジクメギ


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