中村硝子店は旧街道に面しているのですが、
ご覧のようにトタンの看板に遮られて屋根の下にわずかに見える
木組みから、歴史を感じられだけです。
それで前のシリーズでは描かなかったのですが、
今回は描くことにしたのです。
少しでも見えるならば、描き残しておかないと
いつ無くなってしまうか分からないという危惧があるからです。
このブリキにペンキを塗った看板を取り除いて
木製の手を掛けた看板にしてくれたら
お店の雰囲気も、通りの雰囲気もとても良くなると思うのですが、
行政も新しい箱物には予算をふんだんに使いながら
古き良き物への配慮はなされません。
後になって失った物の大事さを悟っても取り返すことは出来ないのに・・・・