千成ホルモン焼き店はさほど歴史ある建物と言うことではありません。
おそらく戦後になってからの建築ではないかとも居ます。
この店構え、扱う商品の種類、どぎつい看板や旗指物、
戦後の新橋辺りの飲み屋を彷彿させる懐かしい店構えです。
私の学生時代、新橋のガード下にはこのような店が軒を並べていました。
秋になると松茸を山のように積み上げて、一本そのまま焼いて客に供します。
学生の私にも気軽に食べられる安直な酒の肴でした。
カストリのハイボールで熱々の焼き松茸を頰ばる、なんてことを良くやったものです。
千成屋さんには入ったことはありませんが、
そんな戦後の時代を思い出させてくれるお店です。