この家ははじめは隣の河内屋旅館の一部かと思っていましたが、
別のお宅でした。
黒板塀に囲まれていて玄関の屋根はむくり屋根になっています。
むくり屋根の玄関は昭和の初期に流行った建築様式で、
私の生まれた家もむくり屋根の玄関を構えていました。
今は大工の腕が落ちたのか、建築費を節約するためか、
こうゆう優雅な曲線の屋根は民家ではあまり見られなくjなりました。
むくりの曲線は暖かく柔らかな感じになります。
むくり屋根の反対はそり屋根でこちらは城郭や寺院・神社などに
多く見かけます。
反り返っていると、人間も同じですが威張っている、お高くとまっているという
感じになります。