田中米店も前回のシリーズに登場しています。
米屋さんという商売はなかなか大変なご商売だと思います。
私の高校時代の友人で米屋の息子が居ましたが、
その大変さを良く聞かされました。
商品が重いから配達というやっかいな作業が伴う事、
食べ物の趣向が変化して米の消費が減少していること、等々です。
戦中戦後には米の配給制度があり、米は登録した店から政府が決めた量を
売って戴くという殿様商売だった時代が長く続き
米屋はのんきに商売をしていられた時代がありました。
そんな殿様気分が営業努力を忘れて売ってやると言う気持ちになってしまったのも
米屋が衰退した理由の一つかも知れません。
田中米店さんがそんな殿様商売をしていたという事ではありません。
今でも営業を続けていると言うことは、消費者の気持ちを思って
まじめな商売をしていたからでしょう。
今後も頑張ってお米屋さんを続けて欲しいものです。
そしてこの家も大切に保存して戴きたいです。