絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

旅支度

2005-09-15 11:25:54 | Weblog
今夜からしばらく旅に出ます。
パリ往復のJALの航空券、パリと南仏を往復するAFの航空券、それとAVISのレンタカーの予約券、国際運転免許証、パスポート、キャッシュカードと現金少々、衣類、土産、etc.
宿は現地で飛び込みで見つけます。
農家民宿とか、田舎の寒村で夫婦だけでやっている星無しのホテルとか、、、
行き当たりばったり、日が陰ってきたら宿探しをして、だめなら車でも寝られますからね。
10日あまり、フランスとイタリアを気儘にドライブしてきます。

                               2005/9/15

日鼻岬 M8 油彩画

2005-09-15 11:15:17 | Weblog
三宅島の日鼻(ニッパナ)岬です。右上にある三角形の溶岩のかたまりが人の鼻のように見えるからついた名前でしょうか?
このあたりは、火山性ガスの高濃度地区です。
私が写生した辺りは海からの風にガスは吹き払われるためか、亜硫酸ガス特有の喉をヤスリでこすられるような刺激は感じませんでした。
でも、立木は白骨のようになって立ち枯れています。
何故か低木は元気なんですが、、、、
近景はあくまでクリヤーに、遠景はうっすらとかすんで見え、地球の丸さを体験できる感じでした。

                          2005/9/15

花オクラ

2005-09-14 06:20:40 | Weblog
オクラは、若い実の莢と中の種を刻んでネバネバした食感を楽しんだりする、割と新顔の野菜です。
我が国には、ネバネバした食べ物は精がつくと言う信仰的な考えもあるようです。
納豆、とろろ芋、昆布、・・・確かに身体には良いものばかりですね。
花オクラは、花は食用のオクラを一回り大きくした色も形もそっくりなものですが、莢は形も寸胴で、その身に纏った棘は強力です。
私が種を貰おうと莢を手で摘み取ったら、目に見えないような棘が皮膚に潜り込み、当分痛痒くて往生しました。
まるでガラス繊維かアスベストが刺さったような感じです。
こんな凄い防衛機能を持った植物をよくも食用になるまで改良したものだと、人間の食への貪欲さに感服しました。

                           2005/9/14

美人の画友

2005-09-14 01:00:50 | Weblog
私は面食いだから、女性のお友達はみな美人さんばっかりです。
その中でもこのIさんは飛び切り?の美形です。
Iさんが個展をやっているので拝見に行きました。
作品もさることながら、もしかして、Iさんも面食いなのかもしれないと思いました。
聞くところによると、女性の方は自分より容貌の劣る人をお友達に選ぶ傾向があるんだそうです。
そうすれば自分が引き立ちますからね。
でも、この場合、Iさんの個展を見に来ているご婦人方の方がどう見ても引き立て役は勤まらないのでは、と思うのです。
そんな訳で、私は絵と美人のお客さんの両方を楽しませて貰えました。
Iさん、個展開催おめでとう!  ・・・ちょっとわざとらしいですかね?

                         2005/9/14

沖原の岩海岸

2005-09-13 20:50:54 | Weblog
三宅島坪田にある岩礁の美しい海岸です。
縦線を構成するものが何もないから、M10号の横サイズで描いてみました。
縦の動きは岩礁にぶつかって砕け散る波飛沫だけです。
岩礁の複雑な凹凸の変化は、パレットに固まりかけている古絵の具を活用しました。立体感と複雑な色の変化を期せずして古い絵の具が巧いマチエールで作り出してくれました。
パレットはきれいになるし、絵は思わぬ効果で良い感じに仕上がってくれました。
残暑に立ち向かって汗まみれで頑張った甲斐があったというものです。
絵描き冥利に尽きるなぁ! なんて自己満足しています。
今夜の焼酎は、はかが行きそうです。 (^_-)-☆

                            2005/9/13

大路池(三宅島)

2005-09-13 06:19:20 | Weblog
大路池は三宅島坪田にある大きな池です。
色が様々に変わるそうですが、私が訪れた時はエメラルド色をしていました。
友人Kさんのリクエストで、アカコッコ館から見た大路池を描いてほしいとのことでしたが、アカコッコ館からは立木に遮られて、ほとんど見ることが出来ず、館のレンジャーをしているYさんに池の全貌が見える場所を教わって描いたのがこの絵です。
Kさん、気に入ってくれるかなぁ?
【油彩・M8】

                           2005/9/13

秋の訪れ

2005-09-12 11:24:50 | Weblog
もう、何世代目かになった我が家の鈴虫が、ようやく、か細い声をあげ始めたのは10日前頃からです。今では羽の摺り合わせ方もベテラン風になってきました。
縄張りを確保させるためにそこ此処に経木を立ててやっています。
鈴虫とか松虫とか、涼を呼ぶ涼やかな声をかき消すように隣家の立木から、ギーギーというよそ者の虫の大音声が遠慮もなく襲いかかります。
キリギリスやクツワムシもかなり騒がしい鳴き方ですが、隣のギー君に比べたら大人しいものです。
冷房が嫌いな私は窓を閉め切るという訳にはいかず、外来昆虫の立てる騒音に耐えるこのごろです。

                               2005/9/12

ホタルの飼育(1)

2005-09-12 06:19:00 | Weblog
水槽の中に見えるゴミみたいなのがホタルの幼虫です。
ホタルは幼虫も夜行性なので、大部分は素焼きの鉢の欠片のしたに潜んでいます。
この水槽に80匹の、幼虫が居ます。
餌はタニシで良いようで、潰して殻を取ったのを入れておくと、幼虫が群がってきて凄まじい食欲を示します。
食べ残しの餌は翌朝取り除きます。水の汚れるのを防ぐためです。
餌は三日に一度程度与えればいいようですが、水が汚れると酸欠を起こし全滅する危険があるので、水換えは欠かせません。

                            2005/9/12

アカコッコ

2005-09-11 06:23:11 | Weblog
この鳥がアカコッコです。油彩SMというサイズで描きました。
三宅村のシンボルバードになっています。
ツグミ科で雀より二回り位大きい綺麗な鳥です。
国の天然記念物に指定されていますが、割と良く見かけられます。
高い木の上とか高空を飛び回るというのではなく、地面近くや家の屋根程度の高さを行動範囲にしているから遭遇する機会が多いのだと思います。

                           2005/9/11

三宅島の漁船

2005-09-10 06:40:15 | Weblog
三宅島の金丸と言う漁船です。
三宅の漁船はマストより高い竿を船体中央に立てて居るものが多いのですが、、この舟は割と小型で長い釣り竿は立てていません。それに船員が4人も乗っていました。トロールはしない舟のようです。
漁業専門なのかも知れません。
三宅の舟は、遊漁船をかねたものが多いためか、長い竿を中央に一本、左右に寝かせて二本持っています。左右の二本は沖に出たら船体から斜めに突き立てて、3本の竿でトロールをするのです。
カジキマグロとかの大物を狙って居るのです。
金丸は漁協の組合長の持ち船です。組合長は3艘保有していますが、全部同じ金丸という船名です。第一とか第二とかの区別無く平等に金丸だけです。
三人の息子に皆同じ太郎という名を付けたみたいなものですね。
どうやって区別するのかなぁ?

                        2005/9/10

影三本巖

2005-09-09 05:56:02 | Weblog
私が三宅島を訪れたときは、湿気が多いためか晴れていても遠景がかすんでいて、三本巖も見えたり見えなかったりでしたが、夕日の時だけは、三本巖が影富士のようにシルエットで浮かび上がってくれました。
太陽がこんなに大きいのは私の心証で、デフォルメしてあります。
絵を描くという行為は、自然界の奥深い立体をキャンバスという限られた大きさの平面に写し取る作業ですから、小さなキャンバスにあたかも広大な自然が立体的に見えるようなテクニックというか、見る人の錯覚とかを利用した誤魔化しの表現をするわけです。
太陽を巨大化して描いても、色を誇張したとしても、許して貰えるのではないかと思っています。

                        2005/9/9

ユーパック

2005-09-08 21:10:10 | Weblog
ユーパックというのは、郵政公社つまり郵便局でやっている宅配便です。
お役所仕事というのは大抵の場合民間の仕事ぶりには敵わないものですが、ユーパックに関して、はかなり善戦していると、密かに応援していたのです。
その善戦しているカテゴリーの一つに伊豆諸島向けの宅配が有ります。
宅配業者だと、黒猫便の場合、朝出しても島に着くのは、翌々日です。
ユーパックなら、翌日には配達されます。帰路も同様です。
ところが伝票の日付を見て下さい。越谷から三宅向けは到着予定日が、何と4日後になっています。窓口の係員に明日着くのに何で4日後の日付なの?と聞くと、マニュアルにそう書いてあるから、との答えです。ではマニュアルを直せば?と言うと、ご意見があるなら、そこに投書箱があるから書いて入れてくれ。と言うのです。
三宅島でユーパックを出すと配達予定日はちゃんと翌日の日付になっています。
越谷のマニュアルは4日後だけど・・・と言うと、三宅の係員は、そのマニュアルは全島避難中のものです。との答えでした。
郵政公社には改善への意欲とか、民間の宅配便と張り合うというような気概はまるでないんですね。

小泉さんがいくら民営化と怒鳴ってみても、運営する人間は変わらないのだから、国鉄の民営化と同じ結果でしょうね。運転手も駅長も同じ人だからね。
赤字路線の廃止とかサービスの切り捨てはやっても、我々庶民にはちっとも良いことなんかやってくれないんだからね。
郵便局もきっと儲かる仕事だけに絞り込むに決まってるよ!

                      2005/9/8

富賀浜から三本嶽遠望

2005-09-08 07:59:27 | Weblog
富賀浜から三本嶽遠望(油彩・F4)
この絵は、水を買いに入った酒屋のご主人が教えてくれたポイントに行って描いたものです。ご主人は写真が趣味と言うことで、好ポイントを教えられたのです。
知らない土地に行って、普通の人に絵に良いポイントを聞いても、教えてくれるのは絵はがきのような景色の場所を教えてくれるのがせいぜいです。
見て綺麗な景色というのは整いすぎていて絵には向かない場合が多いのです。
自分の足で探すのが一番良いのですが、闇雲に動き回っても収穫は有りませんからね。
あらかじめ地図で見当をつけたり、ネットで観光協会とかのHPを調べたりと、準備はするのですが、この絵のように土地の人の助けを借りるのも良い方法です。

                         2005/9/8

葉鶏頭

2005-09-07 08:23:47 | Weblog
春日部の郊外を車で通りかかったら、燃えるような深紅の固まりが目に飛び込んできた。
深紅一色の見事な葉鶏頭だった。
車を降りて手入れしているおばさんに声を掛けてから写真を撮っていると、苗があるからあげる、と言って何本か引き抜いてくれた。
葉鶏頭の脇に葉ボタンが咲いていた。
私が、葉ボタンは綺麗な苗を買ってきても翌年は八重が一重になったりしてしまう。と言うと、おばさんが、だから良い花だけを残して、後は取り除いておかないと駄目だと教えてくれた。
園芸種は、ほうっておけば祖先帰りしてしまうのだ、と気がついた。
おばさんは、もうすぐ種が出来るから、今度通り掛かったら私が居なくても勝手に持って行って良いよ。と言ってくれた。
品の良い、姉さん被りがよく似合う人だった。
写真も葉鶏頭よりおばさんを写した方が良かったと悔やまれる。

                      2005/9/7

ルーフキャリーの強度

2005-09-06 07:26:11 | Weblog
展覧会に絵を出品するときは美術品搬送の専門業者に依頼するか、自分で運ぶかの方法がありますが、私は以前から自分の車の屋根に乗せて運んでいます。
展覧会場が上野の都立美術館ですから自宅から90分程度で運べるからです。
業者さんだと取りに来る時間に居なければいけないし、お金もかかりますから、自分で運ぶメリットは大きいです。
私が使っているSAABという車は専用のキャリーが有ります。
屋根にしっかり固定させる、うまい仕掛けがあって、加重制限は50kg、速度は100km/h以下にするよう取説に記載されています。
今まで乗り継いできたどの車よりもしっかりした構造ですから、おそらくその何倍かの負荷に耐えられそうですし、荷物さえ耐えられるならば速度もその倍出してもキャリーはびくともしないと思われます。
絵は風圧を受けるとキャンバス地が、バタバタするから絵の具が、ひび割れとか剥離を起すので絵を積んでいるときは、50km/h程度の速度が限界です。
私がヨーロッパのハイウエイを走るときは150km/hくらいでクルーズしていますから、SAABがその程度の速度には耐え得るキャリーを備えるのは当然なのかも知れません。

                             2005/9/6