遺伝子工学の先にあるもの 2008-08-26 | ペーパーバックス 今読んでいるペーパーバック、マイケル・クライトンの「NEXT」です。最先端遺伝子工学のもたらす近未来の話です。遺伝子治療の明暗。精子、卵子の商品化。遺伝子操作の結果で誕生した話の出来るチンパンジー。子供の宿題を手伝うインコ。特許をめぐって、遺伝子を狙われる家族など。ひとつひとつのエピソードは、荒唐無稽なコミックのような話ですが、こんな時代がすぐそこまで来ていることを感じさせます。読み物としては面白いのですが、ちょっと背中が寒くなる作品です。