Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

20世紀少年<第2章> 最後の希望

2009-02-17 | 日本映画(な行)
★★★☆ 2009年/日本 監督/堤幸彦
<TOHOシネマズ二条にて鑑賞>
「トヨエツひとりで解決できそうなんですが」

私は第一章より面白かったです。どうやら、原作10巻程度をまとめているようなので、はしょりまくっているし、繋がってないんでしょうね。私は原作を読んでいないのでわかりません。いずれにしろ、荒唐無稽ぶりがますますパワーアップしているのですが、そんなのすでに第一章からして無茶苦茶でしたからね。もうこれはありえない漫画世界と割り切ってみれば、何とかディテールの部分で楽しめます。

例えば、小池栄子のイッちゃってるところが怖いとか、ともだちランドで働くやつらの動きが面白いとか。「ともだち」の部屋の昭和グッズはよく集めたなあ~とか。まあ、話はどういう話か、大体わかればよろしい。って程度でしょう。全ては「ともだちが誰か」というところに集約されているわけです。「ともだちは誰か」で60億円もかけて、3部作作るなんて、本当に無茶苦茶で、別の意味で後世に名を残す作品になるかも知れません。

さて、オッチョを演じる豊川悦司が第一章以上においしいところをがさーっとかっさらっていきますね。ファンとしては、もうこれだけのために観ているようなもんです。彼の活躍ぶりを観ていると、オッチョひとりで解決できそうです。もうケンジくんは出てこなくていいよ、と現金なことを思いつつ映画館を後にしました。