うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

アメリカでのギボウシ人気

2010年01月18日 04時50分43秒 | ギボウシWeb直販コーナー

 世界の中では、アメリカでのギボウシ人気が一番高いようだ。続いてオランダ、イギリスの順だろうか。
 だからどうしたということでもないのだが、この国々では新品種の作出も盛んで発表もそれにならっている。そこでは交配とともに繁殖方法も組織培養(メリクロン)が主であり、一方、日本では株分けや種子繁殖が多い。その過程は外国では比較的オープンであり逆輸入も容易だ、日本の場合は国民性だろうが、一部愛好家が秘蔵し情報遮断したり、また高値でやり取りすることが見受けられる。多分、これは日本では江戸時代から連綿とつづいている園芸の盆栽文化などに見られる生活に根ざした国民感情が背景となっていると言えそうだ。たとえば、菊、万年青、えびね、椿などに代表されるように。
 ギボウシの場合、鑑賞の仕方として日本人は初夏や秋に咲く花をどうしても重要視するが、それに対し、海外では露地植えのマッス(群植)で大株の粗放状態を好み着葉時期の葉自体のフォルムやカラーを賞でるのだ。

 わたしの意見は、世界的に見てギボウシの自生地が日本では数量や品種数が過半数をしめており、しかも韓国・中国の北東アジア3国であることに、この日本人の島国根性が重なった故であると分析するが、よしあしは何とも言えないと思う。妙な表現になるが、原種の持ち出しと逆輸入が自由なアジサイやツバキと比べるとわかるが、ギボウシだけが植物市場として逆輸入のみのようで閉鎖的かなと感じる。日本にとってこんな社会現象は珍しいことのようにわたしは思う。

 次に挙げるように、ギボウシの世界ではアメリカギボウシ協会(AHGA)が毎年人気ベスト20を発表している。その選ばれるギボウシの特徴には、草姿がラフで大型のもの、色や斑の入り方が色彩豊かなもの、全般的にいわゆる派手好みの品種が好まれているようだ。
 ここ10年間の№1のリストは以下のとおりである。

 ○Hosta Of The Year○
  2009   H. ‘Earth Angel’
 2008   H. ‘Blue Mouse Ears’
  2007   H. ‘Paradigm’
 2006  H. ‘Stained Glass’
 2005   H. ‘Striptease’
  2004  H. ‘Sum and Substance’
  2003   H. ‘Regal Splendor’
  2002   H. ‘Guacamole’
  2001   H. ‘June’
  2000   H. ‘Sagae’

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