うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

キンランの画像です。

2011年06月10日 04時40分12秒 | ランドスケープデザイン

 これはキンランの画像です。果実を持ち、開花後、ほぼ一カ月経ています。
 先月上旬、タケノコを掘りに山に入ったときに、(ちなみにここは個人の持ち山ではなく、国関連の開発途中の敷地内で高低差30mほどの丘陵です)、草丈50cm以上はあろうかという、鈍い金色の小花をつけていてすっくと育っているのを見つけた。おもわず、これはなんだろうと、手元の持っていた唐鍬で堀り取ったものです。浅い考えではあったのだが、もしやと思い、帰宅後、野生植物の図鑑にあたったら判明したもの。この植物は絶滅危惧種に指定されているのだ。これは、困ったことであるが、わたしは売買の対象にするなどとは毛頭考えていない。また、元の場所に植え直すとしても、わたし自身の栽培の経験上、技術的には難しいものと思われる。
 この植物は、あらたに人工的に栽培しても、数年で衰弱してなくなってしまうものらしい。今となってはやむを得ないが、自前で栽培してわたしなりに経過を見てみよう。学問的には定説はなさそうだが、なんでも、ラン菌のほかにマツタケのように外性菌根が関係しているらしい。

 ところで、今はわが家の玄関で大型ビニールポット植えのオオキンケイギクの黄金の花々が満開できれいだ。この植物は、今は、数年前に特定外来植物に指定されていて栽培禁止だ。わたしがこの植物の種子を入手したのはランドスケープの業界で、‘ワイルドフラワー’ブームの頃、バブル景気、10数年前である。
 このケースではどちらも法律違反になり、社会に対する自己顕示欲旺盛な人々、中途半端な自然愛護心を持った人や、具体的な植物知識のない方々の指弾の対象になりそうだが、わたし自身の対応はその時に考えたい。

     
          
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