うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ある信条-後ろ向きの姿勢で前向きに歩く-

2011年12月31日 11時14分37秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
年末は、この南関東の当地ではどうやら厳寒の折節ながら天候も荒れずに終始してきて、いよいよ大晦日になった。この時期に、何かブログネタをと考えていたら、普段からわたしなりのひそかに思っていた人生上の信条?を書こうと思いついた。
 それは人生というものは 『後ろ向きの姿勢で前向きに歩く』 というだが、この言葉は世の偉人や有名人の言ったとされる箴言やことわざや誰かの受け売りではなく、いつの間にかわたしの心の裡に浮かんでいたものである。かれこれ30数年前からそう考えてきていた。
 わたしは、結果的に紆余曲折、波乱の多い生き方をしてきたわけだが、どうにかみずからの頭の働きと正直な気持ちで生きてこれたかもしれない。生の現実を出来得る限り受け入れたのちに、わたしにとってはどうかと問いかけて、物事の背景や事実関係を分析してから行動した。それゆえに多くの場合廻り道をしたが、結果論的にわたしは内容が濃くて豊かな経験を経ているかもしれないがおおむね既存の組織や他人真似を忌避してきたことになった。
 そこで、この言葉を確認するために、収録先を確認する意味であらためて当時のワープロで作成した「自分史」を取り出した。内容は自前の自分の煩瑣で野放図な生き方を整理したい、というアイデンティティクライシス(と言うらしいのだが!?)に基づいたもので、わたしが年齢44歳の作になる。A4判の98ページ。これは私家版の小冊子で、初版が平成9年12月13日、第二版が平成12年5月27日で身近な人達に提供したものである。
 
 わたしはもうすぐ62歳、客観的には65歳まで勤めて年金をもらう予定の年代。とはいえ、人は十人十色、人生的に会社定年後はリタイアなどと世間並みに素直に受け取れず、好きでやりたいことがあればやっていくつもりだ。もちろんこういうことは需要あってこその相手次第であり報酬が入れば御の字、タダでもそのことにこだわるのだ。
 とどの詰まり、わたしのようなこんな人間は世間では変人や天の邪鬼に位置するのだろう。
 来年度の抱負についてはこんな風に考えた。
 無償ボランティアについて。今年は、東北大震災時の日本赤十字の義捐金配分時の遅い行動に嫌気がさして、40回になろうかという永年の献血行為をやめた。たぶんわたしは、これからも日赤を経由しての寄付金集めには協力しないだろう。自覚のない役人あがりの輩に任せてはだめで、こういう場合はすべからく物心共その場ごとの直接的で即断即決的な行為に勝るものはない。
 地元の市の関係とかもあるが、機会があれば、仕事で得た専門領域とも言うべき草花の栽培指導やガーデン(ランドスケープ)デザインづくり、「ガーデニング教室」は状況次第で開催するつもり。もちろん、依頼や要請はいつでも大歓迎。
 ギボウシの直売は、なにごともなければ、販売規模(品種・数量)の拡大、庭園や商業施設へのディスプレイ用の大型鉢の増加、栽培方法の省力による単価値下げの努力をしていきたい。今までは、毎年、年に二回販売時期(開始)を設定していたが、それをやめ4月の上旬のみにする。売り時の旬というのを勘案した故である。その結果、売上増が見込めるのであれば、ギボウシのみの新たな苗圃確保も検討してみたいものだ。それから、いままで繁殖や栽培に試行錯誤をかさねてきた、結実するフェイジョア苗木の発売も企図したい。
 身近に生活の資を得る業務面では、これは今関係する会社にも役立つらしい資格だが、今年は、なんどもチャレンジしてきた樹木医か技術士の合格を狙いたい。それは来年早々の、夏の試験に向けての入念な受験勉強計画を立てることから始まる。
 金銭面は住宅ローンや会社設立に伴う身内への借金の返済計画だ。これを成し遂げなければ、わたし自身の壮大な信念である自立の人生の命題が完了しない。

 などと思ったりするが、これから先こんなわたしにとって、実は、モチベーション、根気を持続させて自分自身の怠惰な気持ちに勝つことは大変なことである。

 最後にわが故郷の近くにある、「東北大震災」 時の現場にひとりで行きたい。わたし如きが行ってどうなるものではないが、この悲惨な時空に立ち会ってみたいのだ。あえて言うならば、自分なりにこの肉体や五感でこの不幸に耐え得る範囲で、面と向かってみたい。はたして、心身とも持ちこたえられるかどうか分からないが・・・。

 後記: 年賀状書きはこの後にしますので、旧知の皆様はご容赦ください。

           
 
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