うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

土木現場と東北大学植物園と早春の句

2015年04月21日 06時32分21秒 | わたしの日常です。
先日の休日は仙台方面に行ってきた。所要時間は帰りで気仙沼まで高速バスでちょうど2時間半、¥1,800.である。
 行きは知人の車で、とりあえず、目指す土木現場に初めて行く。ここは松島湾に近くて、やはり復興がらみの道路建設の場所で、プラン的には種子吹付けに桜の植栽計画であるが、その提案がらみの現地踏査である。植栽的には掘り進むと軟岩の岩盤が出てくる難しい地盤である。防災土木工法を踏まえた高度な考えに立って樹種選定と植栽技術がもとめられる。この辺ではほとんど造園業界的には無縁ともいえる地域のようだ。わたしはそこでの判断を下したうえで、意見を出していくことがもとめられている。理解をしていただくためにまず口頭での説得まがいの話し方、それに紙や電子データ媒体による説明や表現能力が要るようだ。
 ここでは、ありきたりの技術者が陥る問われたら口を開くというWaitingの姿勢、消極性では対応しきれないだろう。まあ、さいわい、、わたし自身は文系出身で多少語彙量に自信があり、そして、あること(?!)から意識的に専門職としての技術者のプライドを持たないキャラでもあるが。

 その後は仙台市内に出て遊んでしまった。というのも時間が余ってしまったせいだが、やむを得ない。わたしは一般的に食べ物や乗り物にもともと興味がわかない。パチンコなどのギャンブルもしないし、まだるっこい。買い物で、お金を使うのも嫌だ。そこで思いもかけずに市内の定期観光バス 「るーぶる仙台」 に乗りわたしは青葉城の後裏林にある 東北大学植物園 に行った。
 園内では、300年以上も手つかずの自然林の中ともいえる2時間余り高低差のあるエリアを登ったり下ったりする。後で調べたら、なんと、80メートルもある。ここは モミーイヌブナ の極相林の群落らしい。珍しい植物や今が満開の 水芭蕉 や リュウキンカ、 翁草、 山吹、 エンレイソウ ほか、開花後の カタクリ、ショウジョウバカマ と、確か ザゼンソウ も、それにわが ギボウシ 自生の画像や話題は別の機会にしよう。

 ここで、草臥れて薄暗いベンチで句をつくる。句想はなんとなく無理やりだ、そこでの情景が浮かべばいいが、掲載する。

  ・林入りて 葉震いの風 踵止め

  ・木漏れ陽に みどり児のごと 若木起つ

  ・萌黄葉を サラダに盛ってうつつの舌
コメント
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