落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

フィルターワールド

2009年02月07日 | diary
携帯サイトのフィルタリングに遅まきながら各社取り組み始めたよーですが。

ぐりがたまに覗いてる個人ブログもフィルタリングの対象になってるらしく、閲覧できない記事がいくつかある。どこがいけないのかはよくわからないけどとにかく見れない。ぐりは18歳なんてとっくのとーに過ぎてるけど、サイト運営側に問い合わせると
「健全なサイト運営にふさわしくない言葉・表現が含まれている可能性がある記事はモバイル端末からは閲覧できない」
とゆー回答。「健全なサイト運営」ってなんだ?そもそも「健全」って表現が既にチョー曖昧なんですけど。
まあでもブログぐらい見れなくてもとくに困らないからいい。それに子どもにはインターネットなんか必要ないでしょってまえまえから思ってたし、現実にここまで社会問題化したら利用者側を年齢でフィルタリングするのも企業の責任だろう。機能的にはまだまだこれからなんでしょーが。
けど実際のところ、企業は子どもの教育問題なんか考えてやしないんだけどね。広告契約のことしか考えてないよ。世の中そんなもんよね。

話は変わりますけど。
ぐりは仕事柄よく調べもののために画像検索を使うんだけどあれもフィルタリングかかってんだよね。基準は検索エンジンによって違うしユーザーが解除設定できる機能を備えたサイトもあるけど、知的所有権を侵害する可能性の高い画像、(あまりにも)エッチな画像、グロテスク過ぎる画像は大抵はヒットしないようになっている。
フィルタリングされてふるいにかけられた画像だけでは資料として足りないことがあるので、かかった画像のサイトを遡ってアルバムページなんかに辿り着いたりしたら、まー出るわ出るわ、世の中にはこんな画像を撮りたい人間・見せびらかしたい人間・見たい人間がここまでおるんかいってむしろ感心するくらい、凄まじい画像がネットには氾濫している。人の知識欲?好奇心?野次馬根性?って底ナシね。とかなんとかいってそれをちゃっかり資料にお借りしちゃうぐりも同じ穴のムジナなんだけどさあ。
でも、かつてそういう凄まじい画像資料のために国会図書館やら大宅文庫に通った時代のことを思うと、インターネットってホント便利です。あのころはたかが画像集めに一日がかりでしかも結局無駄足なんてこともしょっちゅうだったもん。便利なだけに正しい使い方がわからない子どもには触らせるべきじゃないなと切実に思う。マジで無茶苦茶な情報満載ですもんねー。画像・動画に限らず。

念のために申し添えますが、ぐりにはとくにエッチ画像やグロ画像を好む趣味はありません(笑)。嫌いでもないけど(爆)。
仕事上、気味の悪いモノを再現しなきゃいけないことがちょいちょいあって、必要があってそういう資料を探してるときがあるだけです。ほんとだよー。
ちなみにいちばん不気味な画像が見れるのは医学系の海外サイト。こういっちゃあ語弊がありまくりだと思いますが、図書館なんかでも医学資料はガチです。さすがのぐりでもひと目見て二度と開けないページてんこもりの本とか、あるよー。


十一面観音石造。京都にて。13世紀のものだそーだ。