
庭の木の下にセミの死骸が横たわっていた
夏の雨を避けるように、木の下でその生涯を閉じたようです
しかし、亡くなったのは今日ではなく、カンカン照りの日差しを避けて木陰で亡くなったのかもしれません。
一説によれば、セミの一生は
7年もの間、地中で暮らして、世間へ出てからミンミン♪~ミンミン♪~~ と1週間程であの世へ行ってしまうようです。
儚いものです、平家物語を想いおこさせます
祇園舎の鐘の聲 諸行無常の響あり
娑羅雙樹の花の色 盛者必衰のことはりをあらはす
おごれる人も久しからず 只春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ ・・・・