

午後から、空模様が少し回復したので、福島潟へ年始に行ってきました。
当然、福島潟も一面の雪景色です。潟来亭から湖畔まで、かろうじて踏みつけた道がありました。
こんな日に、カメラを持って撮影に来たのは私だけかと思ったら、3名ほど同業者がおりました。
空模様が回復したと言っても、青空が見えたかと思うと、急に吹雪状態になったり、曇ったりと、めまぐるしい変化をしました。
まあ、めまぐるしい変化が、時として激的な風景を創りだすんですけどね。
福島潟で遭遇した吹雪は、吹雪というよりは地吹雪でした。
新潟平野は真平らなので、風が吹くと遮るものがありません。気温が下がった状態で、軽い雪が風にあおられると、視界があっと言う間にホワイトアウト状態に陥ります。
こんな状態になると、じっとして風が収まるのを待つしかありません。昨年の冬は、田圃道で、地吹雪に巻き込まれた自動車が動けなくなる事故が発生しました。地吹雪は、本当に怖いです。
下の2枚は、地吹雪状態を撮影してみました。視界がぼやーとしているのは、風に巻き上げられた雪が原因です。もっとも、本気の地吹雪はホワイトアウト状態になるので、写真にはなりませんが。
防寒対策として、肌着はハイテク肌着、上はダウンジャケットを羽織って、足元は長靴にスパッツをつけて行ったのですが、冷たい風には歯が立ちませんでした。
何せ、地吹雪を巻き起こすような風が吹くと、あっと言う間に体温を奪われてしまいます。
日が沈んだのを潮時に、引き上げました。

