マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

商品名

2011年01月22日 | 戯言






「電報」と言うと、今はもっぱら祝電とか弔電で利用されています。もしかすると、「電報?」と知らない人もいるんでしょうね。
もっとも、私の若い頃も、既に祝電か弔電が電報の代名詞になってはいました。

当時は、今のように電話がほぼ全世帯に普及していた訳ではないので、緊急の用件は電報で知らせる場合がありました。
特に急ぐ場合は「至急電報」と指定すると、速く配達してくれました。郵便で言う「速達」みたいなものです。

至急電報は「ウナ電」と言う別名がありました。至急電報自体(紙片)には、「ウナ」の文字が印字されていました。この「ウナ」が至急電報であることを現していたわけです。
この「ウナ」が何故に至急電報を表すのかは、結構有名な話です。
今の電報は、受け付けた後、配達する拠点まで送信する方法は、完璧にオンライン化されています。
初期の電報は、モールス符号を使って、受け付けた拠点から、配達する拠点まで有線で送信していました。
モールス符号ですから、文面を別とすると、その他の情報は可能なかぎり省略した方が送信するのに効率が上がります。
英語で「急ぎ」は「urgent」です。それで、至急電報の場合、頭二文字(UR)で略語を作ったようです。
モールス符号には英文と和文が存在します。英文モールス符号の「U」は、和文モールス符号では「ウ」と同じです。「R」は、おなじく「ナ」と同じです。これで、めでたく「ウナ」となるわけです。
この略語は便利なので、電報の文面自体でも、「ウナタノム」などの言い回しで、結構使われたようです。

で、やっと商品名です。
「ウナコーワ」と言う商品があります。これは頭に「ウナ」が冠されています。
先日、とある雑学の本で、メーカーが「早く効く」意味を込めて、商品名に「ウナ」を冠したと書かれていました。
これも有名な話のようですが、私はつい最近まで知りませんでした。略語を引用する世界は、すごく深いと感じました。


画像は、豊栄図書館へ隣接する稲荷神社の様子です。
図書館へ寄ったあと、ネコさんの姿を求めて参拝に行きました。でも、一面銀世界でネコさんの姿は陰も形もありませんでした。
スリスリしてくるサバトラのネコさんが気になるんですが、元気で冬を越して欲しいなと思っています。












コメント
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