レッドデータブックとは、ウィキペディアによると、以下の用に定義されています。
「レッドデータブック (Red Data Book、RDB) は、絶滅のおそれのある野生生物について記載したデータブックのことである。」
昨日、福島潟の自然観察に参加した時に、ビュー福島潟脇に作られたホタル池を見学しました。
ホタル池というのは、ホタルを復活させるために、人工的な水辺を作ってホタルの復元を目指しています。
昨日の見学会では、当然ホタルはいませんでしたが、人工的な水辺にはいわゆるレッドデータブックに記載された植物が10種類以上観察できました。
新潟市におけるレッドデータブックは、環境省が発行するもの、新潟県が発行するもの、そして新潟市が発行するものの3種類があるそうです。
レッドデータブックに記載された植物の説明を受けたのですが、「えっ、これがレッドデータブックに乗っているの?」と思うような植物がありました。
その一つが、下に掲載した写真の植物です。
ちょっと見、カタバミと間違えてしまいました。
この四つ葉の植物は、デンジソウ(田字草)という名前です。
名前の由来は、葉っぱを上から見ると「田の字」見えるからだそうです。
カタバミに似ているなどと暴言を吐きましたが、水生シダ植物です。
環境省のレッドデータブックではVU(絶滅危惧II類)、新潟県と新潟市のレッドデータブックではEW(野生絶滅)だそうです。
人工的な水辺で育てられていますから、まさしく野生絶滅なのでしょうね。
レッドデータブックに載っている植物は、華やかな植物ばかりではありませんね。
昨日、ビュー福島潟の売店で、福島潟に特化した植物図鑑が売られているのを見つけました。
今日、デンジソウを撮影に行ったついでに、購入してきました。
「福島潟の植物300種」、1,000円(税込)でした。
ちなみに、福島潟で見ることができる植物の種類は453種(2002年調査)と聞きました。
そのうち300種が掲載されていますから、通常見ることのできる植物は、ほぼ網羅されていると考えてよさそうです。
昨日の新潟市は、日本一の最高気温を記録しました。
今日も午前中は暑かったのですが、午後からは少し雲が広がりました。
ただ、それでも蒸し暑いことに変わりはありません。
上の写真は、午後の空模様です。