風雅
2013年07月16日 | 花

今時分、除草や枝打ちをしている様子を良く目にします。
以前、歩道脇の花壇を除草作業しているところを通りかかりました。
作業をしていた女性が「これは残して置いた方がいいかね」としゃべっている声が聞こえたんです。
その言葉が気になって地面を見たら、雑草に混じって、雑草とも言えるし、人が植えたのかも知れないとも思われる花が見えました。
まあ、請け負った作業ですから、気にしないで除草してしまっても、問題はありません。
だけど、そんな所に気をかけるのが、日本人かもしれないなと感じました。
写真は、先週末新発田市山あいの調整池近くの林で撮影しました。
オカトラノオの花です。
以前も撮影していたので、どうなったかなと様子を見に行ったのですが、何と回りは除草作業をしたようで、ドクダミの群落が刈り払われていました。
ところが、杉の木の根本に、写真のオカトラノオが一輪だけ咲いていたんです。
多分、草を刈り払った際に、敢えて残したのだろうと思われました。
一輪の雑草を残すとは、風雅な方もいるものだと、心意気を感じました。
撮影していたら花の上で何かが動いていました、カエルが虫を狙って花の近くへ登ってきたようでした。
カエルも、感謝していたかも知れません。

