マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

歴史散策----村上城址

2014年10月12日 | 散歩写真




昨日、息を切らしながら急な坂道を登っていたら、私よりも年配と見える方が息を切らす事無く、私を追い抜いて行きました。

私が登っていたのは、村上市にある村上城址に至る坂道です。
村上市は江戸時代には城下町でしたので、当然のことながら城跡が存在します。
そこは、臥牛山と呼ばれる山頂に築かれた、いわゆる平山城(私にとっては山城でしたが)です。
村上の平野部に、ぽつんと独立峰としてそびれる臥牛山は、私が見ても城を築きたくなる立地条件に感じました。

町屋の屏風まつりを見る前に、足が元気なうちに城跡を見ることにして、登りました。
山頂の標高は135メートルだそうです、市街地の標高が10メートルとして、125メートルを登ることになります。
案内書によると、山裾のスタート地点から山頂までは20分程度と書かれていましたが、まあそんなものでした。
ただし、つづら折りの道が続きますので、足元だけはシッカリとした支度をした方が良いでしょう。

山頂は、現在石垣の修理を行っているため、少し迂回する必要がありました。
本丸跡に登り切ると、目の前には村上の市街地が一望出来ました、下の写真がその眺望を撮影したものです。
ちょうどお昼時でしたので、お弁当を持ってきて、パノラマ景色を眺めながら、食べている人が多かったです。

山道を登りながら、江戸時代のお殿様は足が丈夫じゃないと務まらないなと思いました。
だけど、よく考えたら普段住んでいるのは山裾の御殿だから、めったに本丸へは登らなかったのではとも感じました。
江戸期の村上城主には、歴史の教科書へ名前が出てくる間部詮房というお殿様もいます。
江戸時代には、下の写真のように立派な石垣が築かれて、近代的な城郭となっていたようですが、少なくとも戦国時代には築城されていたとのことです。
現地の案内板には、中世の村上城を巡るコースも書かれていました。

山頂には桜の木が沢山植えられていました、春先桜が満開の時期に訪れると、もっと綺麗な景色を見ることができると思います。
ぜひ、来年の春にも訪れて見たいなと感じました。

リンクは、新潟県歴史博物館のホームページです。
明治初期の村上城を撮影した写真と、山頂からの眺望を撮影した写真を見ることができます。
本来、お城は軍事拠点ですから、本丸からの眺めを確保するために、木が植えられていなかったはずですが、写真からは木のないお城が確認できます。


























コメント
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