マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

村上×3

2014年10月15日 | 戯言





写真は、村上市の「町屋の屏風まつり」で市街地を散策している際に撮影したものです。

被写体は村上市にある、村上新聞の社屋です。
実は、ここを見た時に「見つけたぞ」と、思わず叫んでしまいました。

それには、理由があります。
先日、図書館で「地球の細道」(安西水丸著)という本を借りてきました。
著者が旅した旅風景を書き記したエッセーです。

その中に、村上市を旅したエッセーがありまして「村上は越後で一番城下町の面影を残している」というお題です。
エッセーに、こんな一節があります。

「村上新聞社」という新聞社があったので、その前に村上春樹をたたせて写真を撮った。
村上春樹に村上市、それに村上新聞社。
「村上づくしだ」
ぼくはそんなことを言った。
この時点で、ぼくたちは村上については何も知らなかった。
そしてその後知った村上のさまざまな事柄によって、ぼくはこの土地の大ファンになった。

この一節を読んだ後に、私は村上を訪れました。
エッセーが書かれた時期が何時なのかは分かりませんでしたが、まさかエッセーに書かれていた新聞社の実物を見るとは思っていもいませんでした。
村上春樹氏は、今年もノーベル文学賞の受賞を逃しました、もし受賞したらここでもう一度写真を撮って欲しいなと思いました。

村上を散策してみると、安西さんが村上の大ファンになる気持ちが良くわかります。
なお、安西さんは今年の3月に鬼籍に入られました。


コメント
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