マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

探偵を取り巻く女傑

2017年03月13日 | 散歩写真



Is she his lover?
「恋人?」


昨日の、ポワロ続きです。

ポワロにとってヴェラ・ロサコフ伯爵夫人といえば、シャーロック・ホームズのアイリーン・アドラーのような存在でしょうか。
それで、ポワロシリーズには、何回か登場しています。

初登場は『二重の手がかり』で、次が『ビッグ・フォー』、そして『ヘラクレスの冒険』内の『ケルベロスの捕獲』だったと記憶しています。
『名探偵ポワロ』で『二重の手がかり』を見た時、何か昼下がりのメロドラマを見ているような作りだったので、少し違和感を感じました。
彼女は、本の中では中々の女傑のような立ち位置だったので、違和感を感じたのだと思います。
ビデオの『ビッグ・フォー』でも当然登場すると思っていたら、こちらではカットされていました。
まあ、あのビデオの脚本は、原作をかなり変更していたので、話の流れ上登場させられなかったのかなと感じました。

それでビデオの『ヘラクレスの難行』はどうなるのかと思ったら、今度は登場しました。
本では、ロンドンのチューブ用のエスカレーターで行き違いでしたが、ビデオではスイス山中のホテルへ向かうケーブルカーに変更されていました。
こちらでロサコフ伯爵夫人を演じていたオーラ・ブレイディの方が、本の中での伯爵夫人と性格が合っていたように感じました。
ただ、ビデオの方も、最後の方はいささかメロドラマ風にはなってはいましたが。

よくポワロの年齢が話題となるのですが、初登場の『スタイルズ荘の怪事件』の記述から推測すると、この怪事件時点で彼の年齢は60歳前後と想定されます。
となると、ロサコフ伯爵夫人との関係は、老いらくの恋だったという事になります。
まあ、老いらくの恋というよりは、女傑に対する尊敬の念の方が正確なのではとも感じます。
余談ですが、原作のロサコフ伯爵夫人には息子がいることになっていましたが、ビデオでは娘に変更されていました。
でも、これがクライマックスを面白いものにしていました。


名探偵(シャーロック・ホームズとエルキュール・ポアロは)はどうして独身なのか不思議ですが、こういう探偵の奥さんは、誰も勤まらない可能性が大かな。

写真は、日曜日に『月岡わくわくファーム(新発田市)』で撮影しました。
ここで飼われているウサギさん達の写真です。
冬の間は、八百屋さんのコンコースにある各人の檻で過ごします。
春になると、大きなウサギ小屋に移動します、もうすぐその時期が来ます。
きっと彼らも、春の到来を楽しみにしていると思います。


コメント
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