マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

とうちゃこII 後編

2017年06月20日 | 散歩写真




Do not smoking.
「喫煙厳禁」


「私達、行き先が決まっているわけじゃありませんよ」
私達の前を3人組(年配の男女と中年の男性)が歩いていたんですが、その中の女性が私に言いました。
私は「皆さんの後を付けている訳ではありません、行きたいところがあるので歩いているんです」と説明しました。

とうちゃこII、後編です。
日曜日、樽が橋遊園(胎内市)で昼食を取って、正平さんの足跡を巡った後、今度はシングルトン記念公園へ向かいました。
「にっぽん縦断 こころ旅」でも、この公園が最終的な目的地です。
正平さんたちは、樽が橋遊園の近くにある橋を渡って、胎内川右岸の道を公園に向かったようです。
樽が橋遊園から、シンクルトン記念公園まで、車で15分ほどです。

シンクルトン記念公園は、石油やガスが自噴(と言ってもほんの少しですが)している所です。
歴史的な場所で、何せ日本書紀に越後の国から燃える水を献じた記録が残っているくらいですから。
明治時代になって、イギリス人のシンクルトンが近代的な油田開発を行ったので、公園名の由来となっています。

テレビでは、公園に向かう前に、一服しようというシーンがありました、公園内では
「タバコが吸えないから」という理由です、
下の写真で、地面からあぶくが出ている写真(2枚)あるかと思います。
これが公園内でタバコが吸えない理由です、地面の下からメタンガス(確か)が自噴しているために、火気厳禁になっています。
余談ですが、ガスの自噴を見せるために、わざわざ地面に水を撒いていました。
公園内にある、シンクルトン記念館の後ろに回ると、今度は原油が湧き出ている池があります、その名も油壷です。
写真のとおり、水の上は原油に覆い尽くされていて真っ黒です、当然強い油の臭いが漂っていました。
油壺の写真で、ほうきが写っていますが、これは池の原油を掃き集めるために実際に使っているそうです。
掃き集めた原油はどうするかというと、記念館の人が原油を燃やす実演をするために使っているようです。
写真にも写っていますが、土瓶の口に火がついていますが、それが実演の様子です。
ちなみに、記念館への入場は有料です、それで館内の見学はパスしました。
記念館の入り口から受付を見たら、正平さんの顔が印刷された特製クリアケース(NHKが取材先で配っているようです)が飾ってありました、6月8日にここを訪れたことが分かります。
その様子が巻頭の写真です、なお右側のサインは正平さんのではありません、こちらは戦場カメラマンとして有名な渡部陽一さんのサインみたいですね。

いやー、この日の公園は凄く込み合っていました。
私達が現地に到着したら、既に駐車場は半分以上満杯でしたし、後で見たらさらに車が増えていました。
車から出てくる人たちの多くは、私のように年配者が多かったので、多分テレビを見て訪れたのではと想像しています、テレビのチカラ恐るべしです。

普通の人は(失礼)、これで終わるところでしょうね。
しかし、私たちは正平さんが視聴者からの手紙を読んだ場所まで行く予定にしていました。
番組では、山間の池のほとりで読んでいたのですが、シンクルトン記念公園に向かう急な下り坂を通過した時、ナビの画面で右下の谷間に池が表示されていたので、場所はあたりが付いていました。
駐車場から記念館を正面に見て、右側の出口に向かうと、十字路になっています。
出口からまっすぐに舗装されていない道が、番組に出ていた池に向かう道です。
なお、こちらは農道なので、車の乗り入れはNGです、狭いので危ないです、歩きましょう。
大体10分ほど、軽い上り道を上がりきると、右側に池が見えてきます。
池の土手に放水路用のコンクリート橋があって、そこで正平さんは手紙を読みました。
下の方にある、池が写っている写真がそれです。
放送画像(6月8日撮影)と比較すると、結構植物がのびているのに気が付きました。

最初に書いた3人組ですが、やはり私達と同じように、池に向かっていました。
ただし、池の所在地を知っていたわけではないみたいでした。
で、私が「池に向かっているんです、皆さんも正平さんの番組を見て歩いているんでしょう」というと「そうだ」と返事が帰ってきました。
私が自身を持って「この先ですよ」と言ったら、お礼の言葉をいただきました。
私が滞在している間に、池に行ったのは、当方とくだんの3人組だけでした。

余談ですが、番組で写っていた、バラで囲まれたステキな喫茶店(禁煙みたいだったので正平さんたちは入らなかったですが)ですが、有名なところらしいです。
なにせ「胎内市 喫茶店 ばら園」で、一発検索ができましたから。
次は、その喫茶店を訪れて見たいなと思っています。

後編終了

































コメント
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