OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

東てる美シンドローム

2017-01-15 19:46:02 | 歌謡曲
町を出てから / 東てる美 (ポリドール)

今や大女優という立ち位置も確立した東てる美にトラウマを覚えるのは、きっとサイケおやじだけではないはず!? 

という推察をしておりますが、いかがなものでしょう。

それは彼女登場の衝撃が、あまりにも大きかったからで、それこそが昭和49(1974)年10月26日に封切られた日活ロマンポルノの大傑作「生贄夫人」における谷ナオミとの共演でありました。

もちろん件の映画は本格的なSM作品であり、劇中の東てる美は当時のアイドルの誰よりも可愛く、健気な佇まいであったにもかかわらず、小悪魔的な裸体、そして当然ながら演出では過激な責めが容赦無く、グリグリの縄に加えて、日本映画では初めてここまで描写された浣腸シーンの被虐の生贄が、その東てる美だったんですから、たまりません♪♪~♪
 
しかもっ!

当時の東てる美は、なんとっ!

現役の高校生だったという真相までも知らされては、歓喜悶絶しないほうが不思議でしょう。

既に皆様ご承知のとおり、とにかくSM趣味に覚醒していた若き日のサイケおやじですから、谷ナオミの妖艶な魅力の虜になると同時に、東てる美という闇の中の妖精に邂逅出来た悦びは、今も筆舌に尽くし難いものがあります。

そして、それは決してサイケおやじだけの気持では無く、忽ち世の男どもを夢中にさせてしまったわけで、続けてロマンポルノ諸作に出演すれば、それは必ずやヒットして、また雑誌のグラビアや他社のエロ映画にも登場する等々の活躍は、リアルタイムでオナペット・ナンバーワン!

という決定的な評価と人気を集めてしまったのですから、後に一般作品やテレビ出演が夥しくあろうとも、あの衝撃の浣腸シーンがその度に脳裏に蘇ってしまうのは、あまりにも素晴らしいプレゼントいう他はありません。

ちなみに東てる美はデビュー当時から谷ナオミの妹分と紹介されており、ある事情から谷ナオミのマネージャーだった山辺信雄に連れられて芸能界へ入り、そんなこんなの経緯から、その頃から三者は同じマンションに居住していたのですが、当然ながら山辺信雄と東てる美の関係は深くなり、結果的に谷ナオミが「恋人を東てる美に取られた」とマスコミに発表するという大事件がっ!

しかも驚かされたのは、そ~した内幕がありながら、昭和50(1975)年末に封切られた谷ナオミの主演作「新妻地獄」では、そんな三角関係を強くダブらせてしまう物語が展開されていたのですから、強烈至極!

そんな事情があったもんですから結局、昭和54(1979)年の谷ナオミ引退映画であった「縄と肌」に東てる美が登場しなかったのは理解出来るのですが、本音は今も悲しく、残念でなりません……。

閑話休題。

さて、そこで本日掲載したのは、その東てる美が大ブレイクした昭和51(1976)年に発売された、おそらくは歌手としてのデビューシングル盤で、ウリのA面「町を出てから」は作詞:山元清多&作編曲:大野雄二が提供した、如何にも当時の東てる美の持ち味のひとつであったアンニュイなムードも強く滲むスローなジャズ風歌謡曲ではありますが、正直、これがターヘの決定版……。

失礼ながら、音程の外れ方は言い訳の繕いようもありませんし、ノリの緩さはレイジーなぁ~んていう洒落たものではありません。

ただし、なかなか声質は清楚なキュートさとでも申しましょうか、サイケおやじは好きなんですよ♪♪~♪

CD化については未確認ですが、意想外に惹きつけられる魅力が提示されているような気もしていますので、機会があれば、皆様もお楽しみくださいませ。

ということで、東てる美、そして谷ナオミ、また日活ロマンポルノにつきましては、拙サイト「サイケおやじ館」にちょっぴりですが掲載してありますので、拙文リンクからご訪問していただければ幸いでございます。

たたじ、諸事情から、一部が閲覧しづらくなっている現状もあり、またそれを修正する時間も無いことから、何かとご不便をおかけ致しますが、よろしくお願い申し上げます。

あぁ……、それにしても今日は寒かったなぁ~~~(敬称略)。
コメント
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