■酔い待ち草 / 英亜里 (TRIO)
何故か……、昨夜は眠れずに、目が冴えきってしまったので、深夜の午前3時頃から布団を抜け出し、自室にて未整理になっていたシングル盤の山を分類していたら、思わずウッと呻いて、ますます意識を覚醒させられたのが、本日掲載のシングル盤ですっ!
なにしろ、これが英亜里の本格的な芸能活動も末期に近かった昭和57(1982)年に出された1枚で、しかも彼女の場合は圧倒的にコロムビア ~ CBSソニー系列でのレコーディングが多い中で、掲載盤はなんとっ!
今は無き、トリオレコードから発売されていたという、サイケおやじにとっては、その存在だけは風の噂程度に知ってはいたものの、現物を手にしたのは初めてという僥倖でありました (^^♪
で、肝心の収録A面曲「酔い待ち草」は作詞:さいとう大三&作曲:竜鉄也から提供されたスローテンポの正統派演歌そのもので、しかも何の衒いも無い京建輔のアレンジがあればこそ、しなやかで芯の強い英亜里の節回しと美声が楽しめてしまうという、実に真っ当な仕上がりなんですから、彼女のファンならずとも、昭和歌謡曲を愛でる皆様であれば、必ずや聴き惚れてしまうこと、請け合いの名唱だと思うんですが、いかがなものでしょう。
また、英亜里と云えば和装というイメージが固定観念だったんですが、このジャケ写に登場している彼女は洋装であり、ちょっと見には別人?
という印象もございましょうが、目鼻立ちの鮮やかな雰囲気は紛うことなき英亜里 (^^♪
おそらくはレコード会社を移籍しての新たなる出発を期していたのかもしれませんが、結果的に大きなヒットには至らなかった様ですから、このあたりの推察は、あくまでもサイケおやじの独断と妄想ですので…… (^^;
そして英亜里の主要音源は以前、コロムビア ~ CBSソニー時代の諸作はCD復刻されていたんですが、この「酔い待ち草」は、ど~なっているんでしょうか?
彼女のほどの天才歌謡曲シンガーであれば、未発表音源やテレビ出演時の映像も含めて、さらに突き詰めた再発・復刻が大いに待たれるところです。
ということで、「早起きは三文の徳」という事ではありませんが、やっぱり1日のスタートから自分にとっての喜ばしい出来事があったりすると、自然と気持ちもハイテンション♪♪~♪
寝不足のはずが、何時もよりも疲れを感じない気になっているんですから、自分の趣味は大切に、そして感謝を忘れてはならないのでしょうねぇ~~。
最後になりましたが、この素敵なシングル盤は先日落札出来た、某ネットオークションからの獲物でして、他に纏め売りされていたブツを整理していても、ここまで衝撃的な1枚はありませんでした。
しかし、だからこそ、纏め売りに出されているオークション品の魅力と申しましょうか、無駄遣いとは思いますが、射幸心を刺激されてしまうのは確かです (^^;
断捨離なんて、絶対にしないからなぁ~~~!