OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ゴールデン・ペアにはソーダ水が似合う

2017-08-21 20:46:08 | 歌謡曲
ソーダ水のむこうに / ゴールデン・ペア (日本コロムビア)
 
本日も女子プロレスネタなんですが、サイケおやじがそんな彼女達が出した歌の中でも特に好きなのが昭和53(1978)年に発売されたゴールデン・ペア=ナンシー久美&ビクトリア富士美のシングル盤A面曲「ソーダ水のむこうに」です。

クイーン・エンジェルスの稿でも触れましたが、当時の全日本女子プロレスはひとつの頂点にあり、人気絶頂のビューティ・ペア=ジャッキー佐藤&マキ上田と悪玉のブラック・ペア=池下ユミ&阿蘇しのぶの抗争で盛り上がっていたんですが、さらにファンをヒートアップさせるべく企画されたのが、このゴールデン・ペアとシルバー・ペア=赤城まり子&シルバーサタンが参戦するリーグ戦(?)みたいなシリーズ展開でした。

もちろん、ビューティ・ペアとゴールデン・ペアはベビーフェイスのストロングスタイル、一方のブラック・ペアは凶器攻撃も得意な反則技優先の大ヒール、そしてシルバー・ペアはテクニシャンでありながら、ダーティな試合運びも躊躇しないという、これがなかなかプロレス的な味わいが深いチームであり、しかもシルバーサタンは覆面レスラー!

その正体はビクトリア富士美の実姉だったそうですが、サイケおやじとしては確証が持てないので、実名はあえて記しません。

で、肝心のゴールデン・ペアなんですが、ジャケ写後ろ側に立つナンシー久美は説明不要、パワー派の美形レスラーでしたし、前位置のビクトリア富士美は空手の心得もある格闘技系のレスラーでありながら、当時は「女金太郎」とまで呼ばれた事もあった可愛らしさがありましたから、相当に人気を集めており、だからこそビューティ・ペアのような芸能活動を目論んでのレコードデビューも必然性あったのでしょう。

そしてもちろん、ゴールデン・ペアもビューティ・ペア同様、歌は決して上手いとは言えません。

皆様ご存じのとおり、実はナンシー久美はこれ以前に自身のソロデビュー曲として「夢見るナンシー」を出しているんですが、そこでも滲みまくった曖昧なリズム感が、この作詞作曲:小泉まさみ&編曲:馬飼野俊一が提供した「ソーダ水のむこうに」では良い方向へ作用したというか、なかなか素敵なアイドル歌謡ポップスになっているんですねぇ~~♪

ゴールデン・ペアは後にアップテンポのイケイケ歌謡「ミステリー・ラヴ」を局地的にヒットさせたんですが、サイケおやじとしては「ソーダ水のむこうに」がずぅ~~っと好きでしたので、この路線の楽曲を続けて望んでいたんですが、今や歴史とはいえ、冒頭に述べた軍団抗争の流れから、ナンシー久美は「アマゾネス軍団」、ビクトリア富士美は池下ユミが率いる「ブラック軍団」に加入する等々の反逆的(?)行動があっては……。

しかし、だからこそ、ゴールデン・ペアは輝き続き、この「ソーダ水のむこうに」が甘酸っぱい記憶を女子プロレスファンに刻んだんじゃ~ないでしょうか。

う~ん、女子プロレスの魅力って、そんなこんなの儚い眩しさにあるのかもしれません。

ということで、サイケおやじは一時期、女子プロレスラーのレコードを蒐集していたんですが、もちろん完遂はしておりません。

再度挑戦してみようかなぁ~~~♪
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困り事と朗報

2017-08-20 19:23:09 | Weblog

う~ん、いきなりPCソフトのアップデートが始まって、まだ終了しません……。

マイクロソフトも、何やってんだか、困ったもんですよ。

本日の1枚は、休載ご理解下さい。

で、しかし朗報もあります♪

本日放送された片山由美子様ご出演のラジオ番組からなんですが、プレイガールの故・沢たまきの持ち歌を、プレイガールのメンバーが新録音するCDが企画されているそうですよ。

これは大いに楽しみ!

以降、吉報を待つのみであります。

 

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君はクイーン・エンジェルスを見たかっ!?

2017-08-19 17:55:05 | 歌謡曲
ローリング・ラブ / クイーン・エンジェルス (CBSソニー)

このジャケ写からして、クイーン・エンジェルスは実力派ファンキー歌謡の人気者みたいな印象ですが、実は彼女達は立派な女子プロレスラーで、つまりクイーン・エンジェルスとは社会現象とも言える爆発的ブームを作りあげたビューティ・ペア=ジャッキー佐藤&マキ上田の後継タッグチームだったんですが……。

ご存じのとおり、件のビューティ・ペアが昭和54(1979)年2月に劇的解散した後、女子プロレスの人気は低迷したんですが、それでも根強いファンを惹きつけていたのが所謂軍団抗争であり、ビューティ・ペアの敵役だったブラック・ペア=池下ユミ&阿蘇しのぶを核として、ベビーフェイスのペアが幾つか登場し、中でもこのクイーン・エンジェルスはルックスとリズム感が抜群の人気コンビで、ジャケ写では右側がトミー青山、そして左側がルーシー加山♪♪~♪

もちろん、ここで「リズム感」と書いたのは、プロレスにおけるそれであり、例えばメキシコ仕込みと云われる空中殺法から立体的に試合を組み立てる構成は、それ無くしてはタッグチームとしてのコンビネーションが見せられないほどで、このあたりの魅力は同時期に登場したナンシー久美&ビクトリア富士美のゴールデン・ペア、あるいはちょっと後のラブリー・ペア=ミミ萩原&佐藤ちの、ヤング・ペア=ジャガー横田&塙せい子等々よりも、さらに女子プロレスならではの楽しさを満喫させてくれるものでした。

そして、その意味で、クイーン・エンジェルスは決して強豪チームではなく、殊更ルーシー加山のやられっぷりの良さは今も忘れられないというファンが大勢いるほどですから、本当にたまらない存在だったんですねぇ~~♪

もちろん彼女達はスタアでしたから、世界タッグのタイトルも奪った実績はあるんですが、それにしてもサイケおやじを含むファンが一番にシビレたのはセンスの良い水着の着こなしとか、試合前にリングで披露する歌でのアクションとか、そんなこんなを勘案して昭和54(1979)年に企画製作されたのが掲載したシングル盤A面曲「ローリング・ラブ」だったとすれば、作詞:石原信一&作編曲:あかのたちおが提供したのは、当時人気絶頂だったピンク・レディっぽいロッキンソウルなポップス歌謡なんですねぇ~~~♪

当然ながら、前述したプロレス的リズム感の良さが楽曲に活かされているのは言うまでもありません。

もう、ここだけで、その日の会場に足を運んだファンは熱狂していたわけですが、既に述べたとおり、試合では真っ黒な水着のブラック・ペアから徹底的に痛めつけられ、苦戦悶絶する彼女達の魅力は最高♪♪~♪

一般的な(?)プロレスであれば、最後の最後で一瞬の逆転フォールとか、瀕死の反則勝ちというパターンがクイーン・エンジェルスには適用されない事も度々だったんですが、だからこそトミー青山やルーシー加山が忘れられないという本音は拭い去れるものではありません。

ということで、女子プロレスラーが出したレコードは相当数あるんですが、やっぱり基本はアイドル歌謡ということで、レコードやラジオ等々で楽曲だけを聴くよりも、彼女の達の動くお姿に接してこその魅力や楽しみが増えるのは自然の摂理でありましょう。

中でも、このクイーン・エンジェルスは突出した存在であり、しかし実質的に残されたレコードは、これっきりなのが至極残念でなりませんっ!

音源復刻の状況も芳しくはない現在、出来ることならば、当時の全日本女子プロレスリングの試合会場で見せていた試合前の生ライブ映像を纏めて発売して欲しいものです。

もちろん、それはクイーン・エンジェルスだけじゃ~なく、ナンシー久美やミミ萩原という有名スタアレスラーの復刻企画との抱き合わせになる可能性が高いのかなぁ……? というような推測も易いところですが、一度でもクイーン・エンジェルスをご覧になれば、グッと惹きつけられる事は必定!

それこそが、女子プロレス永遠の魅力のひとつかと思っているのでした。
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果てない妄想

2017-08-18 14:46:11 | Weblog

北朝鮮の過激な挑発、そしてアメリカからの猛烈な脅し!?

これらは正気の沙汰とも思えませんが……。

そのおかげで儲かっている奴らがいるのは確かな現実です。

なにしろアメリカの最大の産業は戦争ですからねぇ~~~▼▼!▼

所謂「死の商人」が金正恩を唆しているからこそ、我が国も防衛予算が膨らむのは必至でしょう。

そのお金が、誰の懐に入るのか?

また、その一部が金正恩にバックされているんじゃ~なかろうか?

なぁ~んていう妄想が浮かんでしまいますよ、全く……。

例えそれが与太話でも、生真面目に取り上げてくれるワイドショウがあったら!?

まだまだテレビも捨てたもんじゃ~ありませんよ。

うむ、ここは空も山も綺麗です。

だからこそ、そんなこんなの憶測を書いてしまうのでした。

 

 

 

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週末 or 終末

2017-08-17 19:19:11 | Weblog

仕事のテコ入れで、明後日まで遠出してきます。

やるべき事は……、ひとつと分かっているんですが、気がすすまないなぁ……。

気合を入れないとなぁ~~~。

失礼致しました。

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夏は暑いからこそ、夏!

2017-08-16 18:22:17 | 歌謡曲
寒い夏 / 伊藤咲子 (東芝)

どうにも雨ばっかり降っている印象の8月だと思っていたら、今日のニュースじゃ~、やっぱり今年の8月は連日降雨を観測という異常事態だとかっ!?

もちろん、例年の如く、猛暑ばっかりじゃ~、苦しいわけですが、さりとて些か肌寒い夏ってのも、やりきれませんので、本日は伊藤咲子が昭和53(1978)年初夏に出したシングル盤A面曲「寒い夏」を取り出しました。

実はサイケおやじは、この「寒い夏」というシングル曲をリアルタイムでは印象に残っておらず、ヒットしていたという記憶も定かではないもんですから、当然私有のレコードは後追いゲットの中古盤であり、曲タイトルからして、これはシンミリした歌謡フォーク調にちがいないと思い込んで針を落としてみれば、なんとっ!

作詞:中里綴&作曲:和泉常寛が提供したのは、アップテンポの失恋負け惜しみソングで、しかも直居隆雄のアレンジが、どこかしら宝塚風歌曲調とでも申しましょうか、どうにも伊藤咲子のイメージとはズレているような……。

う~ん、今更ながらに考えてみれば、このシングル盤は彼女のアイドル時代では末期の頃の1枚ですからねぇ……、イメチェンを図ったのかもしれませんが、個人的には、いやはやなんとも……。

失礼ながら、所謂「寒い」という感じこそが、曲タイトルの狙いだとしたら、本当に寒いですよ。

このあたりは伊藤咲子の本当のファンの皆様からは絶対的なお叱りでしょう。

それはそれでサイケおやじは正直な気持ちで書いておりますので、虚心坦懐に覚悟を決めております。

ということで、現実の今年の夏は、やっぱり寒いということになれば、思いだすのが平成5(1993)年の日本の夏で、秋には米の大凶作となり、タイ米の輸入やら、国産米の買い占め騒動があったわけですが、今年はど~なるんですかねぇ~~?

ちなみに伝聞による噂ではありますが、件の平成5(1993)年晩秋から日本国民はタイ米に馴染めず、苦しんでいたというのに、同じ国内できっちり真面な米飯を食っていたのが、刑務所で懲役を過ごしている服役囚だったとか!?

もちろん、それは麦を混ぜた飯だったわけですが、麦が混ざっていたとしても、国産米が大部分ですから、刑務所内では看守や職員がタイ米を食っていることに納得しかねるという場面もあったそうですよ。

まあ、真相は闇の中ではありますが、刑務所内には不意の出来事に備えて食料や水が大量に備蓄されているそうですから、さもありなん!?

いゃ~、本当に世の中は分からないものです。

閑話休題。

ですから、有事も想定される現在の我が国において、平時でさえも食料自給率が良くない事を考慮すれば、先の事を見据えて、我々自身がそれなりの対策を講じておく必要があるように思います。

まあ、贅沢は敵だっ!

という気持ちが大切なのかもしれませんが……。
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変ることは難しく、しかし必要不可欠

2017-08-15 20:03:58 | Pops
時代は変る / ピーター・ポール&マリー (Warner Bros. / 東芝)

本日は終戦記念日……、というか現実的には「敗戦の日」なわけですが、それはそれとして、戦争という最高に愚かしい行為を止め、新しい出発を期した日という意味では、殉難された先人達を追悼する慰霊の気持で国民が前を向いていく、それを忘れてはならないと思います。

しかし、世界は……、殊更最近は我が国周辺が異常に緊迫した状況で、それもこれも北朝鮮の常軌を逸した軍事的挑発行動によるものですから、例え何と言われようとも、火の粉を払う必要は不可欠なんですが、それにしても穏やかに出来ないものか……?

これはサイケおやじだけの気持では無いはずで、とにかく北朝鮮という国は所謂家族経営でありながら、指導者の思考は完全に意思の疎通を欠いた時代遅れであり、邪魔になれば兄も叔父も殺害し、自分を助けてくれた側近を排除し、逆らう民は処刑するというんじゃ~、中世の封建君主と何らの変りもないでしょう。

しかも対外的に孤立化の道を邁進している現状に鑑みて、その解決策が核武装しか無いと決め込んでいるあたりは、まさにキチガイに刃物!

そりゃ~確かに、他国が原水爆を保有しているのに何故、自分達は持つ事を非難されるのか?

という疑問に不条理性はあるでしょう。

核保有国が大きな態度で世界を動かしている現実も認めざるを得ないところで、先日も国連で核兵器禁止の決議が出されながら、それに反対はせずとも、参加しないという国の多くが、既に核武装しているという茶番があるのは否定出来ません。

しかし、それでも核兵器を脅しの道具にして、相手を屈服させんとする露骨な行為を表立ってはやらないのが現在の世界情勢であり、何処だって北朝鮮を意図的に潰すなんていう目論見は結局、大した利益にもならないと分かっている現実を認めて欲しいものです。

あくまでも個人的な思いではありますが、孤立化して世界に敵対するよりは、分断されている民族をひとつに纏める方向にエネルギーを使うのが得策じゃ~ないんでしょうかねぇ~~~。

さて、そこで本日は、そんなバカ大将に聞いて欲しいという願いを込めて、ボブ・ディランが1963年に書いたメッセージソングの有名曲「時代は変る / The Times They Are a-Changin'」をピーター・ポール&マリー=PPMのバージョンです。

皆様ご存じのとおり、この「時代は変る / The Times They Are a-Changin'」は、古い考えなんて、若い世代には通用しないという、些か若気の至りみたいな歌詞かもしれませんが、ボブ・ディランには、もうちょっと多角的な思惑があったんでしょうか、一説にはケネディ大統領の就任演説にインスパイアされたと云われてはいるものの、とにかく夥しい歌手やグループにカバーされ、膾炙しているのは周知の事実!

掲載のシングル盤に収録されたPPMのバージョンにしても、初出は1964年ですから、ボブ・ディランのオリジナルバージョンと同時期に世界中でウケていたと思うのは、生硬実直で鋭い感じが強いボブ・ディランに対し、PPMはシンプルな中にも持ち前のハーモニーを駆使しながら、それでも意思の強さを分かり易く伝えようとするあたりに好感が持てる仕上がりなんですねぇ~~。

 さあ、皆集まれ
 何処をふらついていたって
 君達の周りには水嵩が増している それを認めよう
 もう直ぐ 骨までびしょ濡れになるだろう
 今に生きるならば
 救われるために
 泳ぎ始めるんだ
 石のように沈まないように
 時代は変るのさ

というのはサイケおやじの勘違い的ヒアリングなんでしょうが、そんなこんなが積み重なったボブ・ディランからのメッセージに一貫しているのは、煮詰まった考えじゃ~、時代の流れに取り残されるんだよぉ~~等々、しかし……、それじや~~、サイケおやじはどぉ~なんだっ!?

言い訳を繕う事も出来ないほど、OLDWAVE な体質にどっぷり、保守的なところは子供の頃から変わっていません。

ただ……、趣味の世界はともかくも、社会生活においては、自分なりに筋をとおすべく頑張って、嫌な時でも頭を下げる事に卑屈な態度は極力見せないようにはしているわけで、それを節操がないと批判されるのは何時もの事ではありますが、なんとかなっているのは周囲の理解があればこそと、感謝するばかりです。

ど~か、緊張極まる世界情勢の中、指導者各々は柔軟な思考で問題に対処していただきたいものです。

平和を強く祈念しております。
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ちょっぴり早い秋の歌、そして横山みゆき

2017-08-14 16:55:42 | 歌謡曲
秋止符 / 横山みゆき (キングレコード)

一応、お盆ということで、ちょっぴり早い秋の歌を本日は取り出してみました。

それが昭和54(1979)年秋にヒットした本日掲載のシングル盤A面曲「秋止符」でして、歌っている横山みゆきは同じ年にブレイクした河合奈保子、松田聖子、岩崎良美柏原よしえ等々のメガトン級のアイドル達の前では影の薄い存在になっていた感は確かにあったんですが、どっこいっ!

それでも、彼女達よりは、ちょっぴり大人っぽいセクシーさを滲ませる横山みゆきは、当時の高校生以上の野郎どもには人気がなかなかあったのも、これまた偽りのない事実だと記憶しているんですが、いかがなものでしょう。

実際、サイケおやじにしても、最初はテレビでちらっと見かけ、続いて「秋止符」という、些か湿っぽい歌が流行り始めた頃、掲載したシングル盤のジャケ写を実際に確認した瞬間、全く自分の好みにジャストミートの感性を刺激され♪♪~♪

それは木之内みどり系のルックスに加え、腋見せポーズがニクイばかり♪♪~♪

いゃ~~~、完全にサイケおやじにはツボだったんですよっ!

で、正直に告白すれば、件の「秋止符」という楽曲そのものは、それまでそんなに好きじゃ~なかったんですが、気持ちをあらたに聴いてみると、クラシック&ノスタルジックなアレンジもイヤミになっていませんし、スローで勿体ぶった内気なAメロからサビに入ると、ここでの甘え口調の節回しがテンポアップした曲展開には絶品の味わいなんですから、たまりません。

そしてその時になって初めて、この「秋止符」がサイケおやじが決して好きとは言い難い歌謡フォークグループのアリスの持ちネタであり、作詞:谷村新司&作曲:堀内孝雄が書いた、アリスとしての代表的なヒット曲になる名作か……。

なんとっ!

この横山みゆきのバージョンが流行っていた同時期、アリスが自らのバージョンをシングル盤で出し、横山みゆきを大きく上回るメガヒットにしてしまったというのは、意地が悪いと思うばかりですよ。

ちなみに両バージョンには、それなりに異なる味わいは確かにあって、それはアレンジの違いに要因があると思えば、横山みゆきのバージョンでは若草恵、アリスのバージョンでは石川鷹彦が編曲を担当していることも、今となっては面白く聴けるわけですが、でもねぇ……。

で、そんなこんなの厳しい現実の中にあっても、横山みゆきは今でも根強い人気があるんじゃ~ないでしょうか。

近年はほとんど活動していないみたいですが、素敵なレコードは確かに残してくれたのが、横山みゆきです。

実は……、もう一丁の告白をさせていただければ、ど~ゆ~わけか、彼女は昭和58(1983)年になって、通称横浜銀蝿という一本調子なロケンロールバンドのメンバーだったジョニーとのデュエット曲「太陽のツイスト」という、甘くせつないシングル曲を発売していて、本当はそれを本日はご紹介したかったのですが、いきなりじゃ~、横山みゆきが可哀そうという心持ちで、まずはデビューヒットの「秋止符」について書かせていただいた次第です。

ちなみに件のジョニーって、今やキングレコードの役員ですからねぇ~~~!?

閑話休題。

ということで、またまた本日も時の流れを痛感しております。

でも……、自分の好みって、何時までも変わらないもんですよねぇ~~~。

それこそが生きている証なのかもしれません。
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日本の夏

2017-08-13 19:22:20 | Weblog

お盆の墓参り諸々で、本日の1枚は休載させていただきます。

思えば……、72年前の我が国は浮沈の瀬戸際でした。

そこから現在の日本があるのは、先人たちの一致協力した姿勢だったと思います。

平和の尊さを今こそ、大切にするべきと痛感しております。

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駆け出したオールマンズの記録

2017-08-12 18:26:31 | Allman Brothers Band
The First Live Recording / The Allman Brothers Band (Lesar Media = CD)
 
 01 Revival
 02 Leave My Blues At Home
 03 In Memory Of Elizabeth Reed
 04 Don't Keep Me Wonderlin'
 05 Don't Want You No More
 06 Born In Chicago
 07 Jam Willie Jean
 08 Travellin' Music Jam
 
最近は権利関係が緩くなったか、それとも版権切れという現実があるのかもしれませんし、関係者が鬼籍に入ったという悲しい事情を鑑み、必ずしもオフィシャルではない音源や映像が堂々と出回っているのは嬉しくもあり、また複雑な心境も否めません。

例えば本日掲載したオールマンズのCDは、ジャケ写に記載された「Legendary Radio Broadcast 1969」というウリ文句に思わず惹きつけられてしまうブツではありますが、内容は以前からブートや私家録音のカセットテープコピー等々で知られていたものですから、決して新しい蔵出し商品ではありません。

しかし、もしかしたら……!?

という期待感をど~しても抱いてしまうのが、ファンの哀しい宿業でして、わかっちゃいるけど、やめられないという、せつない心情で、この音源を簡単にご紹介させていただきます。

まず、「Revival」「Leave My Blues At Home」「In Memory Of Elizabeth Reed」「Don't Keep Me Wonderlin'」はスタジオレコーディングのアウトテイクで、基本はモノラルミックスになっていますが、それなりに聴き易いというか、サイケおやじと同世代で、1970年代からのブートの音質に馴染んでいらっしゃる皆様であれば、これを音質が悪いと敬遠はなさらないでしょう。

もちろんバンドはデュアン・オールマン(g) とグレッグ・オールマン(vo,key) の兄弟を中心にディッキー・ベッツ(g)、ベリー・オークリー(b,vo)、ブッチ・トラックス(ds,per)、ジェイ・ジョニー・ジョハンスン(ds.per) という顔ぶれに定まった頃でしょうから、公式のオリジナルテイクと比較して云々という詮索(?)にも楽しみがあると思います。

ただし、オールマンズはライブが凄い、凄過ぎる所為もあって、今となってはスタジオレコーディングのテイクにつまらなさ、物足りなさを覚えてしまうのも事実ですから、逆に言えば、ここに収録された未完成の音源にはラフな質感共々、我知らず……、グッと惹き込まれるのもサイケおやじの本性です。

そして後半、「Don't Want You No More」「Born In Chicago」「Jam Willie Jean」「Travellin' Music Jam」の4曲は、1969年3月のラジオ放送用ライブと言われている音源で、だとすればグレッグ・オールマンが加入する直前の演奏であり、するとキーボート&ボーカルを担当しているのは、なんとっ!

後にスティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブルに加入するリース・ワイナンスというのが定説で、確かにオルガンソロを聴いてみれば、グレッグ・オールマンよりは手数の多いフレーズやライトタッチのノリが確認出来ますし、同時にボーカルの節回しに軽さがあるのは、これまた物足りないところでしょうか。

ただし、それゆえにサイケデリック&ブルースロックに偏った演奏を素直に楽しめるのは、サイケおやじ的には高得点♪♪~♪

ちなみにグレッグ・オールマンがバンドに入るのは、このライブの直後とされていますから、このライブ音源では薄味という、まさにオールマンズを特徴づける腰の据わったノリと暑苦しさには、あらためてグレッグ・オールマンの存在感を認識させられるんじゃ~ないでしょうか?

それと、実はこの日の録音とされる音源には既に完全版(?)が出回っていて、他にもブルースロックの有名曲等々を演じているんですが、少なくともサイケおやじが聴いた限りでは、今回の復刻CDよりは音質が劣っている印象なんですねぇ……。

一応はサウンドボードからのステレオミックスになっている事からして、近い将来、オールマンズ側からリマスターされた貴重音源集として公式復刻されれば、なかなか反響を呼ぶんじゃ~なかろうか?

なぁ~んて、思っています。

ということで、古くからのオールマンズのファンにとっては目新しい音源ではないと思いますが、未聴の皆様にとっては、一度は接していただきたい音源集です。

ただし、それはこのブツ以外にも同内容のCDが何種類か出回ってきた歴史(?)からして、直ぐにもゲットする必要は無いと考えますし、また近年はスタジオアウトテイクも様々に公式発売されている事からも、正規のアーカイヴ物が出て来るまで待つのも悪くはないでしょう。
 
また、ご紹介のCDには、そんなこんなを解明した解説ブックレットが無いのも減点……。
 
ですから、ここまで述べて来た事は、あくまでもサイケおやじが手持ちの音源や、これまで聴いてきたオールマンズの演奏からの考察&推察が多く、それでも掲載したのは、その時になっての比較対象的資料になればという、なんとも余計なお世話を含んでおりますので、暴言乱文はお許し願いたいところです。

最後になりましたが、本日はちょっぴり時間が空いたので、借りているトランクルームから未視聴のブツをあれやこれや、持ち帰って来ました。

それらをきっちりと鑑賞して後、ご紹介出来ればなぁ~~、と目論んでいるのでした。
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