OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

忘れないっ!

2022-03-11 17:25:03 | サイケおやじの日常

 

 

何が変わったとしても、あの日の悲劇、そして今に至る復旧復興の日々!

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この人だぁ~れ part-67:緑和子

2022-03-10 17:57:39 | 歌謡曲

浮気の虫にハートをさされ / 緑和子 (RCA / 日本ビクター)

既に皆様ご推察のとおり、本日掲載の1枚はサイケおやじが「ジャケ買い」してしまったシングル盤でして、もちろんというか、主役たる緑和子については全く知るところもなかったんですが、やっぱりジャケ写ポートレートの彼女は完全にサイケおやじの好みのツボ (^^♪

もしかしたらハーフ?

そんな感じもするんですが、この雰囲気にして、A面曲タイトルが「浮気の虫にハートをさされ」ですから、小悪魔的フェロモン歌謡かなぁ~~?

なぁ~んて、妄想を強く抱かされてゲットしたのは、確か昭和55(1980)年の今頃の時期だったと記憶しています。

ちなみに「緑和子」は「みどりかずこ」であり、「みどりわこ」じゃ~無いわけでして、それでも……、このレコードに邂逅した当初は瞬間的に「緑魔子=みどりまこ」との関連性を思い込んでしまったんですが、ど~なんですかねぇ~~ (^^;

そのあたりはジャケットスリーブ裏に記載されている彼女のプロフィールには全く触れられておらず、どうやら6人組バンドでリードボーカルを担当していた実力派という履歴が紹介されていますから、それがサイケおやじが現在までに知り得た彼女の情報の全てであります。

で、肝心のA面曲「浮気の虫にハートをさされ」は作詞:山口あかり&作曲:中村泰士が提供した、なんとも歌謡フォーク系の疑似演歌であり、馬飼野俊一が附したアレンジには如何にも発売された昭和46(1971)年がド真ん中という、アンプラグドなリズムセクションに流麗なストリングスを配したウエストコーストロックっぽさ感じるもんですから、サイケおやじが思い込んでいたフェロモン歌謡は、何処へやらっ!?

ピアノがリードするミディアムテンポでフックの利いたメロディラインを歌う彼女の声質は予想外に大人っぽく、節回しにも絶妙の黒っぽさが滲んいますので、妙に耳に残る仕上がりだと思います。

ただし、これが当時ヒットしていたという記憶も残っていませんし、ラジオ等々からも聴いた事がありませんでしたので、尚更に「緑和子」が気になってしまい、他にレコードを探し続けいるんですが、今日まで発見に至っておりません……。

それゆえに、この1枚はサイケおやじの自室の壁に鎮座させ続けて幾年月、昨夜になって急に聴きたくなり、取り外して本日のご紹介になったという次第です。

ということで、彼女の様な歌手が登場していたからこそ、昭和歌謡曲は魅力満点!

とは、何時ものキメ台詞ではありますが、それは本当ですからねぇ~~ (^^;

これからも、精進を重ね、奥の細道を探索させていただきとうございます <(_ _)>

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ライトタッチで絡みつく愛川みさ

2022-03-09 19:28:35 | 歌謡曲

お好きなように c/w 素敵なあなた / 愛川みさ (ミノルフォン)

昭和44(1969)年のデビュー曲「誰にも云わないで」のヒットより、愛川みさを忘れていない歌謡曲ファンは大勢いらっしゃるとは思いますが、それゆえに所謂「一発屋」と認識されるのは……。

彼女の個性としては、奥村チヨのフォロワー的なフェロモン歌謡の美人歌手というあたりが真っ当なところであり、裏を返せば如何にも「B級」という存在感が大いに魅力♪

―― みたいなマニアックなところも、彼女が忘れられていない要因じゃ~ないでしょうか?

サイケおやじとしては、当時流行のミニスカもバッチリ似合った佇まいと男好きのする面立ち、そしてライトタッチのセクシー歌唱が相まってのフェイバリットシンガーが愛川みさであり、それゆえに前述のヒット曲「誰にも云わないで」はもちろん好きですが、それよりも少~し軽い雰囲気の、例えば本日掲載のシングル盤A面曲「お好きなように」が気に入っています (^^)

発売されたのは昭和45(1970)年9月でしたから、作詞:西川瞳&作曲:井上かつお、そして編曲:馬飼野俊一が企図したのは、尚更に洋楽味を強めたポップス演歌になっており、メロディ展開は正統派歌謡曲なのにバックの演奏はイージーリスニング系のソフトロックジャズであり、参加ミュージシャンの顔ぶれは当時のスタジオセッションでは常連の面々だった事は、同じ味わいの歌謡曲がリアルタイムで夥しく残されている事からも推察出来ると思います。

特にピアノ、エレキベース、ドラムスは、他のレコードでも山の様にクリソツな手癖プレイ(?)が聴けますからねぇ~~ (^^)

そして肝心の愛川みさの節回しは程好いコブシと黒っぽいノリ、そして明るい甘え口調と申しましょうか、それほどベタベタしていないのに男心を掴んでしまう声質の妙は、彼女だけの持ち味じゃ~なんでしょうか (^^)

そのあたりは同じ制作スタッフからのB面曲「素敵なあなた」にも強く表出され、むしろA面曲「お好きなように」以上にライトタッチのセクシー唱法が堪能出来ますよ♪♪~♪

特にサビでの――

   好ぅ~き 好ぅ~き

――という熱の入った裏表歌唱は聴けば納得の詐術もあり、ニクイばかりですよっ!

う~ん、冒頭で述べた彼女のデビュー曲「誰にも云わないで」は後に小久保尚美がカバーしておりましたが、この「素敵なあなた」も誰かカバーしているとしたら、ぜひとも聴いてみたいものです。

ということで、本当に昭和40年代の歌謡曲は自分の好みにジャストミートしている事を今日は再認識させられました (^^)

そして愛川みさのレコードも、コンプリートを目指す決意でございます <(_ _)>

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仕事が縺れて…

2022-03-08 18:12:18 | サイケおやじの日常

今日は……、ど~にもなりません……(>_<)

心にもない事を言ってしまう自分が哀しい……(>_<)

失礼いたしました<(_ _)>

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悲しい歌が… 聴きたくて

2022-03-07 19:29:42 | 歌謡曲

悲しい芝居 / 千葉紘子 (ポリドール)

ロシア対ウクライナの戦争報道には連日、悲しい気持ちしか残りません。

そして我が国では、押し並べてロシアを非難し、ウクライナを支援しようという空気が支配的であり、それは経済制裁だとか、物資の支援や義勇兵募集、街頭での抗議活動等々、それはそれで大切なんでしょうが、少なくとも生半可の圧力・武力ではロシアを撤退させる事は難しく、とにかく現状では互いに正義と信じているかの様に堂々とした殺し合いが繰り広げられているんですから、これで悲しくならなかったら……。

サイケおやじは正直、何も出来ませんし、今は何をやっても、根本の解決にならないと思っています。

また、それが……、どんな事なのか?

という答えも見つけられません……。

あぁ……、本当に悲しいですよ……。

ということで本日、朝から聴きたくなって針を落としたのが掲載のシングル盤A面曲「悲しい芝居」でした。

これは千葉紘子が昭和56(1981)年に出したスローテンポの洋楽歌謡と申しましょうか、決してポップス歌謡ではなく、むしろ歌謡フォーク風味も感じられる刹那の自虐ソングなんですが、制作クレジットは作詞作曲:なかにし礼&編曲:若草恵となっていますから、最初に耳にした瞬間から妙に心に染入ってしまうのも、不思議ではない仕上がりでしょう。

そして千葉紘子の誠実さが滲み出た歌唱が、これまたニクイばかりです。

あぁ……、この物悲しさは……。

ということで、この世が悲しみに満ちている事は今に始まったわけではありませんが、その時々において、人が人として思う事、成すべき事は、ひとつの共通認識として必ずやあったと思うんですよ。

だからこそ、こんな時、我はそれを考えていくべきなのでしょうが、簡単な事では決してないというのも、辛い現実……。

悲しい歌だって、無くなりはしないと……。

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何時かは夜が…

2022-03-06 19:38:24 | 歌謡曲

夜が終る時 / ピンキー (キングレコード)

辛く、苦しい状況が歌われる場合、「夜」という言葉が用いられる事は常套手段ではありますが、逆に、それを希望に変換させていく歌も少なくありません。

例えば本日掲載のシングル盤A面曲「夜が終わる時」は、ピンキー=今陽子が昭和47(1972)年に出した、なかなか力強いメッセージソング風の名曲&名唱で、とにかく藤田敏雄が綴った歌詞には――

   夜が終わる時 夢も また終わる

   夜が終わる時 恋も また終わる

とか、現実的な絶望が描かれ、いずみたくが附したメロディにしても、シンプルな曲想が繰り返されるだけでありながら、ピンキーの歌声は時に寂しく、それでいて芯の強さとメリハリの効いた節回しがありますから、彩りと表情豊かな大柿隆のアレンジを得た盛り上がりは大団円まで飽くことが無く聴けてしまうんですねぇ~~♪

そして――

   夜が終わる時 朝が よみがえる

   新しい日を 生命を 希望を

と、大きなノリで締め括られれば、そこには圧倒的とも思える現世のエネルギー、そこで生かされている我々の存在意義みたいなものまで、なんとなく感じさせれてしまうんですが、いかがなものでしょう。

そして、そこには決して抹香臭さや哲学的屁理屈とは一線を画す何かがあるとすれば、それはピンキーの卓越した歌唱力に他ならないと思うばかりです。

ということで、現実に立ち返れば、ウクライナ情勢はウクライナ側にとって、どん底の極み……。

現在の指導者には、もはや国民を守る力が無い事は明白でしょうし、サイケおやじとしては、これ以上の犠牲を積み重ねる前にロシアに頭を下げる事だって、決して屈辱では無いと考えます。

例え、それが面従腹背だと思われたって、それはそれで助かる命があるはずです。

また、現在のEUには仲裁に入る「顔」も無いし、実際問題としてウクライナを助ける行動力も無いのですから、「損して得取れ」というか、一度引き下がって、時節を待つ方が……。

ところが欧州各国はウクライナに武器の供与を申し出る始末で、つまりは自分達の手を汚さず、軍産共同体に美味しい汁を吸わせ、結局は犠牲者を増やすだけでしょう (>_<)

現時点でウクライナが白旗を出すのならば、ロシアを永劫悪者にしておけるでしょう。

そ~すれば世界各国からの同情や支援だって、すんなりと受けられると思うんですよ、ちょいと悔しいですけどねぇ……。

そんな時こそ、このピンキーが歌う「夜が終る時」を聴くというのも、少しは慰めになればと思っているのでした。

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この人だぁ~れ part-66:浜恵子 ~ やはりベンチャーズ歌謡は素敵

2022-03-05 19:52:32 | 歌謡曲

■ガラスの鐘 / 浜恵子 (Kit / 日本コロムビア)

掲載したのはマニアックなファンも多いと云われる浜恵子が昭和47(1972)年10月に出した、所謂ベンチャーズ歌謡の「ガラスの鐘」をA面に入れたシングル盤でして、当時はヒットしなかったんですが、最近はジワジワと盛り上がっている裏人気が高いらしいですよ。

と、書いたのも、告白すればサイケおやじは浜恵子のレコードは、これっきりしか持っていないという、「この人」シリーズの歌手であり、掲載のブツにしても、かなり以前に安値纏め売りされていたオークション品の中から発掘した1枚ですから、あんまり詳しい事は……。

しかし、実際に針を落としてみれば、流れ出すのはアップテンポの紛う事無きベンチャーズメロディであり、制作クレジットを確認してみれば、作詞:八坂裕子&作曲:ベンチャーズ、そして編曲:青木望と記載されていますので、刻まれているのは如何にもの和製ハリウッドポップスと申しましょうか、オンタイムで流行っていた「昭和」ならではの「ポップス歌謡」がド真ん中♪♪~♪

それはイントロからテンコ盛りのストリングス&ブラスセクション、ベンチャーズスタイルのリズムセクション、そしてサビのバックでは疑似ニューロックなギターソロが彼女の歌に絡みつくという、いゃ~~、これは、やっぱり好きな人には好きっ!

そ~としか言えない仕上がりだと思うばかりです (^^♪

また、肝心の浜啓子の歌唱は、幾分ロックっぽいところが希薄ではありますが、節回しや声質には薄味の弘田三枝子みたいなフィーリングもあり、抑えたAメロに刹那のサビの熱唱は、それなりに捨て難いところでしょうか。

サイケおやじは、聴くほどに好きになっています (^^♪

ちなみにベンチャーズが演じる「ガラスの鐘」は、我が国独自制作のLP「POPS IN JAPAN '73 (東芝)」に「Wait For Me」をオリジナルタイトルとして収録されています。

もちろん、件のアルバムは毎年夏の風物詩として吉例になっているベンチャーズの来日公演を意識しての企画盤なんでしょうが、ジャケットに掲載されていメンバーのグループショットに登場しているのはノーキー・エドワーズ(g)、ドン・ウィルソン(g)、ボブ・ボーグル(b)、そしてジョー・バリル(ds) という面々で、つまりはメル・テイラーが抜けているんですねぇ~~!?!

そして昭和48(1973)年7月には、上記のメンバーで来日したわけですが、なんとっ!

メル・テイラー(ds) がジェリー・マギー(g)、ボブ・スポルディング(g)、ビル・リンカーン(b)、ジョン・ダリル(key) で編成した自らのバンドであるダイナミックスを率いて同時期に日本巡業を敢行したのですから、ファンばかりか、一般の音楽&芸能マスコミも「ベンチャーズ! お家騒動~分裂」なぁ~んて、煽りとも宣伝とも判別し難い騒ぎも、今となっては懐かしい思い出です (^^;

もちろん、サイケおやじは両バンドのステージに接する事が叶ったという幸運に感謝しておりますし、本家ベンチャーズとメル・テイラー&ダイナミックスの来日音源は今日、きっちり残されていますので、気になる皆様はお楽しみくださいませ (^^)

サイケおやじとしては、メル・テイラー&ダイナミックスの演奏が矢鱈にアップテンポのアレンジが多くて、落ち着かなかった印象が残っていますが、そのあたりは十人十色の好き嫌いでしょう (^^)

閑話休題。

で、ベンチャーズの「Wait For Me / ガラスの鐘」のソングクレジットはボブ・ボーグルとドン・ウィルソンになっていますので、この当時のメンバーの出入りは、なかなか興味深々ですねぇ~ (^^;

ということで、やっぱりベンチャーズ歌謡って、イイですよねぇ~~♪

そんな思いを、尚更に強くしているのでした。

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サヨナラは悲しいとは限らない…

2022-03-04 19:17:03 | 歌謡曲

サヨナラの手紙 / 純アリス (ポリドール)

昨日は、生臭い事を書いてしまったので、本日はイノセントな別れの歌を聴いてみました (^^;

それが昭和50(1975)年に純アリスが出した掲載シングル盤A面曲「サヨナラの手紙」でして、まずは彼女のキュートなポートレートを用いたジャケットスリーブが素敵でしょう (^^)

しかし、作詞:原田大介&作曲:椿ヒロが彼女に与えたのは、決して爽やかとは言い難い、なかなかシビアな別れ歌でして、当時流行していた歌謡フォーク調のメロディに北野ひろしが附したアレンジにしても、イントロからチェンバロを強く前に出したゴシックムード(?)が、それに拍車をかけているというか…… (^^;

純アリスの歌唱力が平均点ギリギリという現実に女優としての資質が加わっていますので、仕上がりそのものは妙に説得力があるというところが、このシングル曲の魅力でしょうか?

今となっては、それなりの人気盤になっているのは、所謂「ジャケ買い」趣味だけのものでは無いと思います (^^)

ということで、こんな事を綴っている今でも、ウクライナでは原発が守りきれずに窮地に追い込まれている惨状があり、もはや誰かの仲裁が必要だと思うんですが、そんな「顔」が浮かばないという現実は、尚更に悲しいです……。

普通にサヨナラ出来ないのならば、手紙にそれを託すという「ずるい」手段をやらかした男が、この歌には登場するんですが、下を見れば、後が無いという真実も、時には肯定する必要があると思うばかり……。

あぁ……、哀し……。

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世界を満たす涙の裏で…

2022-03-03 19:52:24 | 歌謡曲

第一章・涙 / 三条アンナ (日本ビクター)

連日報道されるウクライナの惨状には目を覆いたくなるサイケおやじではありますが、今回の戦争行為の本質を伝えようとしないマスコミの姿勢には、強い疑問を抱くというか、憤りさえ感じてしまいます。

そりゃ~、ど~やっても弱い者虐めに見えるロシア軍の攻撃により、悲惨を極めるウクライナ国民の窮状を伝える事は間違いではないでしょう。

しかし、サイケおやじが言いたのは、この戦争・動乱が何故に勃発したのか?

その背景と要因、そして事の真相は何なのか?

そのあたりを我々が知らなければ、結局は所謂「他人事」になってしまいますし、援助や救援の手立てにしても、本当に必要なところに絞る事が可能になるんじゃ~ないでしょうか?

そこでサイケおやじは自分なりに現状を考えてみると、ど~にも背景にはユダヤ資本をメインとする軍産共同体、それもアメリカ中心の策謀が強く感じられるわけで、良く言われているとおり、アメリカの最大の産業は「戦争」ですから、就任していた4年間、ほとんど軍隊を動かさかったトランプ前大統領を交代させたかった思惑が叶ったバイデン大統領という、戦争好きの「軽い神輿」を担いでの火種バラ撒きが、とうとう大事になったというか……。

つまり、東欧諸国の中では比較的裕福なウクライナを西側に引き入れれば、共通通貨体制のEUに累積する借金や赤字が少しは緩和されるという狙いもあり、さらにNATO軍のウクライナ駐留という、本質的な狙いも加わり、美味しい話を持ち掛けられたのがウクライナの現大統領だったんじゃ~ないでしょうか?

平たく言えば、オレがバックについているから、ひとつロシアに楯突いてみろっ!

とアメリカに焚きつけられ、その気にさせられたという疑惑(?)も想像に易いわけで、実は似た様な状況は昨年、台湾へもアメリカが様々に工作していたんですが、流石に台湾は利口だし、中国に対する姿勢は慎重ですからねぇ~~。もちろん中国だって乗ってこないし、日本やベトナム、さらにインドだって動きませんから、それならとばかりにウクライナに魔の手を差し向けたとしたら、たまったもんじゃ~ないですよ (>_<)

しかし、それにしても、こ~も易々と策謀に引っかかった現ウクライナ大統領の短慮は、何も本人がコメディアン出身だからとばかりも言えないわけで、それがイザとなったらアメリカはロシアを非難するばかりで、実質的に動いてはくれないし、EU諸国も、また然り……。

ついには武器を調達する資金の提供を申し出て、それなら武器はアメリカが用意しましょう♪

なぁ~んていう、いよいよの本音が飛び出した頃には、ウクライナの国土は戦争なんていう、最高にクダラナイ行為によって蹂躙されているという……。

加えて毎度お馴染みの光景となった、国連での烏合の衆の決議なんていう笑えない喜劇があり、一応は各国で協調してロシアへの金融制裁云々にしても、それじゃ~、オレが面倒をみると、既に動いているが華僑資本、つまり中国なんですから、万事において、穿った見方をすれば、ロシアもアメリカも中国もグルになった出来レースでしょう、これは……。

戦争なんて、互いの殺し合いに他ならず、勝ち目のない側が、それでも抵抗し、戦うのは、国家というよりも、自らの家族・親族を守りたい一心でありましょう。

資本家の我欲に翻弄される市井の我々こそは、こ~ゆ~時こそ、冷静に現実を見つめるべきなんでしょうけれど、無常観を拭い切れないのがサイケおやじの本音です。

ということで、本日取り出したのは、そんなこんなの現実なればこそ聴きたくなった刹那の名曲「第一章・涙」をA面に入れた三条アンナのシングル盤です。

それはサトウ ハチローの綴った「涙」に纏わる詩的な心象風景に寺岡新三がエグ味の強いメロディを附した、ちょうどこれが発売された昭和44(1969)年11月という時勢、つまりベトナム戦争真っ盛りの頃でしたから、これも強烈な反戦歌という聴き方もあったと、サイケおやじは今でも思っていますし、なによりも船木謙一のアレンジがド頭から重々しく、と同時に胸に突き刺さる様な楽曲の構成・展開は、ここが大きなポイントでしょうか。

そして肝心の三条アンナの歌いっぷりは、なかなかに強気と申しましょうか、何故か民謡風味を感じさせるコブシも用いたテンションの高い声質は、ある種の「ヤバさ」さえ伝わってきますが、いががなものでしょう。

そんなわけですから、彼女が歌った「第一章・涙」はラジオの深夜放送での人気が高かった印象が残っているんですが、三条アンナが今日一番に知られているのは昭和45(1970)年に出した「女は生まれて恋に死ぬ」の小ヒットじゃ~ないですかねぇ~~♪

こちらは、この「第一章・涙」とは逆に、ライトタッチのポップス演歌に仕上がっていて、これはこれで大変に素敵ですから、何れご紹介させていただきとうございます。

ということで、喧嘩両成敗!

それが最良だとは分かっていても、ひたすらにロシアを悪者にする報道の偏りがある以上、日本の現状認識は冷たくて当たり前なんでしょうか……。

いやはやなんとも、悲惨な世界……。

だからこそ、涙は美しいとは、言いたくありませんが……。

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リクエストにリクエスト

2022-03-02 17:55:59 | 歌謡曲

リクエスト / ジュディ・オング (CBSソニー)

あらためて言うまでもなく、素敵だけれど、何故かヒットしないという楽曲の夥しさは現実の厳しさに、そして時としては、それ以上の不条理さえ感じる事があるんじゃ~ないでしょうか、皆様にも。

サイケおやじにとっては、例えばジュディ・オングが昭和51(1976)年11月に出した本日掲載のシングル盤A面曲「リクエスト」も、そのひとつであります。

それは作詞作曲:中村泰士&編曲:高田弘という鉄壁の制作スタッフから提供された、AORなニューミュージック歌謡であり、ミディアムテンポのオシャレ系メロディにソフト&メロウなアレンジで歌われるのは、男女の別れの一場面、それも最後の夜に限りなく近いダンスシーンなんですから、ジュディ・オングの抑えた歌唱表現には、ジンワリとした女の未練がイイ感じ♪♪~♪

繰り返しになりますが、これはやっぱり、当時流行の兆しが顕著になっていたニューミュージックを強く意識した企画を具象化したものかと思えば、ジュディ・オングにはジャストミートしていながら、これまでの彼女のファン、そして一般的な歌謡曲好きには、洗練され過ぎていた感が確かにあった様に思います。

だからでしょうか、あのメガヒット「魅せられて」がロングセラーを続けていた昭和55(1980)年、再発 or 新録で、もう一度、この「リクエスト」をシングル発売したんですが、その時でさえ、空振り気味だったのは、これ如何に……?

ちなみに、ここで「再発 or 新録」と書いたのは、ジャケ写違いのブツそのものはレコード屋の店頭で確認はしているものの、実は件の現物を所有しておらず、それでも当時は矢鱈にテレビ出演しては、この「リクエスト」を歌っていた印象ばかりが強く残っているからです (^^;

また、この名曲は、他の女性歌手によるカバーバージョンが残されていると思うんですが、誰なのか?

もしかしたら、記憶違いというか、所謂「気のせい」かもしれませんが、今も気になっているんですよ (^^;

何方か、知っておられたら、情報お願いいたします <(_ _)>

ということで、ジュディ・オングは魅力的な楽曲を数多く吹き込んでいるのに、最近のテレビ出演時には前述「魅せられて」ばかりを歌っているのは、なんとも勿体無いと思うばかりなんですが、今となっては、そ~やっていくしかない諸事情も理解する他はありません。

そして、それゆえに彼女のレコードを愛でる気持ちも強くなるのでした。

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