九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

岡田外相と「市民との対話集会」 全面公開 1

2009年12月06日 19時21分50秒 | Weblog
★みなさま、NPJ(http://www.news-pj.net/)でも紹介していますが、
目取真俊さんのブログ必見です。
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/c2407fd1f48c15da58082e9ca78f8849

非公開とされた岡田外相と名護市民の「対話集会」の内容が載っています。
ご存じのように、この人は芥川賞作家です。
当日集まったのは民主党にセレクトされた人たちだけのようですが、地元の人の思いが伝わってきました。

もっとも、仮に公開されていたとしても、沖縄のメディア以外はこの内容をあまり伝えなかったかもしれませんが。七回の連続掲載ですがお読みください。 (ネット虫)
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以下に載せるのは、12月5日(土)に名護市大西区公民館で午後3時から4時まで行われた岡田外務大臣と「市民との対話集会」をテープ起こししたものです。冒頭部分が一部欠落しています。また、会場からの発言はマイクが使われていなかったので聞き取りづらく、意味をつかめなかったところは…(一部不明)…と記してあります。
 なお同「対話集会」はあらかじめ民主党県連によって選ばれた市民が参加し、それ以外の市民は参加を希望しても拒否されました。また、冒頭部分を除いてはマスコミにも非公開で行われました。


岡田外相:まあ実質的には戦後初めてと言ってもいいと思いますが、政権交代が見事に実現をして、鳩山政権のもとで私が外務大臣を務めることになりました。あれから2カ月以上経ちますけれども、この間、懸命に頑張ってきたつもりでございます。今日はその中でもですね、沖縄に関わる問題を中心に、ぜひ皆さまの率直なご意見を聞かせていただきたい。この前も沖縄に来たんですけども、どうしてもですね、知事さん、市長さん、町長さん、あるいは県議会の先生方のお話しを聞く機会があったんですけども、一人ひとりの市民、県民の皆さまのお声を聞く機会がなくて、今日は玉城さんにお願いをしてこういう機会を設けていただいたわけでございます。
 さて、少し最初に私からお話しした方がいいと思いますけども、沖縄の基地の問題、あるいは米軍再編の問題、このことについて、私たちも選挙において、民主党のマニュフェストでは、沖縄基地の問題、米軍再編の問題について、見直しの方向で臨むというふうに書かせていただきました。この中には例えば普天間とか、県外ということが含まれておりませんでしたけれども、それは私の中でもいろいろ考えて、そういう表現はあえて避けたわけでありますから、しかし、そうは言ってもですね、思いの中にやはり沖縄の基地の負担をなんとかして減らしたい。今こういうふうに沖縄の基地と言った時に、普天間ということが念頭にあるということは、これは事実としてあります。これは鳩山代表も沖縄に来られてですね、色んな条件を付けながらとはいえ、県外にということも言われたわけであります。
 そして、…(一部不明)…ですね、マニュフェストに書いたこと、あるいは皆さまを…(一部不明)…たことについて、これをどういうふうに実現していくかということで、私も外務大臣としてこの2ヶ月余り、必至になって取り組んでまいりました。これ以上言うと、…(一部不明)…いきますので、またあとで詳しく説明させていきますが、現実にアメリカとの話し合いをこの2ヶ月やってまいりましたけれども、彼らの方から言うと日米両政府間に合意があると、その合意を受けてやってもらいたいと、そういう話であります。我々は政権が変わったと、玉城さんはじめ四つの議席みんな我々の側が、与党の側が、政権交代を実現した側が取ったんだと。こういう大きな成果があったんだ、ということも申し上げ、そして政権が変わったという中で、従来の政府間の合意というのもそのままではなくて、ここでもう一回きちんと検証すべきではないか、なぜ今の案になったか検証すべきではないか、こういうことを申し上げて、様々な議論をこの2カ月間続けてきたところでございます。
 しかし、アメリカの側が、検証はいいけれども、日米で合意した案というのは、これは変えられないんだ、ということをずっと繰り返してまいりまして、二カ月間色んな議論をしてまいりましたが、このアメリカの主張は変わらないと。2し、ここは地元でありますが、普天間を辺野古に移すということと、そして、8000人の海兵隊がグアムに行くということと、グアムに行った結果、空いた基地を日本に、沖縄に返すということと、これは事実上一つの、セットになった話であると。従って、8000人の海兵隊のグアムへの移転とか、基地を返すということは、それは辺野古への移転が実現して初めて可能になることなんだと。こういう論理展開で、もちろんこういうことはきちんと条件があってのことになるんですが、理屈上こういう話であるということをアメリカ側としては、一貫して主張してきたわけで、その中で我々の思い、沖縄の負担を少しでも減らすと、そういう思いが実現できないかどうかということを、この2ヶ月余りアメリカ側と交渉してきたということでございます。
 最近になって大きな変化があったのは、社民党の党首選挙がありまして、福島さんが再選されたわけですけれども、その過程で、やはり社民党にとってはこの問題は非常に重要な問題だと。したがって政権離脱もあると、そういう話がありまして、ある意味ではそういうこともあってですね、この話は煮詰まった話であるということでございます。ま、こういう話は…(一部不明)…したいと思いますが、こういう中でいま、もちろん私も、民主党も日米同盟というのは非常に大事であると。日本の安全のためになくちゃあならないものだという前提で議論をしていますから、その日米同盟をしっかりと持続していく。あるいはより強くしていくということと、そして、基地の問題をどうするかという、あるいは日米の合意をどうするかという、そのジレンマの中で、我々はいま選択を迫られていると、こういう状況でございます。
 どうぞぜひ皆さんから率直なご意見をいただければ有り難いと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

司会:有り難うございました。以上でマスコミの皆さんには館外にですね、どうぞまた出ていただきたいと思います。よろしくお願いします。時間の関係があります。どうぞ速やかな行動をご協力お願いします。
 会場の皆さん、今のうちにですね、携帯をマナーモードにしていただければ有り難いと思いますので、よろしくお願いします。それから、申し訳ありません、少し皆さまにはご迷惑をおかけいたします。これだけのメディアの方々がいらっしゃって、実はですね、メディアの皆さんのワイヤレスマイクの電波と会場のワイヤレスマイクの電波が混線してですね、先ほどからずっとスピーカーから流れてきておりまして、マイクの本数の切り盛りができないためにですね、会場の皆さんの方に予定をしておりましたワイヤレスマイクを回すことができません。申し訳ありませんが、この会場、これだけの人数ですので、できるだけ静粛にしていただきたいということも含めて、ぜひ地声で話を頑張っていただいて、ご協力をよろしくお願いします。
 本日はあらかじめご確認をさせていただきたいと思います。実は外務大臣に要請という形で各方面の皆さんから要請文が届いておりますが、今日は先ほどもお話がありました、衆議院議員として話を伺いたいということでありました。要請文は私がお預かりをしております。後ほど私の方から大臣に後日、しっかり届けますので、その点をお約束させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 すみません、メディアの皆さん、有り難うございます。なお、会場でのビデオカメラの撮影もお断りさせていただいております。後援会の皆さん、申し訳ございません。カメラのビデオのスイッチもお切りくださいますよう、ご協力お願いいたします。ここからユーチューブに載ったら大変なことになりますので、ご了承お願いします。
 それではですね、質問を受けて、皆さんにご自由に話していただきたいと思います。限られた時間ではありますが、約30分、40分くらいですね。はい、では手を挙げられた方。

我喜屋宗弘:えー、岡田大臣、ようこそ名護市へ、と言うべきなんですが、私たちの名護市は今、ほんとに混迷をいたしておりまして、このまま歓迎のあいさつをする…(一部不明)はありません。私は去った衆院選挙に玉城デニー氏の…(一部不明)…をつとめた我喜屋宗弘と。
 私たち沖縄県は、去る第二次大戦の時に、地上戦があって20万人という大先輩を失った県民であります。…(一部不明)…非常にシビアで、非常に…(一部不明)…が今でも残っている。その中で、私たちの辺野古に普天間の基地を移転するということが協議されてから、もう久しくなりますが、その中で行われた去った国政選挙で、玉城デニー氏…(一部不明)…強く反自公、いわゆる県内移設として基地をまとめることはまかりならん、という点でまとまっているところであります。そして、応援に来た岡田大臣も、鳩山総理も、マニュフェストにはなかったにしても、応援としては、県外を、国外をということを言ってます。
 あ、すみません、失礼しました。各応援団体の決意をもらった時に、沖縄県民、名護市民…(一部不明)…として、その言葉を、県外ですね、国外ですね、と確認をしながら私たちも選挙を進めてまいりました。そして、選挙ですでに、私たちとしては県外移設はありませんよ、というのが名護市の民意であり、沖縄県民の民意であります。
 したがって、今日私たちにお話をしたという意味から、それははっきりとした私たちの意思でありました。その点については、岡田外務大臣と政府が、私たちから見れば、アメリカのやれという恫喝に脅かされているような雰囲気に見えます。従って、独立国家としてここはきれいに整理をしていただければ大変有り難いと思います。ご意見をお聞きいたします。

(つづく)

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改めて、国家戦略局批判に  文科系

2009年12月06日 12時34分26秒 | 国内政治・経済・社会問題
以下は、11月5日の拙稿からの再掲であるが、必要性を思い転載する。

【 腹に据えかねているほど下らないと思う「新政権批判」が二つある。これらを、自民党も国会で取り上げ、マスコミなどもあげつらっている。

一つは、斉藤次郎氏の日本郵政社長起用や、今度は江利川毅人事院人事官起用への「天下り批判」。もう一つは、国家戦略会議について、「その輪郭が見えない」とかいう批判だ。いずれも「言葉の定義」をわざといい加減にして、為にするように下らない批判だと思う。
(中略)

国家戦略会議って、そもそも戦略って何かを考えてみると良い。会社などでも短期中期長期の計画があるはずで、最も長期の戦略的計画に関わっては、具体的な形にならない仕事などいっぱいあるはずだ。また、旧政権とは理念を異にする新政権にとって、そここそが大事な部門ではないか。長期的視野を持った優れた組織は「遊びながら情報集めをしているような構成員」を持つべきだとも言われる。そんな大課題を扱う部署が発足わずか2ヶ月で形が分かってしまっては、逆に駄目な組織だとさえ言えないか。
菅直人はまず初めの頃、こう語ったそうだ。
「組閣当夜、国家戦略担当相の就任記者会見で、菅は『すでに仕事の半分は達成できた』と言った。閣僚人事は霞ヶ関に対する最大のメッセージだ」(10月19日毎日新聞)
組閣のための情報集め、つまり、人々の経歴調べや、各省庁当面の改革焦点課題などの情報集めなどは大変な仕事であろうが、誰の目にも見えない。ただし、これが上手くいけば、今後4年の各省庁改革が保障されたも同然となる。

今現在の戦略局重点課題は、4日の毎日新聞によればこれだけあるという。雇用対策、温暖化防止、東アジア共同体の三つ。これらは、首相から戦略局に与えられた特命事項なのだそうだ。いずれも、すぐ目に見えるものを出せる課題とは言えない。それでも緊急雇用対策などは湯浅誠氏も関わった「ワンストップサービス」などどんどん出ている。戦略局が背後で猛烈に働いていても、表面は厚生労働省の仕事として出てくる。
旧政権は、こういう仕事を官僚、特に事務次官会議に丸投げして、首相ですらが何もやらなかったのだろう。その犠牲が、次官会議で一省でも反対する原案は通らないということだった。天下りが無くならない道理である。

「政権の哲学、重要部門理念、その優先順位」 こんなものが目に見えるわけはない。彼らが関わっていても永久に目に見えないとさえ言っても良い。それとも、全ての閣僚、その組織が、目に見えることだけをやれとでもいうのか。そんな内閣ならさぞかし、官僚が喜ぶことだろう。】

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随筆 ギターと文章  文科系  

2009年12月06日 12時12分21秒 | 文芸作品
 自分で言うのも変だが、最近ギターが上達してきたと思う。正式な弾き方を見たこともなしに思い出したようにずっと断続的に続けてきた一人習いの後、退職後先生についたのが六二歳の時。そんな程度の代物だけど。以後六年で一応だが上級者の仲間入りと言われたのは、正直誇りにして良いことだろう。
 振り返れば、上達に役だったのは僕の場合こんなことだ。最初の音だしを教えられたとおりに気合を入れてやったこと。好きな曲だけをレッスン対象に選んできたこと。曲を暗譜するまで弾き、特に好きな曲は以降も根気よく定期的に弾き続けてその暗譜を保持してきたこと。そして、練習時間の多さ。この四つだ。ただし、老人がこういうやり方をすると犠牲にするものも多い。読譜力や和音知識とその応用力などは、初級者に毛の生えた程度だ。でもまー、その日気が向いた大好きな曲を気分の赴くまま自由にあれこれと弾き回す時は、「僕の余生、楽しいなー」である。さっきも気が付くと3時間も弾き続けていたのだが、こんなことが週に何回もあるほどだ。
 さて、これが本論なのだが、同人誌でやっている文章というものはこうはいかない。こちらはもう少し若くから着手し、十五年以上もやっているのだけれど。一言で言えば、「自分の言葉の癖」からなかなか出られないのである。僕で言えばなんというか確かな言葉、確かな対象の世界といったようなものから出られず、「心」について何か分析的で、曖昧さを無意識に避けているといったような癖がある。いずれも創作文を狭め、面白くなくする要素だろうと考えるのだが、自分ではなかなかどうしようもない。「心を直接に表現する文章」が、凄く書きたくっても書けないのである。文章って難しい。     
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いまこそ菅直人国家戦略担当相の出番 だ        天木プログより

2009年12月06日 11時20分51秒 | Weblog
★自民勢力を完全に抑え込むためには国家戦略の展望を確立することが何より大切です。国民福祉に基礎を置いた戦略の骨組みを示してください。
 そういう観点から天木氏の叱咤激励は正論です。(まもる)
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11月29日の産経新聞「日曜経済講座」で岩崎慶一論説委員が書いている。「どうした国家戦略室」と。

 民主党の政策決定の司令塔であるはずの国家戦略室ではなかったか。いまこそ国家ビジョンを明確に打ち出し、その政策実現に向けて国民に発信しなければならない、と。それなのにこの中核組織が機能不全を起こしているのではないか、と。

 民主党嫌いの産経新聞であるから、岩崎氏のこの記事は、もちろん民主党攻撃の目的で書かれているものだ。

 しかし、私は民主党を応援する立場から、同じ事を言う。

 いまこそ国家戦略室の出番ではないのか。菅直人大臣の政治家としての力量を示す時ではないのか。

 事業仕切り作業に国民が喝采を送ったのは、それが、政権交代を望んだ国民の期待にはじめて目に見える形で応えたからだ。
 しかし国民が本当に期待しているのは、そのようなムダの排除だけではない。官僚批判だけではない。
 その先にある正しい政策の実現、実行だ。自公政権の悪政をきっぱりと否定し、少しでも暮らしが良くなる政策を、一つでもいいから迅速に実現しろということだ。
 鳩山首相の指導力が見えない、とか閣内不一致であるとか、小沢裏支配とか、マニフェストを変える、変えないとか、そんな話はどうでもいい話だ。

 誰でもいいから指導力を発揮して国民にその政策を提示してくれ。

 それこそが、副総理であり国家戦略担当大臣である菅直人に国民が期待している事ではないのか。

 政治家菅直人はいまこそ国家戦略相は民主党の司令塔としてその役割を発揮する時だ。

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今日NHKで「九軍神-でっち上げられた英雄たち」      番組紹介ネット虫

2009年12月06日 11時10分15秒 | Weblog
 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 1941年12月8日(アメリカ時間7日)早朝、航空母艦6隻から飛び立っ
た日本海軍航空隊は、ハワイの真珠湾のアメリカ海軍太平洋艦隊及び基地施設に
奇襲攻撃をかけました。日曜日の不意打ちでした。2度にわたる空襲で、米海軍
太平洋艦隊はほぼ壊滅しました。その後、軍艦マーチとともにラジオで流された
大勝利のニュースは、日本全土を熱狂させました。
 
 そして、「特殊潜行艇による攻撃で戦艦アリゾナを撃沈、乗組員9人が壮烈な
戦死」というニュースが流されました。
 
 ハワイ沖に展開していた潜水艦から出撃した5隻の超小型潜水艇「甲標的」が、
空襲とほぼ同時刻に、真珠湾内に潜入し、魚雷で攻撃をしたとのことでした。
 
 凛々しい若者の「壮烈な」戦死に、日本人の多くが感動の涙を流し、彼らを
「九軍神」と讃えました。九軍神ブームが巻き起こりました。無数の人々が日の
丸を掲げ、靖国神社や護国神社へ集団で参拝し、万歳を叫びました。乗組員達を
讃える多くの映画や小説(獅子文六こと岩田豊雄の小説「海軍」など)が作られ、
各地に記念碑が設置されました。学校では九軍神に続けと子どもたちは教えられ
ました。
 
 しかし、実際に戦果をあげたかは不明でした。アリゾナ撃沈は空襲によるもの
でした。そして甲標的の1隻が打ち上げられ、乗組員一人が捕虜になってしまい
ました。それで、一人減って九軍神となった訳です。日本海軍は、その事実を隠
して、九軍神を大々的に宣伝しました。これが後の神風特別攻撃へとつながって
行きました。
 
 いわばでっち上げられた英雄であった「九軍神」を巡る情報操作を追う番組が
12月6日、NHK総合で放送されます。
 
 NHK総合
 
 NHKスペシャル
 
 「真珠湾の謎~悲劇の特殊潜航艇~」
 12月6日(日) 午後9時45分~10時34分
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/091206.html
 

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