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広島県でも事業仕分けが12月26日にありました 。  JANJANさとうさんの記事から

2009年12月28日 13時18分37秒 | Weblog
★政策選択の透明化で国民に高い評価をうけた事業う仕分けが、県レベルでも実施され県政の透明化が進み評価されているというニュースをお知らせします。
                              (ネット虫)
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 広島県の事業仕分けが12月26日、広島県庁講堂でありました。
平成21年12月26日(土) 本日「事業仕分け」を実施しました(広島県庁HP内「知事コラム」)

年末の多忙な時期に関わらず大盛況だった事業仕分け。
 今回は20事業(議論の流れで26事業に分けた)が対象となり、2班に別れて仕分け作業を実施しました。傍聴者は680人で、会場は満杯。県庁職員の私も傍聴しました。
 結果、6事業が不要、13事業が要改善、1事業が民間で実施、1事業が国で実施、となりました。今回は、予算カットが主眼ではなく、湯崎英彦さん(知事)が強調するように、「県庁の見える化」です。

 さて、本来的には、「仕分け」は、議会の仕事です。ですが、広島県に限らず、地方でも国政でも、正直に申し上げて、議会が機能不全でした。そうした中で事業仕分けには「物事をオープンにする」効能があるわけです。そのことは議員の責任もあり県民の責任もある。そのことを踏まえた上で、これは有意義で面白い、と実感しました。

■結論は常識的でも議論は白熱

 結論については、概ね常識的な範囲になりました。ただ、議論は白熱しました。その議論のプロセスが大事だし「ああ、こういう理由で必要な事業なんだ」ということも県民の皆さんにもわかっていただけたのではないか、と思います。
 以下、当日行われたいくつかの仕分けの概要をご紹介します。

■餅は餅屋‐‐国際ビジネスは産業活性化機構で

 県の商工労働局産業振興部企業立地課国際ビジネス室が取り組んでいる国際ビジネス推進事業は、「民間」=ひろしま産業振興機構に任せよう、という結論になりました。
ひろしま産業振興機構

 この事業は主に、県内産業の底上げに役立つ外国企業を誘致する事業です。仕分け人からは、県や市、経済界がお金を出し合って作っている産業活性化機構に任せたほうがいいのではないか、という注文が出されました。また、ビジネスのことは、ビジネスの専門家が集まっている機構に任せたほうがいいのではないか? 県だと職員が定期異動で居なくなってしまうのではないか? などという懸念が示されました。

 それに対して、県は「産業振興機構は、県内企業のための事業をしているが、県は、外国企業のための事業をしている。」と説明しました。しかし、仕分け人が「そもそも、『広島県内産業のためになる』外国企業を誘致しているんでしょ? 広島県内企業の市場を奪ってしまうような企業を誘致することは県だってしないわけでしょ? どっちも結局は県内産業のための仕事でしょ?」と突っ込みを入れると、県は回答に詰まってしまいました。結局、国際ビジネスに関する事業は機構で行なったほうがよいという結論になりました。

■県はもっと指定管理者にガバナンスを‐‐リハビリセンター

 県立障害者リハビリテーションセンターの運営は、指定管理者の財団に任されています。しかし、実際には財団は県とほぼ一体なのです。その財団が、余剰金を毎年増やしていることが指摘されていました。一方で、いずれしなければいけない施設の建て替えに備えて基金を積んでいるわけでもないことも指摘されました。要は、中途半端なお金が財団に溜まりこんでいるということです。仕分け人からは「県がもっと財団に対するガバナンスを強めてほしい」という注文が出されていました。確かに、責任の所在があいまいなまま、目的不明のお金が溜まっていくことはよくない。県が直営でやってもいいくらいの事業なので、県が責任をもっと持つという結論には納得です。

■港湾のグランドデザインを

 港湾整備特別会計には、厳しい突っ込みが仕分け人から入りました。広島港と福山港は、特別会計で整備・運営されています。両港は整備のために起債を行っています。しかし、債務の償還は素人で見ても困難です。
 当局は「神戸港からトラックで運ぶより、広島港に直接運んだほうが安上がりで経済効果はある」などと効果を強調しました。
 各仕分け人とも、港湾が不要というわけではありません。「グランドデザインを示して欲しい」「むしろ設備を増強したら、逆に便利になり、利用率が増えるのでは?」という注文がありました。

 ただ、エネルギー消費削減に関する議論がなかったのは残念でした。

■畜産が成り立つ構造にしよう‐‐広島牛精液生産

 広島牛の精液を生産する事業も仕分け対象になりました。「不要」という意見はありませんでした。「広島牛」の精液はつくらないといけない。そうでないと、広島としての特徴のない牛になってしまう、という当局の説明はそのとおりだと思います。しかし、仕分け人からは、畜産をめぐる厳しい環境が指摘されました。「畜産がビジネスとして成り立つような戦略が必要」という意見も出されました。この事業も「要改善」に仕分けされました。

■非正規雇用化によるサービス低下懸念

 県立図書館については、本来正規で対応すべき仕事を非正規で対応することへの懸念が仕分け人から提示されました。仕分け人から「司書を非正規に切り替えて質は保てるのか? リファレンス機能が低下したら、貸本屋と一緒で指定管理者でいいじゃないかということになりかねない」と指摘しました。

 非正規雇用の広がりが公務員でも大問題になってきた今、タイムリーな指摘だと思いました。労使ともに今後とも取り組まねばならない課題です。

■県庁が何をしているかを明らかにした

 仕分け終了後、仕分け人からは「県庁が何をしているか明らかになることが県庁への信頼向上につながる」(新倉仕分け人)「県のあり方を考えるチャンス」(小瀬村仕分け人)などのコメントがありました。

 「県が何をしているかわからない」という声は、とくに広島市民から良くうかがいます。わたしも友人からそういう声を聞くことがあり、ちょっとがっくり来ます。
 
 一方で、県は市町への権限移譲後、どういうことをすればよいのかが今ひとつ見えず、職員や県議らの間にも閉塞感が漂っていたのは確かです。それに、前知事の疑惑やリーダーシップの欠如が追い討ちをかけていました。

 今回の仕分けで、「ああ、県とはこういうことをしているのか」と県民の皆さんが思っていただければ幸いです。

 そして、県政に携わる職員や県会議員も「これからの県はこういうところに手厚くやっていけばよいのか?」「こういうやり方もあるのか?」と考えていくきっかけになればいいですね
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 10年度政府予算案を観る  文科系

2009年12月28日 10時22分21秒 | 国内政治・経済・社会問題
 27日毎日新聞に、10年度国家予算案を踏まえた「鳩山内閣100日」を新聞各紙がどう見ているかという評価特集があった。「各紙の違い、より鮮明に」という大判社説である。結論的内容は、こういうものだ。毎日、朝日、東京は「(鳩山内閣に)期待・注文型」であり、読売、産経が「批判型」、日経が「その中間に位置している」と。特に読売についての表現を上げてみると、「そもそも民主党のマニュフェスト自体に否定的であり、総選挙直後から見直しを迫ってきた」。こういう読売の見方こそグローバリズム勢力の見方なのであって、今なお大きな警戒が必要であると思う。

 さて、この予算を最も評価していると見られる26日毎日新聞の予算報道を見ておこう。そこには上手い見出しが付けられていて、この予算を毎日新聞がどう捉えているかをほぼ知ることができる。【家計支援に重点】、【公共事業2割削減】、【公約に財源の壁】。以上三つが、最も大きな見出しであった。

 公共事業を削って家計支援と言えば、まず「大型箱物よりも福祉を!」。旧政権時代の野党は長年こう言い続けてきたのだから、喜んで良いはずの予算と思う。ダム、道路など公共事業20%減、社会福祉10%アップ、地方交付税交付金も5.5%の増額だ。予算初年度のこんなに大きな数字は政策転換と言ってよく、自民党には到底期待できなかったものだし、戦後野党のどこも望んでも手を付けられなかったもののはずでもある。旧政権の補正予算に手を付けて、財源の一部を生み出しているという特徴も大きい。予算編成思想の転換とも言えるこれほど大きな事を、新内閣はその初の当初予算で行ったのである。
 子どもや農業や自治体への予算の他、医療費アップが特に大きい。医療費はしかも、問題の薬代を削って、病院診療費を増やしている。薬代と医療機器代が儲けすぎだと思ってきた。ついでに一言。薬はジェネリックで十分。僕はどこの病院でも「ジェネリック」って注文している。国民皆がこうしたら、医療費が凄く下がると思う。
 以上の予算編成思想の転換こそ、端的に言えば「コンクリートから人へ」なのであろう。これは、自民党長期政権の間中論争の焦点で有り続けた「護送船団方式輸出よりも内需拡大を。それも民生中心の内需拡大で」の一種であることにも注目したいと思う。これも野党が数十年要求し続けてきて果たせなかったことのはずである。
 そしてこれからは、農業振興・食物自給率拡大、観光、環境、対アジア友好などの政治が、景気改善に結びついてくることが、期待される。
 普天間移転問題においても、外務省必死の抵抗をおして既成事実にこれだけ抵抗しているのは、それなりのものと僕は考えているが、これはご批判も多かろうと思う。

 他方、建設業界、輸出産業界などグローバリズム勢力は、新政権のこういう姿勢を本質的に認められないはずであって、「新政権揺さぶり」を一層強めることだろう。マスコミや官僚と連絡を取り合って隊列を整え直した彼らが、どんな画策をしてくるか分からない。マスコミはニュースソースなど依然として古いしがらみの中に足を突っ込んでもいるはずだし、官僚の抵抗も相変わらず続くはずだから。こういう彼らが総力を上げて行うことはもちろん、民主党の変質、弱化、分裂工作。それでも、民主党も新政権も当分割れないと、僕は確信している。参院選や次期衆院選やを前にして巨大与党を割るというのは、非現実的な話だ。そんなことが起こるのは、野党がもっと強くなった後のことだと観ている。

 最後に内閣支持率だが、当初予算が実施され始めたら大きく持ち直すと思う。国民はまだまだ、新政権が行った「予算編成思想の転換」を自民党時代のバラマキや羊頭狗肉的やりかたと同じようなものだと思っている。予算編成思想を変えれば、1年目にしてこれぐらいのことができるということを、まだありのままには信じていない。だから来年4月以降に、子ども手当、授業料補助、農家への所得保障補助、交付税交付金などが、効いてこないわけがないと観測できるのではないか。

 最後に、「ちょっと褒めすぎ」を覚悟してこれを書いた。しかしながら僕は、マスコミが新政権について辛すぎると思ってきた。2大政党制を望むマスコミの立場からすればこうなるのかなとさえ、観測してきた。だから、これぐらい褒めて丁度良いのだと心から信じている。
コメント (3)
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レイバーフェスタ(働くものの映像祭り) の3分ビデオ~18本をネット公開

2009年12月28日 10時13分50秒 | Weblog
★働くものの映像祭典が12/19のレイバーフェスタのビデオ作品の紹介です。
 なお12/19のレイバーフェスタについては
http://laborfesta.exblog.jp/11587763/をごらんください。(ネット虫)
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12/19のレイバーフェスタで好評だった3分ビデオですが、ネット公開OKの18本を
ユニオンチューブ及びユーチューブにアップしました。ぜひご覧ください。
以下の作品です。なお、当日の出し物・レイバーソングなどもユニオンチューブにアップすみです。
なお、OurPlanet-TVの「宮下公園~TOKYO/SHIBUYA」は、ユーチューブではブロックがかかり、
音声が削除されてしまいました。著作権コードにひっかかったのでしょうか。ユニオンチューブでご覧ください。

●ユニオンチューブ↓
http://video.labornetjp.org/
●ユーチューブ↓
http://jp.youtube.com/uniontube55

-----以下当日の上映順。ネットでは逆の順番で上がっています。---------------

・オープニング映像
・派遣時代 台湾・鉄馬映画団体
・なぜ!なくならない過労死  三塚日出男
・土素人の米作り 笠原眞弓
・短歌に込めた父の戦争  長倉徳生
・宮下公園~TOKYO/SHIBUYA  OurPlanet-TV
・「明成皇后国葬図鑑儀軌」を返せ! 田中昭
・じゃがいもじゅく日記 湯本雅典
・世相吟映 動物図鑑2009 亜北斎
・11.27最高裁ヒューマンチェーン   木村紀夫
・戦争とたたかった芸術  志真斗美恵
・サウナ王城ユニオン自主営業中! 松原明
・結婚詐欺  壱花花
・そういうわけで 根来祐  
・神の舞う島  堀切さとみ
・エコ  土本基子
・労災を認めない会社DHL 全日建連帯労組
・就活のバカヤロー!!デモ 庄野真代
・三菱ふそう あれから一年 武田敦

?ココマデ?
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