九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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「よたよたランナーの手記」(82) 速歩きの効果  文科系

2014年12月03日 12時28分46秒 | 文芸作品
 1日、8.8キロ。マシンを使用できる30分2回を各4.2キロ、4.6キロと走った。39度の熱発の風邪を引いた11月初以降の距離11月24日の8.7キロを抜いたことになる。そして、嬉しかったことがもう一つ、26日に走った時と比べて、時速9キロを越えた走りにもほとんど疲れを感じなかったのだ。この日は9.5キロ時が常用スピードになったように感じられて、後半30分で4.6キロ走れたのだった。例によって時速10キロでも走ってみたがその心拍は155以下であり、今日の調子だとこの速度でも30分近くは続けられそうに感じられた。だけど、抑えて抑えて、帰ってきた。怪我以来の努力から体ができてきたから好調なのか、年寄りは単に好不調の波が激しいだけなのか、それが分からないから慎重になって。

 何が良かったのかと、考えてみた。昨日やった戸外の速歩き1時間の効果だと思う。それで思い出したのだが、前に好調だった24日も、その前日23日に速歩き1時間をやっている。時速7~7.5キロほどの戸外速歩きなのだが、これはLSDトレーニングの理想的なものなのではないかと考え及んだもの。「長時間、ゆっくりと、長距離を走るのが、脚全体の毛細血管の伸張に最適」というランニング界確かめられ済みの理論なのである。

 そこで僕の場合の今後に向けて、たとえばこんな事を思いつく。2日続けて1時間速歩きをやって、次の日に走る、と。また、時速10キロともなれば今の僕は、今やっている足首だけでなく膝の補強運動をしないといけないとも思い立った。
 LSD、補強運動とマッサージなどによる血管育成で筋肉が回春すると、そんなことなのだろうか。
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グリーンスパンの懺悔  文科系

2014年12月03日 00時04分25秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 こんなやり口で世界が深閑とさせられたのだと、100年に一度の破綻が起こったのだと、もう一度確認しておきたい。08年10月の拙稿である。
 これだけのことで、虎の子の家を取りあげられた上に借金漬けで街頭におっぽり出されたサブプライムの人たちをずーっと無数に生んできたのである。アメリカだけでなく、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリアにも。
 この時の傷も全く治っていないはずなのに、「アメリカの株がまたしても最高値!」って、一体どういうことだろう。政府などがおんぶにだっこでつり上げているだけなのだ。金融界の「信用」ってそんなものだと、「100年に一度の悲劇的危機」から思い知らされたのがつい6年前のはずだけど??
 このリーマンショックで中低開発国からも外資が引き上げられて、それらの国も莫大な被害を被ったというのが、国連スティグリッツ報告の内容である。


【 金融崩壊、あきれた内幕  文科系 2008年10月24日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)
 本日の毎日新聞夕刊に、アメリカ前連邦準備制度理事会(FRB)議長・グリーンスパンのあきれた談話が紹介されている。06年1月まで18年間、アメリカの日本銀行総裁に等しい地位にあった彼が、今にして「こういう過ちを犯した」と告白したのである。その内容が、「まったくあきれた話」という他はないのだ。米下院公聴会の質疑応答の報道。

 議員質問「FRBはサブプライム絡みの融資過熱を止める権限を持ちながら行使しなかったのではないか」
 グリーンスパン「金融機関に自社の利益を追求させることが、結果的に株主保護につながると考えていた。今振り返れば過ちだった」
 こんなこと、今振り返らなくても当然分かっているはずの話だろう。チューリップバブルにせよ、ほんの少し前の日本の住宅バブル弾けにせよ、過去に無数の例があるのだから。住宅値上げが永久に続くことを前提にしなければ、サブプライム・ローンや、証券会社によるサブプライムローン証券化などできる話ではないはずだ。ネズミ講を、小さな破綻のうちに止めなければ何百倍の破綻になって返って来るというのと同じような話なのだと思うのだけれど。

 議員質問「デリバティブの一種『クレジット・デフォルト・スワップ』(デリバティブなど金融商品損失補填のためのみの保険。これがあるのでサブプライム住宅債権組み込み商品がスリーA格付けなどになった)の取引を規制しなかったことについて」
 グリーンスパン「一部、間違いがあった」
 これも分かり切った話だったのではないか。デリバティブはどこかで躓けば連鎖焦げ付きが起こり、その焦げ付きに対する保険金給付額は実態経済の何十倍にも上ると。またしかも、それらが一斉に請求されることになるはずだから、支払い不能に陥るはずだとも。こんなことも、学者ならばほとんどすべてが指摘してきたことだったはずだ。このスワップの取引残高は本年6月末現在で実に、約5300兆円!に上ると記されていた。

 なんのことはない。「毒を食らわば皿まで。行く所まで行くしかない。俺ら、最後には逮捕されるなー」という、まるでネズミ講運営者そのもののようなやりかたに思えたのは僕だけだろうか。ドル流通調整の「マエストロ(巨匠)」と仰ぎ見られた人物の、これが、反省なのだそうだ。呆れてものが言えない。

 もっとも、日本の政官界も同じような事をやってきたと思う。選挙目当てには、歳出を使いたいだけ使って、高所得者への税はとことんまけてやり、足らなくなると一般ピープル対象に消費税値上げや国民負担増、と。挙げ句の果てが、1000兆円近い公的借金累積の山。
 与党が出す消費税値上げ案の審議は、予算決算だけでなく金額が多い特別部門の貸借対照表を全て出させてからでなくてはならないと思う。例えば、問題の社会保険・医療費・薬代などや年金だけでなく、介護保険も、道路特定財源なども。初めて本格的に始まったこれらの国会質疑の断片からでさえ、その支出内訳には魔物が潜んでいるとしか、国民には思えなかったのであるから。
「各省庁の、野党への資料提出は与党の許可を経てから」
こんなことを与党が官僚に指示したのは、やましいことが無数にあるからだろう。

 とにかく、何を置いても、自民党を引きずりおろそう。
 そこからしか、何も始まらない。 】


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