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「よたよたランナーの手記」(94) 走れるようになる方法(3)  文科系

2014年12月29日 06時12分07秒 | 文芸作品
⑦さて、こういうことの結果として、再開後1年経った13年9月には1時間走れるようになっていました。1時間走れるようになると急に進歩が速くなります。その結果、半年後の3月には11キロ時で走れるようになっていました。
 ただし、僕はその後5月に故障しています。右アキレス腱痛。ここまでの強度の上げ方に無理があったということでしょう。13年9月に時速9キロほどで1時間走れるようになって、3月に時速11キロというのが無理があったようです。11キロ時を回復するにはその後半年以上、この12月までかかりました。年寄りの故障は全てを台無しにします。急に速度を上げ始めると、筋肉系を痛めるということでしょう。8キロ時から上は、例えば8.1キロ時にあげるのも8キロ時を数回走ってからとか、そんな事が必要なのだと思います。

 僕の経験では、30分と1時間の走り間には心肺機能上にそんな体力差違はありません。それどころか、30分と15分の間にも。これを言い換えればこう言うことかと思います。15分を無理なく走れる速度に達したり、6キロ時でも15分は走れると見つけることができれば、それを重ねることによってやがては1時間走れます。ただし、故障しない脚筋作りを重ねながらのことと覚えていただいて、そのためにここに書いたやり方を参照してください。

 最高心拍数を伸ばすには短くとも自分の最高速度で走るやり方が普通ですが、これは年寄りには勧められません。年寄りの最高速度上げは、前に述べたように以下のようなやり方を重ねていきます。
 現在の常用持続速度8キロ時の人の心肺機能は、7キロ時以下とかの自分なりの低速で長く走った方が伸びます。そして、その8キロ時の心拍数がだんだん下がってきたら、最初に8キロ時を走った時の心拍数の速度までは走って良いということ。こういうやりかたを重ねていくと、どんどん最高速度が上がっていくということです。初めに7キロ時でも心拍150だった人が、その内に150なら10キロ時は走れるというように。

なお、7キロ時で30分歩ける人は、同じ速度で走れる人とそんなに変わりない心肺機能、筋肉を持っていると僕は思います。つまり、走れなくとも7キロ時で歩き続けられるようになれば、血管などの体質が質的に向上したというほどの意味があると。また、そういう人は多分、上に書いた経過を参考にしていただければ、間もなく走れるようにもなると確信します。人間が歩くということと走るということは連続していると確信するのです。つまり、次第に速めに歩ける人なら、やがては走れる、と。

(続く)
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米金融独占は世界の食肉、医療、穀物にも及ぶということ(2)  文科系

2014年12月29日 06時02分21秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
『 凄まじい米医療制度(その1、前書き) 
 本日は、前書きだけということにしたい。

 岩波新書、堤未果著「(株)貧困大国アメリカ」の部分要約をやって来て、前回にこんな予告をした。
「アメリカの医療費のことをやろうと思う。保険がなければ出産費用200万円で、それに帝王切開などが加わればプラス100万円とか。かと言って民間医療保険しかない中流家庭には、月15万円の保険料とか」
 上記はニューヨーク在住の知人(娘の友人、大学の同級生で、主婦です)に最近直接聞いた話。僕の聞きかじってきた知識にも合致する。さて、医療のことをまとめるなら同じ岩波新書、堤未果著でも前書「貧困大国アメリカ」(08年1月発行)の方が良い。その第3章「一度の病気で貧困層に転落する人々」(64~95頁)を要約することにした。

 さて、本論(2回は続けようと目論んでいる)の前に二、三の前書きをする。
 以下の内容について皆さんは「にわかには信じがたい」と言うこと間違いなしである。それだけ日本が恵まれていて、アメリカが酷すぎるのであるが、そのまま信じていただくしかない。つまりこれから述べることは、アメリカ医療の現実、真実なのである。
 信用問題は、誰が語っているかも重要であるから、作者の紹介もしておこう。東京生まれで、ニューヨーク州立大学国際関係論学科を卒業し、ニューヨーク市立大学同学科で修士号を取得している。その後、国連婦人開発基金、アムネスティ・インターナショナルNY支局員、米国野村證券などを経て、現在はフリージャーナリストとして執筆、講演活動を行っている。

 要約する第3章は、こういう順番で書いてある。患者の扱われ方などの状況。追い詰められる医師と病院。公的支援の破綻。世界一の大独占病院など。看護師の窮状、医療過誤の続発、無保険者の激増。などなどである。これを僕は、大きく分けてこうまとめたい。アメリカ医療貧困の諸現象を初めに、そしてその背景としての構造を次に。なんとなれば、後者が見えなければどうしてここまで酷くなったかが分からないからである。特に、国民皆保険制度がある日本人には。なお、この後者の背景構造に関わるのは、こういう人々である。大元はニューヨークの投資家、その下位の同盟者である独占的医療保険会社と大製薬会社など。例えば、60~70年代の日本就職状況しか知らない人が、今の日本を、例えば就職氷河世代などを見たら眼をむいて不思議がるしかないというのと同じ理解の難しさがあるのである。つまり、80年代から長時間かかって構造的にアメリカがここまで来てしまったということを推移として示したい。長い年月をかければ、人間がどれほどのことにも慣れてしまうかという好例だろう。日本がそうならないことを祈るような気持ちだ。
 だからこそ今の日本で、TPPがこの上なく容易ならざる大問題なのだと思うのである。TPPでは、例のごとく知的財産権も絡んで医療は最大の柱の一つになっている。ついでながら、TPPの法的問題について日本で最も詳しいブログと思われるものをご紹介しておく。昨日のコメントでも紹介したのだが、「街の弁護士日記」で検索願える。名古屋のある弁護士さんのブログだ。』

(この医療は4回続きます)
コメント (7)
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