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米金融独占は世界の食肉、医療、穀物にも及ぶということ  文科系

2014年12月28日 10時39分00秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 TPPが越年して、表記の問題を考える期間がちょっと長くなった。堤未果の著作から、今日は食肉、明日からは医療、穀物のことを覗いてみたい。去年12月に連載した物の再掲である。

『 アメリカ、統合養鶏業4大独占形成の手口 2013年12月01日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)

 昨日に続き岩波新書、堤未果著「(株)貧困大国アメリカ」の部分要約です。今回は標記のこと。日本にもこういう波が圧倒するという推定からの投稿。
 
 今アメリカ養鶏業では、4つのインテグレーター(統合社)の元に、98%の生産者が下請け契約者となっている。1970年代終わり頃からこの動きが進み、鶏の生産、と畜、加工、流通まで全てがここに統合されている。そして、養鶏業利益の30%は親会社の元に行き、下請け契約生産者の利益は2~3%という結末になっている。どういう仕組みでこうなったか。

 まず、インテグレーターが養鶏農家に持ちかけてきた契約内容はこうだ。1棟2000万円以上もする大量生産方式指定鶏舎を3~4棟を、国家の農業支援事業・支払保証会社の借金付で勧める。種鶏、生産方式などは全て指定され、ほとんど止められない仕組である。こんなふうに。
『会社側は、種鶏およびその特許、飼料、抗生物質、運搬用トラック、と畜場、そしてブランド名を所有する一方で、契約者の方は、借金で投資した鶏舎と労働力、糞尿処理、光熱費などの維持費を提供する』
 これが一定広まるとその後は、こうなっていった。普通の養鶏業者では対抗できなくなって、傘下に入らざるをえなくなる。こうして、借金まみれの下請けの取り分などどうとでもなっていくという理屈である。この本のある登場人物は2棟持っていても、150万の収入にしかならないのだそうだ。
 昔コンビニを始めた僕の友人がこう語ったことがあった。もっと日本の給料が高かったころ、住宅バブルが弾ける以前の時代のことであるが。
「これは、小売業の奴隷化だ」
 街の酒屋さんやパン屋さんなどがコンビニ系列に対抗できず、そこに統合されて行ったのと同じ理屈であろう。やがて全てが24時間営業になってきたような。豚も牛も、これに習っているらしい。その分、抗生物質まみれとか成長ホルモンの多用とか、様々な問題が起こっている。この工場式養鶏の体重は、成長剤のために25年前の8倍であるという。』



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「よたよたランナーの手記」(93) 走れるようになる方法(2)  文科系

2014年12月28日 09時44分09秒 | 文芸作品
⑤71歳まで丸3年間の走行断念・完全ブランクを置いて走り始めた最初の頃のやり方、諸変化をちょっと振り返ってみます。

3年ぶりで走り始めたのは12年9月23日。わずか15分で、1.6キロのほとんどが歩きと、ちょっとの走りでした。おっかなびっくりのスタートだったわけです。26日には30分3.3キロ。これらはすべて時速6キロ台。7キロ時以上などはまったくなくて、歩いているのと同じです。10月4日にやっと時速7キロを越えて、30分、3.5キロ。時速7.5キロになったのは、11月22日でした。そして、初めて走り出す人の今後について、最も大事な問題はここ、心拍数の変化です。

 当時の僕はこの速度でも心拍数150を越えていたのです。心拍数が上がらない人から見れば150を越えることが出来たのだとも言えますが、今この心拍数150なら時速10.5キロで走れます。つまり、トレーニングでこのように同じ心拍数で走れる速度、心肺機能が上がっていくということです。これは是非、覚えておいてください。普通の最高心拍数の限界は、220引く年齢と言われています。僕ならば147ということですが、160までは普通に出せます。参考のために、同じような年齢の年寄りでも、最高心拍140のうち130ぐらいで時速9キロを走れる人もいます。これは心臓など体質の違いでしょう。


⑥さて、ラン再開3ヶ月ほどから膝と足首を鍛えながら、スピードを上げていきました。初の8キロ時が12月4日。8.5キロ時が同8日。階段往復運動を挟みながら、30分で4キロほどの走りがずっと続いていきました。スピード、距離などここらで無理をすると、膝、足首を痛めますので要注意なんです。足首は片足で20回ほどのつま先立ち訓練(何かにつかまって)をよくしていました。

 歩きの限界速度が7キロですから、そこから離れるごとに心肺機能向上と筋肉補強運動が必要になって、僕が9キロ時で走れるようになったのは13年の4月になってからです。その頃は、8.5キロ時の心拍数が150を切るようになりました。ゆっくり走ったスピードでトレーニングを重ねて血管を広げ伸ばして行き、同じスピードの心拍数がだんだん落ちてくるのを待つというやりかたです。すると次には、自分の最高心拍数まで速度を上げられるというわけなんです。

 なお、運動不足から心拍数が130などからなかなか上がらない人もいます。そういう人は30分~1時間の速歩きを重ねないとならない。その末に、同じ速度以下でよいから、走ってみる。それでギリギリ15分走れるスピードを見つけ、それを30分ほど出来るようになるまで重ねる。すると、その心拍数での速度が少しづつ上がっていくはずです。それでも30分走れないとか、心拍が上がらなければ、走るのはもう無理かも知れません。でも健常者でそういう人は少ないはずと、僕は確信するのですが。ただ、太りすぎの方は難しい。その身体での筋肉、心肺、骨格がないからです。 

(続く)

  
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