九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

介護のために自分の人生を楽しめなければ、それは人権侵害

2010年01月09日 09時46分54秒 | Weblog
★新年に妻の姉妹が集まった。みな高齢者であり連れ合いを亡くして独り住まいである。それぞれに年相応に病を抱えている。どうしても話は残りの人生への不安ということになる。お互いに元気なものが介護するといっても老老介護である。
 出るのはため息ばかりだ。そんなとき先日読ませてもらったJANJANさとうしゅういちさんの記事http://www.news.janjan.jp/living/0803/0803283787/1.phpを思い出して姉たちを励ました。みな一様にうなづいてくれた。
 正月早々リアルすぎる話であるが大切なことなので紹介したい。(ネット虫)
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 06年に施行された高齢者虐待防止法には介護する側を支援する趣旨も含まれているが、まだ充分には機能していないようだ。筆者自身の介護経験からも、現代社会では介護者支援のいっそうの充実は必須と思う。「介護のために人生を楽しめないとすれば、それは人権侵害」とするイギリスの制度にも学び、新法制定の議論を始めるべき時だ。

 「高齢者への虐待」「介護殺人」などが、しばしば、新聞紙上をにぎわしています。JanJanにおいても、京都での介護殺人事件の生々しい記事(「哀しき介護殺人事件」)が、強く印象に残っています。
 こうした状況に対し、私は、自分がかつて介護保険を県職員として担当していたときの経験から、また、自らが祖母を介護した体験から、「『介護する人』への支援こそ、いま必要」と考えています。

☆「介護する人」のケアも独立した大問題
 介護される人へのサービス充実は、もちろん第一にされるべきであり、それによって「介護する人」も間接的に救われます。

 これについては、私には忸怩たる思いがあります。私も公務員として法は守らねばなりませんから、介護は「家族によるものを基本」とするという、国のマニュアルに従って事業者を指導しました。「同居親族がいるのに、こんなにサービスを受けさせてはまずいでしょ」という言い方で指導したものです。

 だがこれでは、今、核家族化も進み、地域社会のつながりも薄れている中、「働きながら介護」などが非常に難しくなってしまいます。また、介護サービスを提供する人は低賃金で重労働であり、そのことが人手不足につながっています。こうした状況は一刻も早く打破されなければならないと思います。

 それに加えて、「介護する人」への応援も独立した政策課題であるべきだと考えます。

 政策立案の上で現在は「介護する人」には「人格」が事実上、与えられていないと思います。「介護する人」はあくまで「介護される人」の「付属物」という考え方なのです。それは、「介護する人」が長年、女性が多かったこと、そして、女性の政治的発言力が低かったことが背景にあると思います。

 しかし、「介護する人」の人権がないがしろになり、その結果、沈うつな表情をしていたら、「介護される人」がどう思うでしょうか? 介護する側も気持ちよく過ごせてこそ、お年よりも幸せなのではないでしょうか?

 私は、一時期、介護疲れもあって病床にありました。JanJanに投稿できなかった時期がそれに当たります。その寸前、かなり顔色が悪かった。かえって祖母も心配してしまった。「自分のことはどうでもいいから、しゅうちゃんが元気でいてほしい」と言い出しました。ただ、私も、煮詰まっていますから、「俺をバカにするな。俺が一生懸命やってやってるのに」という反応しかできず、今度はそこでお互いの行き違いが出てきました。悪循環です。

 いわゆる「老老介護」や、家事能力が一般的には低い男性の介護者の場合に、特に問題が深刻化します。疲労のあまり、「貧すれば鈍する」で頭が回らなくなり、余計に介護者が自分で問題を抱え込んでしまうのです。そして実は、真面目すぎる人ほど、今度は要介護者が疎ましく思え、手を振り上げてしまう。そんなパターンはプライベートでは介護者に回った私にとっても他人事ではありませんでした。

 あるとき、耳鼻科に頻繁に通院していたため、介護保険適用外のサービスが増えて負担が重くなった祖母に対して心配するあまり、「そんなに通院しなくて良い。おばあちゃんは少々鼻が詰まっていても俺と違い仕事をしているわけでもないのだから、支障はなかろう」と言ってしまったこともあります。

 そして、介護者が疲労でいらいらしてくると、周りと大喧嘩を始めたりします。そのために孤立していく。そういう悪循環も見かけます。私自身も、介護で疲れているときに友人と喧嘩をし、残念ながら絶交状態になった人もいます。

☆高齢者虐待防止法は、「介護する人」への支援も目的だが……

 さて、高齢者虐待防止法が2006年に施行されました。実はこの法律、「介護する人」への支援も目的です。

 正式名称は「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」といいます。だから、「養護者」=「介護する人」への支援も本来は目的なのです。

 現状では多くの人はイメージ的には、この法律に基づく「通報」を、「虐待する悪い息子や娘から、親を引き離してあげる」と受け取っているようです。しかしこれは誤解で、高齢者のためでもあるが、「介護する人」にも「タオルを投げてあげる」というのがこの法律に基づく通報の趣旨なのです。ところが、そうした側面は、現実の政策立案上あまり強調されることはあまりありません。

 さらに、「虐待した人は鬼か悪魔」という固定的なイメージがあるために、通報先の市町村が逆に、起きた事件を「虐待ではない」としたがる傾向もあります。あくまで私の県での行政経験に基づく一般論ですが、市町村では「悪者」を住民の中につくりたくない、という空気になってしまう場合もあるのです。

☆イギリスを見習い、「介護者する人」応援に本腰を!

 こうした状況を改善するために日本で参考になるのは、「がんばらない介護生活を考える会」の活動ではないか、と思います。

参照:
・「がんばらない介護生活を考える会」
 
 同会は、「介護する側もされる側にもやさしい」、そういうあり方を追究しています。

 そして、

1.1人で介護を背負い込まない。
2.積極的にサービスを利用する。
3.現状を認識し、受容する。
4.介護される側の気持ちを理解し、尊重する。
5.出来るだけ楽な介護のやり方を考える。

 の5原則を掲げ、「介護を抱え込みすぎないため」のチェックシートなどもホームページはもちろん、紙ベースでも配っています。

 私は病床にあったとき、病院でたまたま無料配布していたチェックシートを目にしました。それをチェックして「自分が抱え込みすぎていた」と気づいたのです。

 思い返せば、病気で介護できなければできないで、今度は近所のコンビニ店主が祖母を気にかけてくれたりなどして、表現は難しいのですが「うまく回り」だしました。だが、疲労が過度になっていたときは、そうした想像力も働かなくなっていました。

 「がんばらない介護生活を考える会」のような情報の提供は、本来は、公的にされてしかるべきだと思います。そうすれば、もっと多くの人が助かるのではないかと思います。

 また海外ではさらに一歩進んでいて、例えばイギリスでは「介護する人」にも基本的人権があると考えます。「介護をする人が、介護のために、人生を楽しめないとすれば、それは人権侵害だ」、と考えるのが、イギリスの考え方なのです。

 そのために、独立した「介護者法」を制定し、介護者も必要とするサービスを受けることができるようにしています。すべての地方自治体は1999年10月までに「介護者支援プラン」の作成を済ませています。

 まず、日本もイギリスにならい、「介護者への支援」を、「独立した施策分野」として、立ち上げるべきです。

 実務的な提案をさせていただけば、虐待案件の通報先は市町村です。しかし、虐待してしまった、あるいは、虐待まで行かずとも煮詰まってきた養護者(「介護する人」)の思いを受け止めるのは、別の主体にしたほうがうまくいくと思います。

 狭い地域では「介護を十分できていない人」は、「悪者」にされがちです。彼ら・彼女らへの支援は、少し地域と距離がある、都道府県がコーディネートする、など役割分担をしていけばよいでしょう。

 とりあえず、現行の「高齢者虐待防止法」を生かし、施策を立ち上げつつ、新法制定の議論を急ぐべきです。
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ロンブー、あつしの名言 天木プログより

2010年01月08日 19時18分00秒 | Weblog
選挙のたびごとにいとも簡単にタレントが政治家になる世の中だ。

 だから、テレビで評論家が深刻な政治問題をまじめ顔で論じた後で、いきなり芸能ニュースに飛んでふざけあう。それもありなのだ。

 今朝(1月8日)のテレビでも、菅直人財務相就任や小沢献金疑惑の問題のあとに、いきなりロンブーのあつし(お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳)と安室奈美恵の交際発覚が取り上げられていた。

 その時の淳のインタビューの言葉に思わず笑ってしまった。

 「こんなにはやく見つかると思ってなかったので・・・」

 そう言った後、彼は堂々と自分から交際を迫った事を認め、結婚までほのめかした。

 それを聞いた私は、淳というコメディアンを見直した。

 下手な政治家や官僚などよりもはるかに立派だ。

 人間の価値はどこで決まるか。それは誠実さである。

 今の政治家や官僚に欠けているのはこれだ。

 どんな番組からでもその気になれば学ぶ事はある。

                    

 
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サッカー代表・長友佑都が化けた  文科系

2010年01月08日 00時51分07秒 | スポーツ
 週間サッカーダイジェスト年末年始合併号に長友佑都のインタビュー記事が載っている。最近になって長谷部にも劣らぬほどに見違えるようにたくましくなったと感心して観ていたのだが、その秘密が分かったような気がしたものだった。さわりの部分を紹介したい。

 まず、9月のオランダ遠征・ガーナ戦で成長したとの自覚を語ってみせる。
『前半に自分のミスからPKを与えて先制点を奪われた。去年までの自分だったら「うわ、やっちゃった」と下を向いてしまったかもしれません。でもあの時は「今、自分は本当に良い体験ができているな」という想いが真っ先に湧いてきたんです。(中略)これは良いシミュレーションなんだと考え「恐れずに前を向いていこう」とプレーした結果、後半に左サイドからゴールを演出できたので、個人的にも自信になりました』
 その結果こうなっていったと続く。
『(成長したのは)メンタル面ですね。「ミスをしてもいいからトライしよう」という気持ちを、持ち続けられるようになったのが大きい。やっぱり自分の持ち味を出すには、貪欲にプレーすることが大切。腰が引けたプレーをしていたら自分の良さは出ないし、チームにも貢献できませんから』
『自分が堂々とプレーできていると、対峙する相手も迂闊に飛び込めない。やっぱり「ミスしないように、ミスしないように」って思いながらプレーしていると動きも硬くなるし、周りも見えていないから相手に簡単に間合いを詰められてしまう。堂々としていれば相手も飛び込んでこれないし、自分から仕掛けていける。プレーの幅は確実に広がっていると思います』
 9月に対戦した世界の強豪・オランダには何を感じたか。
『(当日のマッチアップ相手であった、アーセナル所属のファン・ペルシを例に挙げて)スピードや1対1の攻防で負ける気はしなかったんですが、日本のゴールに近づけば近づくほど大きく見えたというか、怖さが出てきた。(中略)ペナルティエリア付近になると急に迫力が出てくる。それがゴールへの執着心というものなんですかね。スピードアップの仕方が尋常じゃなかったし、常にゴールを狙っている点で怖い選手だなと。(中略)常にシュートを打てる位置にボールを置く。ゴールに背を向けていても、反転してシュートを打つというイメージを持っているんです』
 日本の強みはなんですかと聞かれて
『個々の運動量と、それをつなぎ合わせていく連動性の部分。例えば守備においても、まず重要なのは1対1で負けないことですが、チャレンジしている選手がいたら必ず周りの選手がカバーに入るなど、一つのチームとして戦うという協調性の高さは日本の武器だし、さらに徹底しなくてはいけないこと』

上に抜粋した化け方、自覚、そういう境地にも、それぞれの段階があると思う。全国高校選手権の段階とか、アマチュアの最高段階とか、Jリーグの段階とか、さらにそれら各々の決勝戦レベルの段階とか。そして、この長友の場合を、僕はこう思う。世界のトップレベルと自分とを一定正確に比較認識できた段階と。これがどれくらい正確であるかは僕などに分かるはずはないものだが、少なくとも長友はそれが分かったと断言している、そういう段階である。これが可能な程度に、自分の技量も相当なものになっていたということもあるのだろう。ガーナ戦の彼の1撃はそれくらい自信に溢れて堂々とした中距離シュートだと、僕は観た積もりだ。全く迷い無く、ちょっと高揚したという程度の表情、物腰でほとんど普通に打ったシュートだった。
 長友佑都、170センチ、68キロ。この身体で最近では、世界的選手たちとの球際の競り合いでも一歩も引かずに闘っていることありありなのである。チーム有数の走り続ける力や、スプリント力も身体の強さも、以前からあった。そこにプラスされた闘う力と、世界のトップ相手にも平常心でシュートを打つ力。周囲を気にして自分の心をダメにするという日本人の最も弱い部分で、一皮むけたように思うのだが、どうだろうか。 
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ガッカリなんて僭越だけど        ネット虫

2010年01月08日 00時14分42秒 | Weblog
★少し古い話になって申し訳ないですが、というメール仲間からの一文共感しました。
、、、
反天皇制運動機関紙「あにまる」36号の「野次馬日誌」11月12日のところを読んで かなりガッカリした。 天皇在位20年政府主催の式典に、私が敬愛して止まない「ペシャワール会」代表の中村哲氏も出席していたという、記事である。
もちろん「それは彼の自由」だろう。 何も私が天皇制を支持しないからと言って、ガッカリしても仕方の無いことなのかも知れない。しかし、 天皇制側にとっては、彼を取り込む事によって「ヤッター!」と、思っているのではないか? それがくやしい。
これまでの、中村さんの活動を知れば、ただただ、尊敬するのみだ。 また、「じゃあ、君は今まで何をやってきたのだ?」と、問われれば、中村さんの足元にも及ばない。 だから、僕が中村さんの今回の行動を批判するのは傲慢以外の何ものでもない、その事は百も承知している。
 でも、中村さん、「それをやっちゃあ、おしまいだよ!」と敢えていいたい。 みなさん、僕はやっぱり傲慢な古い左翼なのですかね?
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 随筆 「座卓を塗る」  文科系

2010年01月07日 12時29分48秒 | 文芸作品
 昨年末は僕としてはかってないほどに大掃除に励んだ。僕の分担である窓周りで、家中の網戸を全部外して洗ったし、外さねば磨ききれない2階のサッシなども初めて全て外して、ガラス磨きをやった。サッシというもののなんと重いこと。おかげで、腿と肩が何日か痛かった。2階和室の畳を換えたから、こんな気になったのだと思う。「次は、座卓の天板塗りだな」。その和室に置いてある亡父お気に入りのそれは薄い塗り仕上げが劣化して、ところどころ白っぽく禿げたように乾いて見えていた。

 さて新年が開けて5日、家具職人の友人に教えてもらったとおりのやり方で400番のサンドペーパーをかけ始める。木片に厚い布とペーパーを巻いて、木目に沿ってゆっくりと、ゆっくりと。「丁寧に、丁寧に」。黒くて固い木の表面から、赤っぽい砥の粉のような物がペーパーにびっしりと張り付いてくる。とにかく「浅く、全面を均等に、だ」。「全ての傷を気にして研磨していくと切りがない」と聞いていたので、1時間半ぐらいで終えて、水ぶきをする。白いタオルに赤い粉が着いてこなくなるまで何回も拭いた後、から拭きをしてその日は終わる。1日乾燥させて、オイル仕上げの効果を高める積もりなのだが。

 6日正午過ぎ、刷毛塗りを始める。友人に頂いた「成分―米油、亜麻仁油」とある植物性オイルは意外に粘り気があって、つい塗りが厚くなる。厚くなったオイルを刷毛でなぞっては他の所に塗ったりしているうちに、刷毛へのオイルの付け具合など加減も次第に分かってきて、快調に。教えてもらったとおりにとにかくひたすら、「木目に沿って」。その後3時間ほど浸透時間を置いて、拭き取りに。黒光りする木肌の、何ときれいなこと!
 開けて7日、落ち着いてきた黒光りは心持ち褐色度を増し、名馬の地肌なんかを目の前にしているような気分。あちらこちらを触れまわしてもみたし、昨夜から2階に上がっては、もう何回見直したことか。こんなことを思いながら。
〈24日に、ずっとこの部屋でやってきた「ギター遊びの会」(11月22日当ブログ、随筆を参照)があるが、みんなもきっと驚くだろうな。この会も、春夏秋冬ともう二巡り、8回目だ。〉

 そして今、くだんの家具職人友人のこんなメールを思い出している。
 【知人で北欧の家具を輸入し、国内の自分の工場でリペアして再販しているお店があり、彼がつくづく言っているのですが、「I君、分かったんだけどもさ、何も欧州の人がお金持ちって訳じゃあなくて、親の代から大切に家具を受け継いで使うんだよ、だから修繕の業者も繁盛するしね、それからそういう古い家具を流通させる業者もあるんだよ」と。この話を聞いて、ああ、やはり日本はまだまだ発展途上国だな、急激な成長で、作ること、壊したり捨てたりすることばかりで、伝統文化をないがしろにしてきたんだな、と。ただ、私も努力不足ですが、国内にも、名古屋にも修理屋はあります、その気で直す意志さえあればどんな時代でも修理してくれる業者はあると思います。】
 無垢の木を使った古い家具は、全部塗り直してやろう。そんな気になっている。
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スパコン開発予算を追ってみたい、デス。    只今

2010年01月06日 19時29分11秒 | Weblog
 今日(6日)の夕刊は、『中日』『朝日』とも一面の大見出しは(中国 新車世界一〉。
 子供から国に至るまで「一位をめざせ」と息せききってきた結果、たしかに物質的には豊かになりましたが、現在では「こんなはずではなかった」状況。
 今一つ連想したのは、「スパコンの開発予算」事業の仕分けで、「世界一を目指す理由は何でしょうか」との、まことに時機を得たと思われる蓮肪発言。マスコミはこの場面のみをクローズアップし、大事な論点を殆ど避けた。
 
 例えば、このスパコン予算の凍結を主として発言したのは、「スパコンの申し子」と言われる金田康正東大教授を始めとする学者であり、その凍結理由は、去年春までは開発に参画していたNEC、日立が撤退して富士通だけが残った結果、技術方式も単式になったことなどがあり、(詳しいことは「HP金田研究室」をご覧ください)そうしたことあっての凍結主張であったこと。
  
 その「富士通」には31名が天下っており、更にこの次世代スパコンの開発勧進元は、文科省の傘下である「理化学研究所」で、役員には文科省・農水省・財務省の多くが天下っていることを指摘するのはセコイことでしょうか。
 
 また、仕分け後、鳩山首相に「何事ですか!」と詰め寄ったノーベル賞受賞者の野依良治氏は「理研」の理事長、利根川進氏は役員。同席されていた小林誠氏も、役員には天下りが名を連ねる「日本学術振興会」の理事。 
 同じノーベル賞受賞者でも、サラリーマン受賞者の田中耕一氏とか、名古屋弁が時々出る益川「九条の会」世話人は、多忙故にお顔が見られなかったのでしょうか。「スパコン」も、天下りビジネスになっていなければ幸いですが…
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「普天間移設」は、どこかが受け入れるべきなのか? あつこばのブログより

2010年01月06日 12時27分46秒 | Weblog
★映像ディレクター小林アツシさんが彼のあつこばのプログにhttp://atsukoba.seesaa.net/
普天間移設について単純明快さわやかな意見を載せています。紹介します。
                             (まもる)
===========================================================
いわゆる「普天間移設」に関して、与党の中で辺野古に代わる候補地探しが始まっています。しかし、そもそも普天間基地は日本には必要が無い基地です。「移設先」も必要ありません。

テレビや新聞では「移設」することを前提にして、さまざまな「候補地」が取り沙汰されています。こうした状態になると4~5年前を思い出します
私は『基地はいらない、どこにも』というDVDを制作していました。内容の半分以上は辺野古での米軍基地建設計画に関連するものですが、岩国、神奈川をはじめ日本全国で取材しています。当時は米軍再編の計画が地元との相談もなく日米間で合意され各地で反対の声が噴出していました。

米軍再編では「沖縄の負担軽減」を口実に、全国各地で基地強化が図られました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/54180345.html

辺野古には当時も全国から多くの個人や団体が駆けつけていました。
市民運動の団体の人達が全国から辺野古に集まった時、名護市瀬嵩の渡具知智佳子さんは集まった人達に以下のように伝えました。
「皆さんの地元に持っていけばいいんじゃないかって言われたら、それはそれで拒否してくださったらいいんです。ウチもいらないよ、沖縄にもいらないよっておっしゃってくださったら、それで私達はすごい励みになるし、一緒に頑張っていけたらと思います。」

時折、どこかが「普天間基地の機能を受け入れる」と言わなければどこにも決まらないから無責任だ、という主張がされる時があります。

しかし、人殺しのための基地などどこにもいらないのです。

そして、軍事基地はその地域が容認していると拡大し強化されます。

2004年にラムズフェルド国防長官(当時)は「歓迎されないところに、基地は置かない」と発言しました。あれだけ強面(こわもて)と思われている米軍であっても、できれば自分たちを歓迎してくれるところにいたいのです。

いまこそ、全国各地で「基地はどこにもいらない」と声をあげるべき時です。

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雇用対策こそ最優先の課題     らくせき

2010年01月06日 10時01分27秒 | Weblog
雇用が増えなければ、経済回復を実感するのは難しい。
働き口を得られないのに、経済の成長率が高まったところで
なんの意味があるだろうか。

日本も韓国も問題意識は同じ。
東亜日報の記事です。

   

補正予算などの効果があったとして、景気が回復しても
働き口は比例して増えない。
景気回復の速度に比べ雇用の回復は遅い上、
投資が行われても働き口が以前ほどは増えない。

いわゆる「雇用のない成長」がますます深まっているのだ。
実際に昨年の景気回復を主導したのは輸出大企業だったが、
雇用はその実績ほどは増えなかった。
むしろ昨年10月まで民間部門で減った雇用は
実に32万3000件に及ぶと集計された。
公共部門で創出した働き口33万2000件がなかったら
失業大乱が起きていただろう。

働き口を増やせる解決策はすでに出ている。
国民の税金を搾り取って作る公共部門の働き口はその場しのぎなだけだ。
輸出と製造業の投資を奨励することも必要だが、
こうした分野で雇用を画期的に増やすのはますます難しくなっている。

結局は雇用創出効果が大きいサービス業を育成するしかない。
サービス業の就業誘発係数(10億ウォン当たり就業者数、2005年基準)は
18.4人で、製造業の10.1人の2倍近い。

サービス業こそ雇用創出の宝庫なのだ。
すぐに規制を緩和すれば医療、法律、教育、観光、流通、メディア産業で
若者に与えられる数十万件の高級サービス働き口を作り出すことができる。

李大統領と政府が真に雇用創出を国政の最優先課題だと考えるなら、
これ以上利益集団の機嫌をうかがうことなく
果敢にサービス業規制緩和に乗り出すのが正解だ。

言葉だけで雇用創出を叫んだからと雇用が自然に生まれはしない。
その真正さは雇用を作った実績が述べてくれるだろう。

    

さて、どちらの国が雇用創出により早く成功するのでしょう?
良い意味で競争して欲しいものですが、
日本のほうが不況の程度がひどいようですね。



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素朴な疑問    らくせき

2010年01月06日 09時50分03秒 | Weblog
記録的な大雪、酷寒…。
今年の冬、世界各地で気象異変が起きている。
本当に地球温暖化は正しいのかという疑問を抱く。


こんな疑問をいだいているのは私だけじゃないようです。
韓国の東亜日報にもこんな記事が。

   

韓半島では今年の冬、05年以来最も強烈な
‘冬将軍’が猛威を振るっている。
特にソウルには4日の一日間に25.8センチの‘雪爆弾’が降った。
100年ぶりのことだ。
気象専門家らは当初、「赤道付近の東太平洋に
海水の温度を高めるエルニーニョが残っているため
今年の冬は寒くない」と予想した。
しかし冬になって地球の北半球は凍りついている。
最近、世界の気象を見れば地球温暖化と反対に向かっている感じがする。

  

温暖化は長い目でみてのことだから例外はあるでしょうね。
でも温暖化の裏づけとなっているデータが
恣意的に引用されていると指摘する声もあるようです。

まだまだ、雪はふるようです。

寒いのは嫌いです。




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総理候補 NO 1 は桝添さん ?       ネット虫

2010年01月05日 09時36分43秒 | Weblog
 雑煮を食べていたら、テレビに、「総理として期待できる人」という日経の世論調査を紹介していた。思わず餅がのどに詰まりかけた。皆さんはどうお考え?

一位 桝添さん    18%
二位 鳩山さん    12%
三位 岡田さん     9%
四位 小沢さん     7%

十位 谷垣さん     3%

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【新聞記事転載・韓国強制併合100年】従軍慰安婦被害者の金順岳さん死去 Kameda

2010年01月05日 09時11分30秒 | Weblog
★韓国強制併合100年で韓国のマスメデアは関連のニュースの報道が活発である。
下記「朝鮮日報」の記事もそのひとつである。アジア外交に積極的に取り組もうとしている今年我われが忘れてはならないニュースである。
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{従軍慰安婦被害者の金順岳さん死去}

日帝による植民地統治下で日本軍の従軍慰安婦として連行され、近 年は当時の実態を積極的に証言してきた金順岳(キム・スンアク)さん (82)が2日午前、死去した。 
 金さんは現在の慶尚北道慶山市で小作農の家に3人兄弟の長 女として生まれ、16歳の時に「繊維工場に就職させる」とい う言葉にだまされ、日本軍の慰安所に連れていかれた。その後、中 国のハルビン、内モンゴル、北京などで2年あまりにわたり、 日本軍に性的奴隷生活を強要された。

金さんは解放後の1946年に鴨緑江を渡り帰国し、ソウル、群山、麗水、東豆川などを転々 としながら苦しい生活を営んできた。
 
金さんは2000年に日本軍による従軍慰安婦被害者として登 録し、韓国挺身隊問題対策協議会の集会で慰安婦の実態について証 言してきた。

07年2月には国会統一外交通商委員会に出席し、慰安婦の生活実態について証言。
08年8月には慰安婦のつらい生活をつづった一代記『わたしの気持ちは誰も分から
ない』を出版した。
 
大邱市中区の病院に設けられた遺体安置所には、「挺身隊のおば あさんと共にある市民の集い」や挺身隊問題対策協議会のメンバー約50 人が訪れた。中には大邱市在住の慰安婦被害者、イ・ヨンスさん (82)、シム・ダルヨンさん(83)ら4人の姿も あった。

 ひつぎの前には白喜英(ペク・ヒヨン)女性部長官、丁世均 (チョン・セギュン)民主党代表、朴宣映(パク・ソンヨン)自由 先進党広報担当、大邱市民団体連帯会議などから献花があった。

金さんの死去で、韓国政府に登録した慰安婦被害者のうち生存者は 88人となった。
チェ・ソンジン記者朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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権力者って?     らくせき

2010年01月04日 13時37分11秒 | Weblog
民主主義は権力が庶民の手に移行したということ。
しかし庶民は権力を手にしたなどとは全く感じていない。

イラク戦争で米軍の女性兵士が捕虜を虐待した際、
戦争という極限状態は人間をここまで変えてしまうという
説明がなされた。
私も、だから戦争はいけない、と思ったものである。

同じことは日本軍の兵士が中国大陸などで、捕虜を虐待したり
民間人を殺したりしたことも、同じ様に説明される。
しかし、これは庶民が権力を手にした時におこる普通のことなのかも。

権力とは力。
卑近な例でいえば、自動車の運転をする人が、ハンドルを握ると
人が変わるといわれた。
それまで大人しかった人が急に歩行者に暴言を吐いたりするとか。
たしかに、そう言われると心当たりがある。

力を手にした時は、その力に使われないようにする心構えが必要。
権力から遠い存在だった人が、はじめて権力を手にすると
知らず知らずのうちに、それを使ってしまう可能性がある。

イラクの兵士も極限状態に追い込まれていたというよりも
自分の力に酔ってしまったのかも。

ソビエトが崩壊してロシアからの独立を目指す国が
お隣の国へは力で圧力をかけるという例もあり、
権力は一筋縄ではいかない。

沖縄の基地問題も、米軍に媚びるマスコミは論外として
本土の庶民は、ほとんど沖縄県民にエールを送っていない。
これはなぜなのか?

本土の庶民が恵まれているから。沖縄に基地を押し付けているから。
権力の側に身をおいているから。
でも、私をふくめて、自分が権力の側にいるとは全く感じていない。
そのくらい権力は心地よい。
基地を持って来い、とは言わない。
沖縄と同じ地平には立ちたくないのである。

では、せめて基地はなくそうといわなくては。
それくらいの責任感はあってもいいのでは?

なぜ、マスコミはこういう主張を掲げないのか?
答えは明瞭。彼らは権力だからである。

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10年度軍事予算案決定に抗議します。        杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)

2010年01月03日 20時19分39秒 | Weblog
09年12月25日の政府予算案決定で「ミサイル防衛」用迎撃ミサイルPAC
3の事実上の追加配備(レーダー等のPAC3対応型への先行改修)、大
型ヘリ空母、新戦車、海兵隊グアム移転費等の米軍再編経費などが計上さ
れてしまいました。

 2010年度防衛関係予算のポイント(財務省HP:市川主計官)
 http://www.mof.go.jp/seifuan22/yosan014.pdf

 2010年度防衛関係費(防衛省HP)
 http://www.mod.go.jp/j/library/archives/yosan/2010/kankei.pdf

財務省HP掲載の防衛省資料によれば、大型装備品については、

1.PAC3部隊の対処能力向上・PAC2部隊のシステム改修
・PAC3部隊における対処能力の向上(ミサイルの取得等) 127億円
・PAC3未改修部隊(PAC2部隊)のシステム改修    639億円

2.ヘリ搭載型護衛艦(DDH)の取得           1,208億円
・護衛艦「しらね」の代替更新としてヘリ搭載型護衛艦を1隻取得

3.新戦車の取得                       187億円
・74式戦車の代替更新として13両取得(全て教育所要)

と記載されています。鳩山政権は、予算の「ゼロベースの見直し」を掲げ、
装備品(兵器)の導入根拠となる「防衛大綱」改定も1年先送りしました。
財務省がこれら大型装備品の計上断念を求め、軍縮を掲げる社民党が政権
参加しているにも関わらず、ほぼ防衛省の要求通りの兵器予算が計上され
てしまったのです。

このふざけた決定に強く抗議し、予算削除を要求します。なぜこうなって
しまったのか。関係者は情報公開と説明責任を果たすべきでしょう
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映画紹介「アバター」世界的大ヒットの政治的意味      シネ魔

2010年01月03日 10時43分16秒 | Weblog
★シネマ探しをしていたら、HP熊田一雄氏が上記のタイトルで「アバダー」を紹介していた。是非見るつもりである。

ジム・キャメロン監督が200ミリオン以上の経費を投入して制作した3D大作SF『アバター』が大ヒットしているというのは興味深い事実だと思います。映画の内容としては、日本でも公開されていますから皆さんご存知の通り、『風の谷のナウシカ』+『もののけ姫』+『ダンス・ウィズ・ウルブズ』+『ラスト・サムライ』といった過去の映画へのオマージュの集大成としか言いようがありません。3D技術の普及という意味では歴史的ですし、森のイメージや山のイメージ、そして「コネクション」の思想などにはオリジナリティもありますが、名作として語り継がれるレベルには少々物足りないとは思います。

 この作品の中で、興味深いのは、ストーリー全体を通じてベトナム戦争や、イラク戦争、アフガン戦争への批判というトーンが明白だという点です。資源の確保を狙って異文化への侵攻を行っているという設定は、イラク戦争とどうしても重なってしまいますし、映画の中で出てくる鉱山会社の経営者パーカー・セルフリッジという役は、どうしてもイラク暫定統治機関のブレマー行政官と二重写しになってしまうのです。このセルフリッジの役は、芸達者のジョバンニ・リビシがやっているのですが、余りに上手に「悪役」を演じてしまっているので、キャメロンの前作『タイタニック』の敵役をやったビリー・ゼーンのようにイメージが固定してしまわないか、私は心配になったほどです。ちなみに、リビシの演ずるセルフリッジは「困ったような表情」から「ネクタイの緩め方」まで、明らかに「ブレマー、そしてブッシュのイメージ」が投影されているように思えます。

 とにかく、いくら宮崎駿監督への崇拝が原点だからといっても、自然を善、人間を悪、異文化の側を善、米国の軍事力を悪、と描いたこの作品が大ヒットするというのは「ポスト911」の時代ではあり得なかったことであり、「オバマの時代」ならではの現象だと言えるでしょう。公開13日目の時点で、米国国内269ミリオン、世界全体で745ミリオンという興行収入は、異常な大ヒットです。その背景には、米国内外の「反イラク・アフガン戦争」の「気分」があるのは明白ですし、また巨大な観客がこの作品に触れることでそうした「気分」に接することになる、そうした効果もまた避けられないことのように思います。

*『アバター』のヒロイン像は、キャメロン自身も言っているように、ジャパニメーション(特に宮崎駿のアニメ)における「戦闘美少女」像の強い影響下にあります。こうしたヒロイン像がグローバルにアピールする理由については、拙著「男らしさという病?」(風媒社、2005年)をご参照ください
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グランパスよ 酔いを冷ましてくれるなよ     酔いどれグラグラ

2010年01月03日 10時33分49秒 | Weblog
なんだ なんだ なんだ  四対一 それはないだろう。

天皇杯 大会の名称気に入らんが 久しぶりのビッグタイトル

そんなに実力の差があったのかね?

誰か納得できる解説をしてほしいね
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