Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

全日空寄席

2007-05-23 13:12:00 | エトセト等
こどものとき,落語はラジオで聴くものだったが,いまは航空機内でヘッドセットで聴くのがほとんど唯一の機会になってしまった.

毎月変わる,ということは一ヶ月同じ,往きも復りも同じ.機内アナウンスがあると中断するが,中断したところから再開する.このたびは
落語 桂ちょうば「たいらばやし」
女道楽 内海英華
落語 桂ざこば「子はかすがい」
今月は,天満天神繁昌亭で収録.こどものときは関西の落語が流れると父親が関西弁が嫌いで,ラジオをぱちんと切ってしまったものだ.

「ちょうば」は「ざこば」の弟子だそうだ.
「たいらばやしか ひらりんか
いちはちじゅうの もーくもく
ひとつとやっつで とっきっき」
というのは,小学生のときに覚えて,いまなお忘れないでいるが,これを落語の形でちゃんと聴いたのは初めて.ところが今回は問題の落ちを聞き損なった<--「差別用語」とかで昔のおちは使えないことになっているらしい.

女道楽というのは東京で言う三味線漫談らしいが,厳密にはそうではないのかもしれない.東京の寄席に出てくるのは食えないおばあさんが多かったが (人形お鯉さんはきれいなころ見たことがある),このかたは声が若くて華やかな感じ.この全日空寄席のテーマ (寄席囃子) はジャズだが,これも内海英華さんのトリオによるもの.写真は昨年の暮れ,毎日新聞にジャズのプレイヤーとの共演が報道されたときのもの.ボントロおじさんも楽しかったことでしょう.

最後の「子はかすがい」はやっぱり良かった.こどもがトラちゃんという名前で,東京の落語家が「子別れ」というタイトルでやるときと違うと思った.
コメント (1)
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