Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ビブラフォンのダンパー

2007-05-12 20:32:58 | ジャズ
ビブラフォン,通称ヴァイブは叩くと音が持続する.音を途中で「切る」ためにダンパーを用いる...というより,ふだんはダンパーが効いていて,ペダルを踏むとダンパーがはずれて音が伸びると言ったほうが正確だ.

ヴァイブの発音体は金属板で,フェルトを張った板を下から金属板に押しつけた状態がダンパーが効いた状態である.しかし数年も使うとフェルトが堅くなって,金属板の位置だけへこんで堅くなってしまう.最近は天然素材のフェルトばかりでなく,合成物質を使った輸入品ダンパーも売られているが,交換に数万円を要するらしい.

そこで姑息な手段を試みた.DIY店で隙間テープという,立て付けの悪いときに使う,柔らかい素材に粘着テープが張ったのを売っている.まずこれを堅くなったフェルトの上から貼り付けてみた.結果は,みじめ.隙間テープ素材のレオロジカルな時定数と,金属板の時定数とが一致することがある.こういう金属板を叩いてからダンパーを効かせると,ダンパーの上で金属板がびりびり振動し,異様な音を出した.

今日は手芸店で厚めのフェルトを買ってきて,これを両面テープで堅くなったフェルトの上から貼り付けてみた.写真の金属板の隙間の緑色.見てくれは良いし,音も今のところうまくいっている.しかし貼り付けたフェルトも堅くなるのは時間の問題だな.
コメント (3)
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