Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ヒューマン・ロボット・ジャム

2010-06-01 10:06:49 | ジャズ
上海万博でバイオリンを弾くロボットが話題になっているが,こちらの Georgia Tech. Center の Shimon 君は自分の頭を働かせてヒトとインタープレイをする.



曲は Duke Jordan の Jordu で,テーマとコード進行くらいはインプットしてあるようだ.
ヒトに追随しているだけだが,リズムを替えてもちゃんと付いて来る.これは1年くらい前の動画で,メロディをつなげることはまだ苦手らしいが,コードを並べる程度ならアドリブもできる.
ロボットに目をやりながら演奏するピアニストさんご苦労さん.彼の心中を推し量ると,初めての相手と こわごわセッションするのとあまり変わらないのではないか.
この動画は短くして字幕で解説を入れてあるが,完全版が別にある.

楽器はマリンバで,確かにロボット向きの楽器だ.ビブラフォンはペダルがあるので敬遠されたと見える.
パット・メセニーのオーケストリオンみたいに,音板とマレットを一対一に対応させた方が操作は易しいとは思うが,視覚的なロボットらしさを狙ったのだろう.

今では Shimon 君には頭が付いていて,首を傾げ,口をぱくぱくさせる.先月アップされたこの Paper Moon では,かなり複雑なメロディも弾いている.
学生さんの解説つきだが,然るべき学会誌には詳しい記事があるはず.



人類滅亡後も,ロボット達がむなしくセッションしていたりして...
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