Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

セーヌの流れに沿って - ひろしま美術館 

2011-01-13 10:17:27 | お絵かき
マルケ「ポン=ヌフ、夜景」



開催概要によれば
*****本展は、セーヌ川流域を5つの地域に分け、それらを描いた19世紀半ばから20世紀にかけての作品120余点を紹介するものです。印象派の展開、近代都市パリの相貌、田園と都市、日本人画家とフランスなど、さまざまな視点から見たセーヌの豊かなイメージをお楽しみください。*****

なんだか似たような名前・似たような趣向の展覧会が多いなぁと思ったが,これは収穫.国内の美術館の所蔵作品をかき集めたようだが,有名な作品が少ない.ということは はじめて見る作品が多いわけで,かえって新鮮.

主な作品はひろしま美術館のホームページで紹介されているが,ぼくの印象に残ったのは

フジタ「ル・アーヴルの港」,ムンクみたい.

ルノワール 「クロワシー付近のセーヌ川」では,まるっこい木々が女性の肉体を思わせる.

佐伯祐三「テラスの広告」.J 子はこの絵がデザインされたクリアホルダーをミュージアムショップで購入.

「モンマルトルの風車」1886 はとてもゴッホの作とは思えない.悪く言えば,デパートの売り絵みたい.
若き梅原龍三郎の作品にも全然らしくないものがある.でも,フランスの画家を見習ってフランスの風景を描いても,日本人画家の絵はどこか日本人らしいのが面白い.

ルソー「サン・ニコラ河岸から見たサン・ルイ島」幽玄な雰囲気.しかし,画集でみたらまったくつまらない絵かんじられた.

浅井忠「グレーの洗濯場」.会場の解説文によれば,浅井の代表作だそうだ.

香月泰男「エトルタ」.晩年の作だが,シベリアシリーズとは全然違う!

その他ヴラマンク,モネ等の絵が多かった.モネって睡蓮ばかり描いていたんじゃないんだ,凄いなぁ...と感心する無知な私でした.
コメント
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