Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ビブラフォンの (半音側) 共鳴管

2011-01-27 07:53:03 | 新音律

マリンバやビブラフォンには音板の下に共鳴管がぶら下がっている.民族楽器では,管 (パイプ) の代わりにひょうたんがぶら下がっていたりする.共鳴管があると,音量は増えるが音の減衰は早くなり,音色も変わる.音板だけ見れば打楽器だが,管は管楽器で,音板と温度特性が逆なので,夏と冬の野外演奏では共鳴がずれ音が貧弱になる.クラリネット同様の「閉管」構造だが,それは管を短くするためかもしれない.

音板はピアノと同様2段に配列されていて,ピアノの黒鍵に当たる半音側は b のように 2-3-2-3-... の配列でよい.しかしヴァイブの神様が c で弾いておられる楽器のように,アーチ型になっていることが多い.これが高級なイメージを与えるとされて来たようだ.音板がない部分の管は「筒抜け」である.筒抜け管も共鳴して,雑音を出すのが嫌だというかたもおられる.

ゲイリー・バートンは,かって a のようにアーチにサイケな絵を描いたヴァイブを使っていた.あのころは彼も若かったのだ !

b の配置は軽量化を必要とする大きな楽器に多いようだ.ピプラフォンは 3 オクターブが標準だが,たしかに b の楽器は 4 オクターブもある.構造的には b よりも d のほうが頑丈らしく,分解して運搬することを売りにした楽器には d タイプが多い.

e の形はマリンバからビブラフォンに移って来たらしいが,この関数はなんだろう?

どれを選ぶかと言われれば,d である.運搬を考えれば 1g でも軽いほうが良い !!

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