Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

心臓ピクニック

2014-09-26 07:18:22 | 新音律
心音メトロノーム計画についてH大学のT先生 (音楽の先生!) にご助言を仰いだところ,一脈通じるところがありますよと「心臓ピクニック」を教えて下さった.
こちら http://www.junji.org/heartbeatpicnic/indexj.htm は少し古い,4 年程前のページだが,心臓ピクニックがどんなものかがよく分かる.

実体は聴診器とそれにケーブルで接続された掌に載るブラックボックスで,これが心臓の分身.鼓動と同期してぶるぶるドキドキと動く.
この心臓ボックスによる遊び方が心臓ピクニックである.自分の鼓動をいろいろな TPO で鑑賞する,あるいは複数で鼓動を鑑賞しあうことが心臓ピクニックである.上記 渡邊淳司さんの HP から冒頭部分を引用させていただくと

「心臓は生命を維持するために毎日10万回以上拍動していますが、私達は、その鼓動を、緊張した時や怪我をした時など、特別な場合以外、意識することはありません。本ワークショップでは、自分自身の鼓動を振動スピーカーを通じて身体外部に感じ取れるようにするとともに、名刺のように交換したりして、コミュニケーションを図ります。それらの行為を通じて、自分自身の身体の存在を感じなおす試みをしてみたいと思います。」

心臓ボックスの心臓部分は,下記論文によれば,ヤガミの実験用心音計 HBS-NA である.着衣の上から鼓動が拾えるし,雑音も除去してくれる優れもの.ふつうの聴診器は安静状態での診断が前提らしいが,楽器演奏程度の運動中でもテープで固定すれば測定可能だろうか.
それにしても,6 万円強はお遊び用には痛い.
http://ec.yagami-inc.co.jp/shop/o/o5591700-R01

論文 : 渡邊淳司、川口ゆい、坂倉杏介、安藤英由樹「『心臓ピクニック』:鼓動に触れるワークショップ」日本バーチャルリアリティ学会論文誌、16 (2011) 303-306.
http://www.junji.org/papers/2011VRSJheartbeat.pdf

こちらの動画よりは上記HPのほうが要領が良いが,動画にはT先生も登場しておられる.

コメント
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