Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

心音メトロノーム計画は難航

2014-09-12 08:15:36 | 新音律
心拍をアンプしてスピーカーから流し,これを伴奏に演奏しようと言う計画が意外に難航.おもちゃの聴診器音を iPhone のマイクで拾い,実時間で増幅し,出力するはずだったが...



まず写真の聴診器を 1000 円程で購入.使ってみると自分の心音は意外と小さく,おまけにバネがきつくて 10 秒も経たないうちに耳が痛くて我慢できなくなる.他の音が入らないように,両耳にぎゅっと詰め込む必要があるらしい.
まず T 型チューブを DIY 店で求めたストレートなものに交換した.



今やハンディにして万能なオーディオ機器である iPhone だが,マイクや端子があまりにコンパクトに詰め込まれ過ぎている.底面写真では右端がイヤホン端子,中央が計算機・電源との接続端子で,そこに挟まれた編み目がマイクである.そこでチューブとイヤホンを iPhone に接触させるためのアタッチメントを 3D プリンタで作らせてもらった.下の写真のように見た目はかっこいいのだが,結果は惨敗.



聴診器アプリ iSethoscope というものが iPhone 用にあり,その処方に従い,裸の胸に iPhone のマイクを密着させまず録音する.これを再生すると確かに iPhone のスピーカーから心音が聞こえる.この iSethoscope のホームページに,iPhone の白いイヤホンは低域特性が悪く心音は聞こえないと書いてあったのを発見.細いイヤホンプラグに合わせた 3D プリンタアタッチメントは他のスピーカやイヤホンにはつぶしが効かず,無駄になってしまった.

アップルお仕着せのボイスメモや, アプリ Vonbruno Microphe では,裸の胸に iPhone のマイクを密着させて録音・再生してもスピーカーで心音を聞くことは出来ないようだ.iSethoscope では何かオーディオ処理をしているのかもしれない.

iPhone にはマイク端子がないが,純正イヤホンのコントローラにマイクが仕込んである.ここに聴診器のチューブを縛り付けてみたが,やはり不首尾に終わった.
聴診器チューブとマイク間のコンダクタンスもひとつの問題と思われる.

購入した聴診器はダイアフラム面だけを持つシングルタイプだが,この他にダイアフラム面とベル面がリバーシブルになっているダブルタイプがあり,心音にはベル面が適していたらしい.

金さえかければ何とでもなりそうだが,それはお遊びの趣旨に反し,無粋である.今後どうするか,思案中.

以前の拙ブログでべこべこした素材で作ったケースに iPhone を入れて胸に当てれば聴診器になりそうだと書いたらが,そうしたものがもうすぐ製品化されるようだ.3D プリンタでケースの原型を作ったのは 15 歳! 賢い子だね.1台くれないかな?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg