Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

Stranger in Paradise ← だったん人の踊り

2021-11-06 09:13:25 | ジャズ
J 子の (クラシックの) ピアノの発表会で,先生の伴奏でこの歌をテナーで独唱された方がおられた.Stranger in Paradise は 1953 年のブロードウェイミュージカル「キスメット」の挿入歌で,原曲はボロディン 1833-1867 のオペラ「イゴーリ公」中の「だったん人の踊り」である.ミュージカルには他にもボロディンの楽曲が使われていて,1954年の第8回トニー賞は「キスメット」が受賞したが,音楽担当としてボロディンの名が世紀を越えて,彼の曲を用いた Robert Wright and George Forrest とともに明記されている.

Stranger in Paradise はフランク・シナトラ,トニー・ベネット,N・K・コールなどが歌っている大スタンダードとなった.これはビブラフォン奏者テディ・チャールズ Teddy Charles の the All Stars による演奏で,タイトルは Borodin Bossa Nova.1964 年のアルバム RUSSIA GOES JAZZ の一曲で,メンバーがすごい : Jerome Richardson (flute), Eric Dolphy (bass clarinet), Zoot Sims (tenor sax), Pepper Adams (baritone sax), Teddy Charles (vibraphone, arrange), Hall Overton (piano), Jimmy Raney (guitar), Teddy Kotick (bass), Osie Johnson (drums) .



RUSSIA GOES JAZZ は商業よりだが,テディ・チャールズの本領は実験ジャズ.スイングする現代音楽の趣で,管合奏の間を縫うヴァイブの金属音が癖になりそう.動画は 1956 年の Vibration (Mal Waldron 作曲). the Teddy Charles Tentet のメンバーは Art Farmer (trumpet), Don Butterfield (tuba), Gigi Gryce (alto saxophone), J.R. Monterose (tenor saxophone), Sol Schlinger (baritone saxophone), Teddy Charles (vibraphone), Mal Waldron (piano), Jimmy Raney (guitar), Teddy Kotick (bass), Joe Harris (drums).
これを聞いてから Borodin Bossa を聞くと,なるほど感がある.

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