Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

臨書で遊ぶ

2022-03-27 09:35:11 | エトセト等
呉市立美術館の二人展で刺激され,臨書で遊びたくなった.7年前の宮沢賢治の臨書以来.もっと遡れば,高校時代になってしまう.

先人の署をお手本に書くのが臨書.
画像の左ふたつがお手本の例.それぞれ日下部鳴鶴(左),池大雅(中 : 拓本) の楷書千字文の一部.
右は池大雅の一部を臨書してみたもの.ジャズで名人のソロをコピーするようなもので,難しい.でも楷書といえども「へん」と「つくり」のバランスをフォント的に考える必要はないのだ ! と悟った.

1行に3字書いたときの配置が悪い.左行最後の字 (読めない) は,やや右にコピペしたいところ.左2番目も分からない.
「啓」の「戸」の点は昔はなかったのかな.臨書では「口」が大きすぎて品がない.

臨書にはいくつかの段階があるという.
- 形臨(けいりん) 古典の字形や用筆を倣いそっくりそのまま書く.
- 意臨(いりん) 古典の「形」ではなく「意」すなわつち雰囲気,運筆のリズムなどを重視して書く.
- 背臨(はいりん) 手本とした古典を見ないで書く.
日下部鳴鶴を見ながら池大雅みたいに書くというのも,よい遊びになりそう.「なに臨」と言うのだろうか.

池大雅の書が好きなので書いてみたが,むしろ日下部鳴鶴のような,自分が苦手とする書き方を真似た方が発見があるのかもしれない.

じつは,千字のつもりが 24 字で飽きてしまった.でも 26 枚綴じのスケッチブックに書いているので,ぼちぼちと 156 字までは池大雅で埋めてみよう.
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