Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ほくほく広島ごはん

2023-11-26 08:44:50 | 読書
宮嶋 貴以「ほくほく広島ごはん 割烹ダイニング花桃の細腕繁盛記」KADOKAWA(メディアワークス文庫 2022/2).

honto 商品解説*****
広島の流川。そこは中四国地方最大の夜の街。その華やかな立地にある小さな割烹・ダイニング花桃を、ひょんなことから継ぐことになる河内緋菜。慣れない経営に借金まで作ってしまうが、ある日、記憶を失った青年と出会ったことから運命が好転。
このまま店を潰すわけにいかないと決意した彼女は、広島菜、三原のタコといった地元名産の食材による絶品料理を作りだす。緋菜の人柄と料理に惹かれた客たちの応援もあり、やがて割烹は賑やかさを取り戻していく――。*****

料理・土地柄・女性を扱った似たような文庫本が多いなか,当地 広島が舞台らしい一冊を読んで見るか,と,図書館で借りた.
全5話の連作で,5皿のメニューがテーマ.店への嫌がらせへの対処が後半の共通副テーマ.メニューは 広島菜の宝袋,タコ料理,美酒鍋,うずみ飯,瀬戸内みかんを使った茶碗蒸し.タコは三原,美酒鍋は東広島西条,うずみ飯は福山と,それぞれの郷土料理であって,広島市民であるヒロインも聞いてはいるが作ったことはないという前提.

流れ川と聞くと暴力団を連想してしまうが,ここにはその形跡すらない.
記憶を失った青年とヒロインとの関係はきれいごとに終始.彼の正体・彼とのロマンスなどは,続編のためにとってあるらしい.
よき時間潰しになりました.
著者 貴以 (きい) さんは女性だろうか ?
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