【新刊】:内閣情報調査室 ■公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い 著者:今井良
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新刊】:内閣情報調査室 ■公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い 著者:今井良
◆誰も書けなかった「官邸直轄のインテリジェンス」の真実。
■北朝鮮外交、諸外国スパイとの攻防、テロ対策、インターネット諜報システムの構築、そして複数の情報機関との覇権争い、
官邸機能強化と特定秘密保護法成立に伴い、大幅に権限を拡大し存在感を強めている官邸直轄の情報機関「内閣情報調査室」。現在、約250人の内調スパイが安倍総理の手足となって、経済から軍事まで国内外のあらゆる情報を収集・分析し政策判断を支えているが、その実態は秘匿性が高く謎に包まれている。対北朝鮮交渉、諸外国スパイとの攻防、テロ対策、インターネット諜報システムの構築、そして複数の公安機関との覇権争いなど、綿密な取材で数々の内幕を明らかにし、我が国のインテリジェンス組織の全貌を描き出す!
◆目次
第一章 国家のスパイの素顔
・内調が活躍した「1994年 北朝鮮クライシス」
・現場での激しい攻防「内調スパイVS公安警察」
・内調職員に求められる資質と能力・・・ほか
第二章 なぜ内閣情報調査室は誕生したのか?
・1952年に対共産圏シフトから生まれた情報機関
・発足当初に勃発した官僚たちによる権力闘争
・徹底した「公開情報収集」と「マスコミ情報操作」・・・ほか
第三章 内閣情報調査室のインテリジェンス
・数枚のA4用紙にまとめられる「総理報告」
・NHKも内調の別動隊として機能している
・日本は「スパイ天国」となめられている・・・ほか
第四章 公安警察のインテリジェンス
・敵対する組織内にスパイを育成
・公安捜査で一網打尽「警視庁公安部VSオウム真理教」
・ウィニーを通じて流出した公安秘密文書の衝撃・・・ほか
第五章 公安調査庁のインテリジェンス
・協力者への報酬は「カネ」。調査活動費は年間約20億円
・中国共産党が発信した「対日工作秘密指令書」の中身
・国際テロの脅威に対抗する、悲願の破防法改正・・・ほか
第六章 内閣情報調査室の未来
・インターネット諜報システム「マラード」の構築
・浮かんでは消える外務省主導の「対外情報機関」設置論
・情報コミュニティの覇権争いでトップに立つ・・・ほか
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発売日:2019/05/30
- 価格:840円(税別)
◆今井良(いまいりょう)
1974年千葉県生まれ。中央大学文学部卒業。99年にNHKに入局し、地方局や東京の報道局ニュースセンターでディレクターとしてニュース番組の制作に10年間携わる。その後、民放テレビ局に移籍し、警視庁キャップ、ニュースデスクなどを歴任。主な著書に『風俗警察』(角川新書)、『警視庁科学捜査最前線』『マル暴捜査』(新潮新書)、『テロvs.日本の警察 標的はどこか?』(光文社新書)、『警視庁監察係』(小学館新書)などがある。
幻冬社 主要出版物 【単行本・新書】2019年05月30日 09:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。