【政界地獄耳】:週明け石破茂・元幹事長の出馬あるぞ/09.10
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:週明け石破茂・元幹事長の出馬あるぞ/09.10
★前首相・安倍晋三、元首相・麻生太郎、党税調会長・甘利明のいわゆる3Aが守りたいものが図らずもわかってきた。前政調会長で総裁選挙に出馬を決めた岸田文雄が森友学園について触れただけで過剰に反応したようで岸田はすぐさま修正した。元幹事長・石破茂は党内で嫌われているのか。石破をどうしてもだめだという党内の理由はこの3Aが嫌っているからであり、党の議員として特別、異彩を放つ政策を持っているわけではない。こちらも森友・加計事件だけでなく、桜を見る会などに疑問を持っているだけで3Aから見ればけしからん存在ということのようだ。
★つまりほじくり返すやつは全部だめということなのだろう。また3回生までは安倍・菅政治しか知らない議員たちで、この2人ににらまれたら怖いと思って同調しているのだろう。だからもともと魅力的な候補者が少ないこの総裁選がどんどんつまらなくなる。すべてが長老議員たちの代理戦争になるからだ。意中の候補を当選させ操りたいというのは、過去の事件を掘り起こさせないためか、それともすべての権力を維持掌握していたいからか。
★それを問うメディアも長老の介入は迷惑だという候補者もいない。そんな中で29日まで総裁選挙をやり続けても国民の関心は薄れるだろう。9日には政調会長・下村博文、外相・茂木敏充は総裁選への不出馬を発表した。これで党内最大派閥細田派と竹下派は候補者を出さないことになった。10日には当選3回生以下の議員を中心に「党風一新の会(仮称)」の初会合がオンラインで行われる。代表は福田達夫という。「元々は総裁選を実現せよと執行部に訴える目的だったが、実現したものの、集まろうということになった。候補者の話を聞いていこうということだが、会でまとまって誰かを推そうという色彩のものではない」(参加議員)。総裁選投開票までまだ20日もある。まだまだ何が起こるかわからない。多くのメディアはもう出ないと決めつけるが、元幹事長・石破茂も週明けには出馬を決めるだろう。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2021年09月10日 09:44:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。