路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【自民党総裁選】:コロナ対策 「Go To」再開やロックダウン法制で各候補に違い

2021-09-20 06:10:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:コロナ対策 「Go To」再開やロックダウン法制で各候補に違い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:コロナ対策 「Go To」再開やロックダウン法制で各候補に違い  

 新型コロナウイルス対策を巡り、菅義偉首相は感染が広がる中でも観光支援事業「Go To トラベルキャンペーン」の実施にこだわるなど、経済再生を重視して感染防止が後手に回ったと批判された。政府は感染力の強い変異株の脅威を見誤り、医療体制の確保も遅れ、緊急事態宣言を繰り返した。コロナ対策は、自民党総裁選(29日投開票)や今秋の衆院選の最大の争点だ。
 
 今夏の「第5波」では首都圏などで医療が逼迫ひっぱくし、自宅療養を余儀なくされた患者の死亡が相次いだ。首相は退陣表明後の記者会見で、コロナ対策の反省点について「医療体制を確保できなかった」と指摘。感染防止と社会・経済活動の両立にどう取り組むかに加え、人出を抑えるため、個人の行動を制限するロックダウン(都市封鎖)法制を整備するかも課題となる。
 
 
 自民党総裁選の4候補のうち、最も感染抑止に重きを置くのが岸田文雄前政調会長だ。国公立病院のコロナ重点化などを主張し、病床や医療人材確保に向けて現行法の権限を「フル活用する」と明言。ロックダウン法制は「将来的に必要」としながらも「人流抑制の協力に見合うだけの経済対策が優先だ」と述べる。
 
 対照的なのが野田聖子幹事長代行で、政府の需要喚起策「Go To キャンペーン」の早期再開に前向きな姿勢を示す。ワクチン接種の進展に加え、経口治療薬の普及を見据えて「待つのではなく、徐々に経済を回していかなきゃいけない」と強調する。ロックダウンは野田氏だけが必要ないと明言している。
 
 両氏の間に位置するのが、高市早苗前総務相と河野太郎行政改革担当相。高市氏は、国や地方が管理する宿泊施設などを活用して自宅療養者を減らす目標を掲げる。河野氏は、医療逼迫の要因に高度な治療ができる医師の不足を挙げ、人材育成の必要性を説く。
 
 野党は感染防止をより重視する立場。立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の4党は市民グループと結んだ政策協定に、待遇改善による医療従事者不足の解消や、困窮する事業者、個人向けの財政支援を明記した。立民はロックダウン法制について「検討はするべきだ」(福山哲郎幹事長)と議論を進める考えだ。(川田篤志)
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月20日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:敵基地攻撃能力の保有 岸田氏と高市氏は前向き、河野氏は慎重 野田氏「優れた外交」訴え

2021-09-20 00:10:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:敵基地攻撃能力の保有 岸田氏と高市氏は前向き、河野氏は慎重 野田氏「優れた外交」訴え

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:敵基地攻撃能力の保有 岸田氏と高市氏は前向き、河野氏は慎重 野田氏「優れた外交」訴え

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は19日、フジテレビとNHKの番組で論戦を展開した。日本を狙うミサイルを相手領域内で阻止する敵基地攻撃能力保有論を巡り、河野氏が慎重姿勢を示し、前向きな岸田、高市両氏と立場の隔たりが出た。

立候補を届け出た(左から)河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の各氏

立候補を届け出た(左から)河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の各氏

 
 敵基地攻撃能力に関し、岸田氏が「用意しておくことも考えられる」と語り、高市氏は「敵基地の無力化をいかに早くするか」として精密誘導ミサイルの必要性を力説した。河野氏は中国への抑止力に言及し「勇ましい掛け声が良いというものでない」と主張。敵基地攻撃能力は「かえって不安定化させる要因」とした。野田氏は「最高の安全保障は優れた外交だ。自衛隊にあまり負担が掛からないソフトパワー発揮が日本の持ち味だ」と訴えた。
 
 河野、高市両氏は新型コロナウイルスに対応する医療体制を確立するための政府の権限強化に言及。野田氏は命令権限には反対した。
 
 4氏とも非核三原則の見直しに賛成しなかった。4氏とも河井克行、案里夫妻の公選法違反事件など「政治とカネ」問題や、森友学園を巡る公文書改ざん問題に関し、党が説明責任を果たす必要があると声をそろえた。(共同)
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月19日  12:13:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:高市早苗氏 河井案里氏への1億5000万円「私も不公平に感じている」…説明必要の主張相次ぐ

2021-09-20 00:10:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:高市早苗氏 河井案里氏への1億5000万円「私も不公平に感じている」…説明必要の主張相次ぐ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:高市早苗氏 河井案里氏への1億5000万円「私も不公平に感じている」…説明必要の主張相次ぐ 

 2019年参院選広島選挙区を巡る公選法違反(買収)事件で有罪となった河井案里元参院議員の陣営に自民党本部から1億5000万円が提供された問題について、党総裁選に出馬している高市早苗前総務相は19日のNHK番組「日曜討論」で、「明確な説明責任が必要」との認識を示した。
 
高市早苗氏

高市早苗氏

 
 森友学園、「桜を見る会」、河井氏の事件を受けて、どのように信頼回復や党改革を行うかの質問に答えた。
 
 高市氏は「検察に押収された書類も帰ってきて河井事務所で報告書の作り直しをしている。これが党本部に来た段階で精査をして説明責任を果たしていかなければならない」と説明。「私も大変不公平に感じていることでございますし、大切な皆様の税金が入っている部分もあるとしたら、河井夫妻に渡ったお金にそれが含まれてているとしたら、明確な説明責任が必要だと考えている」と述べた。
 
 岸田文雄前政調会長も河井氏の事件について「基本は本人の説明責任ではありますが、公認した政党としての責任も感じなければならない。買収の原資として党からのお金が使われたいないかどうか、しっかりと示さなければならない」と語った。
 
 野田聖子幹事長代行は「(国政選挙の)補選でどんどん負けるのは、3つの問題が解決されていないという国民の不信」とした上で、「河井さんのようなお金をいただいたことはありません、党から。私たちですら分からないことを解明していくのが自民党だ」と述べた。
 
 一方、河野太郎行政改革担当相は「公文書管理をはじめとする説明責任をしっかり果たすというのが政治に求められている。後世にしっかり記録を残すことをやらないといけない」と語った。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月19日  11:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:河野太郎氏「度量の広い社会目指すのが保守主義」 ツイッターは「堂々とブロックします」

2021-09-20 00:10:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:河野太郎氏「度量の広い社会目指すのが保守主義」 ツイッターは「堂々とブロックします」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:河野太郎氏「度量の広い社会目指すのが保守主義」 ツイッターは「堂々とブロックします」 

 自民党総裁選に出馬している河野太郎行政改革担当相は19日に出演したNHK番組「日曜討論」で、目指す社会像を問われ、「どうも最近、狭い特定のこうじゃなければいけないというのがSNSなどではびこっているのが非常に残念に思う。意見の違いというのはあるかもしれないがお互いにののしるのではなく理解しようとする。それを政治の場でもやっていかなければならない」と語った。
 
河野太郎氏

河野太郎氏

 ◆「誹謗ひぼう中傷、読ませる必要はない」

 河野氏は「これから少子高齢化の日本の中で大事なのは人が人に寄り添っていく、安心感がある、ぬくもりのある社会だと思う。本来保守主義というのは、度量の広い温かい寛容な社会を目指すのが保守主義なんだと思う」と語った上で、SNSへの見解を語った。
 
 一方、河野氏は18日夜に出演したインターネットの動画中継サイト「ニコニコ生放送」で、ネットの誹謗中傷への見解を披露。河野氏は、240万人のフォローワーを誇るツイッターで、特定の人からのアクセスを制限する「ブロック」機能を多用しているとして批判を浴びているが、今後もブロックは使うとの方針を示した。
 
 その理由について、河野氏は「私はよくツイッターをブロックすると言われるが、ブロックしないと、私のフォロワーが誹謗中傷のリプ(リプライ)を読まなければいけない。みんなが楽しくやろうと思っている時に、そんなものを私のフォロワーに読ませる必要はないというので堂々とブロックします」と説明。

 ◆「批判は自分で読みに行く」

 「誹謗中傷や罵詈雑言をおっしゃるのは勝手ですけれども、それを人に見せるのを強制するのは、相手が芸能人であれ、政治家であれ、誰であれ、できないんだろうと思います」と語った。
 
 さらに「政治家はよく批判を受けろというが、政治家も必要なら批判や違った意見を自分で読みに行く」とも述べた。
 
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月19日  10:07:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:「説明しない政治」を改める姿勢は見えず 病床逼迫などの課題解決策も乏しく…公開討論会

2021-09-20 00:10:20 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:「説明しない政治」を改める姿勢は見えず 病床逼迫などの課題解決策も乏しく…公開討論会

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:「説明しない政治」を改める姿勢は見えず 病床逼迫などの課題解決策も乏しく…公開討論会 

 18日に行われた日本記者クラブ主催の自民党総裁選の公開討論会では、新型コロナウイルス対応が中心テーマになった。菅義偉首相が退場する背景には、説明責任の軽視や楽観的な見通しに基づく医療提供体制整備の遅れがあるが、問題解決に向けた「本気度」は見えにくかった。(井上峻輔、川田篤志)

 ◆「丁寧な説明」の欠如

 菅政権のコロナ対応の問題点について、河野太郎行政改革担当相と岸田文雄前政調会長は「丁寧な説明」の欠如だと口をそろえた。
 
 岸田氏は「国民に協力をいただくには納得感が必須。(対策の)必要性や決定プロセスを丁寧に説明する部分に課題があった」と指摘。閣僚としてワクチン政策を担う河野氏も「情報を基に丁寧に説明するところが欠けていた」と認めた。高市早苗前総務相と野田聖子幹事長代行も国民との対話を重視すると強調した。
 
 だが、森友学園を巡る公文書改ざんや「桜を見る会」の問題に関する発言は、第2次安倍政権以降の「説明しない政治」を改める姿勢に疑義を生じさせた。
 
 森友や桜に対する世論の批判は根強く、立憲民主など野党4党は衆院選に向けた共通政策で「権力私物化の疑惑」として真相究明を要求している。
 
 森友に関して岸田氏は再調査に否定的で「政治の立場からしっかり説明していくことは大事」と言葉を濁した。河野氏も、政府の内部調査や捜査当局の判断とは異なる政治責任を問われ「心を痛めている方にお目にかかって話を聞いたり、いろんなことが考えられる」と煮え切らない説明に終始した。
 
 4氏のうち、野田氏だけは「必要なら自民党の中で(調査を)やっていかないといけない」と明言したが、党幹部の要職にありながら、調査を主張してこなかったことには言及しなかった。高市氏は、安倍晋三前首相が事実と異なる国会答弁を繰り返した桜の問題に関し「長い国会審議の中で説明している。本人が虚偽と思っていたわけではない」と擁護した。
 

 ◆目立つ中長期的な対応

 菅政権への批判が集中したコロナ対策も中長期的な対応が目立ち、病床逼迫(ひっぱく)など足元の課題の解決につながる具体策は乏しかった。
 
 高市氏は、国や自治体が医療機関に対して病床や人材を確保するよう命令権限を持たせる法整備に意欲を示したが、法案提出は来年の通常国会だと説明。河野氏も、臨時の医療施設開設が円滑に進むよう、国と都道府県の指揮命令系統や権限の見直しの必要性を訴えたが、時期のめどは明らかにしなかった。
 
 感染症対応の中核病院を指定して診療報酬の上乗せなどの優遇措置を設け、緊急時は国の命令で半強制的にコロナ病床を確保させる岸田氏の案、コロナ患者を受け入れる臨時のサブホスピタル(補助的な医療施設)を設ける野田氏の対策も、実現までには時間を要するとみられる。
 
 4氏は安倍、菅両政権で党幹部や閣僚を歴任。これまでのコロナ対策にも「政治家として責任がある」と問われたが、河野氏が「重症化して回復した人の病床を移すことが、うまくいかなかった反省はある」などと答えただけだった。
 
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月19日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:河野太郎氏、ツイッターでのブロック継続「罵詈雑言を人に見せることはできない」

2021-09-20 00:10:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:河野太郎氏、ツイッターでのブロック継続「罵詈雑言を人に見せることはできない」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:河野太郎氏、ツイッターでのブロック継続「罵詈雑言を人に見せることはできない」

 自民党総裁選に立候補した4氏は18日、インターネット動画中継サイト「ニコニコ動画」主催の討論会で、インターネット上の誹謗中傷防止に向けた対策強化を訴えた。河野太郎行政改革担当相は「相手が芸能人であれ政治家であれ、罵詈雑言を人に見せることはできない」と述べ、引き続きツイッターで意見の合わない相手をブロック(遮断)する考えを示した。

 

自民党総裁選で所見発表をする河野太郎氏=17日午後、東京・永田町の党本部で(小平哲章撮影)

自民党総裁選で所見発表をする河野太郎氏=17日午後、東京・永田町の党本部で(小平哲章撮影)

 
 岸田文雄前政調会長は「政治家は批判を謙虚に受け止める立場にあるが、個人の方の人格否定や中傷は別の問題だ。ネット上の情報を削除する方法を考えなければならない」と指摘した。
 
 高市早苗前総務相は、匿名の投稿者の身元を特定しやすくするための総務省令改正に取り組んだと説明。「ひどい書き込みが人の命を奪ってはならない」として、さらなる法整備が必要だとした。野田聖子幹事長代行も「私はずっと中傷されているが、皆さんの心を痛めることになってはいけない」と強調した。 (共同)
 
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月19日  00:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:原発再稼働を4候補とも容認 野田氏も当面は活用すべきとの認識、公開討論会

2021-09-20 00:10:00 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:原発再稼働を4候補とも容認 野田氏も当面は活用すべきとの認識、公開討論会

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:原発再稼働を4候補とも容認 野田氏も当面は活用すべきとの認識、公開討論会

 29日投開票の自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)は18日、日本記者クラブ主催の公開討論会に臨んだ。エネルギー政策では、4候補とも原発再稼働を容認する立場を明確にした。財政健全化を巡っては、岸田氏が今後10年程度の消費税増税を否定した。(生島章弘)

立候補を届け出た(左から)河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の各氏

立候補を届け出た(左から)河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の各氏

 原発再稼働は既に河野、岸田、高市の各候補が認める考えを示していた。野田氏は討論会で、長男が人工呼吸器の着用を必要とする「医療的ケア児」であることにも触れて「エネルギーは安定供給が前提だ」と指摘。再生可能エネルギーの普及などにあわせた電源構成の見直しを行いながら、当面は原発を活用すべきだとの認識を示した。
 
 これに関連し、河野氏は高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉を踏まえ、核燃料サイクルの中止を主張。「核のごみ」と称される高レベル放射性廃棄物の最終処分について「現実的にどうするのかを議論した方がいい。国の責任でやらなければいけない」と述べた。高市氏は、高レベル放射性廃棄物を発生させない小型核融合炉の開発促進を訴えた。
 
 経済・財政政策を巡っては、4候補は新型コロナウイルス禍に対応した経済対策の必要性を強調した。
 
 岸田氏は昨年以降、巨額の財政支出が続く中でも、コロナ収束前に増税などの検討を始めることに否定的な見方を示し、消費税について「10年程度、(税率を)上げることは考えない」と明言した。ただ「コロナとの共存を実現し、成長と分配の好循環をつくりあげる。その上で財政も考えていく」とも述べた。
 
 河野氏は基礎年金を全額、税で賄う制度改革を主張したが、保険料が廃止されることなどを理由に、必ずしも個人の負担増には直結しないと説明した。
 
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月18日  19:53:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:高市早苗氏「国会審議で説明されている」 安倍前首相の「桜を見る会」対応で

2021-09-20 00:09:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:高市早苗氏「国会審議で説明されている」 安倍前首相の「桜を見る会」対応で

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:高市早苗氏「国会審議で説明されている」 安倍前首相の「桜を見る会」対応で

 安倍晋三前首相の政治団体が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会を巡る問題について、自民党総裁選に出馬し、安倍氏から支持を受けている高市早苗前総務相は「あれだけ長い国会審議の中で説明はされている」との認識を示した。

高市早苗氏

高市早苗氏

 
 18日に行われた日本記者クラブ主催の候補者討論会で質問に答えた。
 
 司会者が「高市氏を支持している安倍さんは桜を見る会で、結果として国会で118回にわたる誤った答弁、虚偽答弁をした。それ以降、安倍さんは国会で説明をしていないし、ホテルの領収書を出していないが、桜を見る会の説明は十分か」と尋ねた。
 
 高市氏は「私も桜を見る会については総務大臣として、政治資金規制法を扱い、公職選挙法を所管する扱う立場から何度も答弁に立った。あの時点で安倍総理自身が国会で長時間の審議で、答弁された内容については、それをうかがいながら法律に照らし合わせて、私も誠実に答弁を続けてきたつもりだ」と説明。
 
 その上で「現在刑事手続きが終わっていない状況、なかなかコメントがしずらい所はございますが、あれだけ長い国会審議の中で説明はされている」と述べた。
 
 さらに「虚偽答弁であったことも説明されているか」と尋ねられると、高市氏は「本人が虚偽と思って説明されていたわけではない。私どもも答弁は作らなきゃいけませんから、安倍事務所とかいろんなところに問い合わせをしながら、法に照らしてきっちりした答弁をしてきた」と語った。
 
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月18日  16:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:河野氏「首相の支援はプラス」 野田氏は講演 告示後初の週末、午後は4氏で公開討論会へ

2021-09-20 00:09:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:河野氏「首相の支援はプラス」 野田氏は講演 告示後初の週末、午後は4氏で公開討論会へ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:河野氏「首相の支援はプラス」 野田氏は講演 告示後初の週末、午後は4氏で公開討論会へ

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相は18日、菅義偉首相による支持表明を歓迎した。「支援を頂くのはプラスだ。選挙だから多くの人の支援は非常にありがたい」と東京都内で記者団に語った。野田聖子幹事長代行は、障害児を持つ保護者の会合で講演した。岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相は支持拡大を図る。

立候補を届け出た(上段左から)河野太郎、岸田文雄(下段左から)高市早苗、野田聖子の各氏

立候補を届け出た(上段左から)河野太郎、岸田文雄(下段左から)高市早苗、野田聖子の各氏

 
 4候補は午後、日本記者クラブ主催の公開討論会に臨み、新型コロナウイルス対策や経済、外交・安全保障など各政策を巡って論戦を交わす。
 
 河野氏は静岡県の不動産会社経営者らがつくる政治団体とオンラインで意見交換し、地方活性化に意欲を示した。「日本経済を前に進めるには、地方の人口減少に歯止めをかけないといけない」と強調した。
 
 併せて、東京から地方への人口移動につながるとして、テレワークを推進する考えを表明。「自民党を変え、日本を前に進めたい」と支援を呼び掛けた。
 
 野田氏は講演で、日常的に医療サポートが必要な子どもへの支援を定めた「医療的ケア児支援法」の意義を訴える。
 
 17日告示の総裁選は29日に投開票される。(共同)
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月18日  12:39:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:目指す社会像や力点を置いた政策は 4氏の訴えを分析

2021-09-20 00:09:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:目指す社会像や力点を置いた政策は 4氏の訴えを分析

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:目指す社会像や力点を置いた政策は 4氏の訴えを分析 

 自民党総裁選の告示を受け、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏が党本部で臨んだ所見発表演説会。各候補が与えられた20分で訴えた政治理念や政策、力点を置いた主張を分析すると、目指す社会像が浮かび上がる。次期衆院選で対峙(たいじ)する野党第1党の立憲民主党との距離感も探った。(川田篤志、市川千晴、曽田晋太郎)
 
 

 ◆河野氏 改革

 河野氏が持ち時間の3分の1以上を割いたのは、ワクチン政策の担当閣僚としての実績だ。7月末までに希望する高齢者の接種をほぼ完了したことや、1日100万回のペース実現を挙げ、困難な目標を達成したと「突破力」をアピールした。
 
 持ち味とする改革姿勢を前面に「新しい価値を生み出すことを邪魔する仕組みと徹底的に戦ってきた」と強調。明言してきた脱原発に直接は触れなかったが、再生可能エネルギーで国内の全電力を賄うことも「絵空事ではない」と強調するなど独自色も打ち出した。
 
 立民は原発依存の低減を訴え、共産党などとの共通政策で「原発のない社会の追求」を明記。河野氏はエネルギー政策で野党と重なる部分が多いが、首相に就任した場合は持論を封印する姿勢もにじませている。

 ◆岸田氏 転換

 岸田氏がアピールしたのは「聞く力」や「チーム力」だ。地元・広島県の商店街で有権者から「政治家にこんなにゆっくり話を聞いてもらったのは初めて」と声をかけられたエピソードを披露。説明責任を軽視し、懸念に耳を貸さず政策を推し進めた安倍、菅両政権を意識し、政治の転換を印象づけようとした。
 
 コロナ対応では病床や医療人材の確保に加え、人出の抑制を徹底するため数十兆円規模の経済対策を組む必要性に言及。経済政策では「アベノミクス」の恩恵が企業に偏り、賃金まで及んでいないとして、中間層の底上げを図る「令和版所得倍増」を掲げ、新自由主義からの転換を明言した。
 
 自民党内ではリベラル色の強い派閥を率い、過度な競争よりも分配を重視する姿勢は立民と大きく変わらない。ただ、安倍晋三前首相への配慮からか、森友問題の再調査に否定的な考えを示し、真相究明を求める野党との距離感もある。

 ◆高市氏 保守

 高市氏は「国民の命と財産、領土を守る」と語るなど、保守層を意識した訴えが大半を占めた。アベノミクスをほぼ踏襲した「サナエノミクス」を打ち出し、防衛予算の増額にも言及。政治姿勢は安倍氏に極めて近く、立民との距離は4人のうち最も遠い。

 ◆野田氏 多様性

 野田氏は立候補の理由を「自民党の多様性を示さなくてはいけない」と説明。女性や子ども、障害者らの視点を取り入れた政治の実現に意欲を示し、他の3人との差別化を図った。
 
 多様性の尊重は立民も掲げるキーワードで、選択的夫婦別姓の実現なども一致する。所見では、コロナ対応など衆院選で主要な争点になる政策には詳しく触れなかった。
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月18日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:争点・政策分析① 森友「再調査」は野田氏のみ

2021-09-20 00:09:20 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:争点・政策分析① 森友「再調査」は野田氏のみ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:争点・政策分析① 森友「再調査」は野田氏のみ

 8年9カ月続いた安倍・菅政権では、森友・加計問題や「桜を見る会」など政権を巡る疑惑が次々に明るみになった。自民党総裁選では、これらの解明が大きな争点。17日の記者会見のほか出馬表明後の発言を分析すると、4候補の立ち位置は二分される。

 象徴的なのが、森友学園への国有地売却を巡る財務省の公文書改ざん問題への対応だ。自殺した近畿財務局元職員の赤木俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」が6月に開示されたが、菅政権は再調査を否定してきた。
 
 
 河野太郎行政改革担当相は出馬会見で「検察、司法まで動いている」と再調査は不要とした。その後も「亡くなられた方がいる中で、心を痛めている方の気持ちを受け止めるのは大事」としつつ、再調査を巡る立場は変えていない。
 
 岸田文雄前政調会長は出馬表明後、当初は「国民は(調査が)足りないと言っているわけだから、さらなる説明をしないといけない」と再調査に前向きとも受け取れる発言をしたが、その後は「再調査するとは言っていない」と後退した。
 
 高市早苗前総務相は、疑惑が浮上した当時の首相の安倍晋三氏の支持を受ける。「改ざんを二度と起こさせない」と訴えるが、赤木さんの遺族が国などを相手に提訴していることを理由に、再調査の是非は「コメントできない」とする。
 
 唯一、再調査に積極的なのが野田聖子幹事長代行。17日の会見では、森友問題の再調査方針を明言。所見発表演説会では、公文書改ざんなどを「民主主義にとって非常にゆゆしき問題」と指摘し、総裁になった場合は、公文書に関する不透明さを解明するチームを立ち上げると表明した。
 
 日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を菅政権が拒否した人事に関し、岸田氏は会見で「撤回は考えていない」と断言した。
 
 立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の野党4党は、8日に市民グループと結んだ政策協定に、これらの疑惑解明や学術会議会員の推薦通りの任命を盛り込んだ。立民は政権交代すれば、初閣議で疑惑解明チームを政府内に設けるなど、直ちに政策転換を図る方針だ。(井上峻輔)
 
               ◇
 
 自民党総裁選で問われる政策や争点に関し、4候補と衆院選で政権を争う立憲民主党の立場を分析する。
 
 【関連記事】自民党総裁選・詳報
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月18日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:【詳報】:河野氏「1回目で勝つのか?」に「はい」と自信 3人は決選投票を予想 

2021-09-20 00:09:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:【詳報】:河野氏「1回目で勝つのか?」に「はい」と自信 3人は決選投票を予想

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:【詳報】:河野氏「1回目で勝つのか?」に「はい」と自信 3人は決選投票を予想

 菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日告示され、河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)の4氏が立候補を届け出た。国会議員票の383票と「地方票」と呼ばれる党員・党友票の383票の計766票を争うが、党内7派閥のうち6派閥が事実上の自主投票で混戦が予想される。投開票は29日。論戦の初日の模様を速報する。

 
自民党総裁選が告示され、共同記者会見に臨む(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4候補

自民党総裁選が告示され、共同記者会見に臨む(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏の4候補

 ◆23:00 質問したかった相手は?

 4人はテレビ朝日の報道ステーションに出演した。自分が好きな相手を選んで質問できるコーナーでは、岸田氏が野田氏に中国に対する外交姿勢をただした。野田氏は「太平洋戦争で多くの犠牲を出してしまった日本は不戦の誓い、平和主義は絶対に守りぬかねばならぬこの国のあり方だ」とし「専守防衛の下、抑止力まで認めつつ、触発しない、相手に言い訳を作らない距離感が外交だ」と語った。
 高市氏は河野氏に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種で「自衛官がなかなか接種できない問題があったり、人の身体に触れる針きゅうマッサージ師や理容師がなかなか接種対象にならないとの声を聞いた」として、次回の接種対象の優先順位を聞いた。河野氏は「私が大臣を拝命する前に厚生労働省の中で(高齢者を先にするなどの)優先順位が決められており、着実にやった」とした上で、「3回目の接種は2回目の接種が終わって何ヶ月後と、日付がほぼ決まるのでその順番で行くことになるだろう」と見通しを示した。
 野田氏は、菅首相が河野氏の支持を表明したことを踏まえ、菅氏が意欲を示していた「こども庁」創設への見解を聞いた。河野氏は「社会保障の議論をする、子育て支援の議論をする時に今の厚生労働省はもう無理だ」として分割の議論が必要になると指摘。「できれば厚労省をわける時にこども・子育て庁のような役所を作りたい」と述べた。
 河野氏は岸田氏に「同性婚」を認めることへの賛否を聞いた。岸田氏は「多様性を認めるということで議論はあってもいいが、現状において認めるところまでは至っていない」と語った。

 ◆17:35 高市氏「一番苦手な分野です」

 フジテレビのニュース番組で、出演した4氏への「○」「×」形式での質問が続く。総裁選の投票が1回目で決まるか、決選投票までもつれ込むかについて河野氏は「○」を上げ、残る3人は「×」とした。
 党員に人気が高いとされ、党員・党友票の1回目の投票が有利と言われる河野氏は「1回目で決まるのか」の問いに「はい」と短く答えた。
 岸田氏は「2回目まで行ったら自分に勝機があると見ているのか?」との問いに「そこまではまだ状況は固まっていない」と言葉を濁した。
 高市氏は「あんまり厚かましい人間ではないんですけれども、できたら一発で勝ちたいなと思わせていただいておりますが、これだけ人数もおりますので、2回目まで行けるようにみんなでがんばろうと思っています」と決意。「2回目は2、3位連合みたいなのは考えるか?」の質問に「難しい話ですね。一番苦手な分野でございます」と述べるにとどめた。
 野田氏は「そうでなければ私が頑張って出た甲斐がございません」と語った。
 また4氏は、自分が総裁選で勝った場合に他の3人を要職で起用するかについて、いずれも「○」を上げた。

 ◆17:25 行動制限の緩和は?野田氏のみ「○」

 政府が検討を進めるワクチン接種を前提にした行動制限緩和案について、岸田氏と高市氏は「×」、野田氏は「○」、河野氏は判断をしめさなかった。
 現在、菅政権でワクチン担当の閣僚を務める河野氏は「発動するのかどうかというのは、その時、その時の最新のデータを元に判断をしていかなければいけない」と説明。「方針に反対というわけではなくて、今その時点にどうなるかが分からない時に今からどうしますというのを申し上げるのは無責任だ」と語った。
 岸田氏は「ワクチン接種と治療薬のこの開発普及この2つは必須だ。その先に行動緩和がある。ワクチン接種証明とか陰性証明とかも活用しながら緩めていく」と話した。
 高市氏は「医学的なエビデンスを見ない限り、何月から必ず行動制限を緩和するとは断言できない」と述べた。
 唯一「○」をつけた野田氏はワクチン接種が進んだ結果、高齢者の死亡が減っていることや抗体カクテル療法が効果があるとして、「悪いところばかり見ているので、科学的なことよりも、恐怖の方が国民を蝕んでいるんじゃないか」と指摘した。感染対策をした上で、「前向きに考えていかなきゃいけない」と話した。
 
 ◆17:20 選択的夫婦別姓 高市氏のみ× 
 
 ○×質問で「選択的夫婦別姓を認めるべきか」との問いでは、高市氏のみが「×」をつけた。野田氏、河野氏は「○」、岸田氏は「○」と斜めにした。
 選択的夫婦別姓(別氏)制度の早期実現を目指す議員連盟に参加する岸田氏は、「まだ整理が付いていない部分がある」として正面から賛成しなかった。岸田氏は「実際に困っている方がいる」と認めた上で、「ぜひ議論を続けるべきだ」とした。
 「賛成だ」とした河野氏は「党議拘束をかけずに、国会で採決をとることが大事だ」と主張。「国会でしっかりと議論する。物事を決めるのが本来、国会の役割のはずだ」と説いた。
 野田氏は、4半世紀以上前に法務省の法制審議会が出した答申の一つだとして、「岸田さんがおっしゃるが、議論は30年くらいやっている」と反論。「これはイズムの話になってしまうから、私たちは党議拘束を外して採決に臨むべきだ」と述べた。
 さらに司会者に促されて高市氏に対して、「通称使用は、法のもと1つの名前でどの国もやっぱりやってきているから、原則として自分で自由意思で名字を選べることを進めていくべきではないか」と質問した。
 高市氏は「通称使用の拡を公約にしてきたから、これを完璧なものにしようと思って精一杯の努力をしてきた」として、パスポートや免許証などで旧姓併記が広がってきたと説明。野党の出している法案には「絶対に反対」ときっぱり。「これで党議拘束を外されても、たぶん意見が割れる」と述べた。

 ◆17:06 高市氏 進次郎氏発言に「私も無派閥です」

 人事で世代交代を進めるかについて、高市氏は「×」とし、ほか3人は「○」を上げた。その上で、安倍晋三前首相、麻生太郎元首相とどのように向き合うかや、河野氏を支持する小泉進次郎氏が、安倍氏が影響力を持つ細田派が岸田氏、高市氏を支持を表明したことで「だれが新しいリーダーか明らかだ」と発言したこともテーマになった。
 進次郎氏の発言について、高市氏は「私も無派閥でございます」と受け流し、「×」を上げた理由について「私は適材適所だと思っている。自民党は強みは若い世代からシニア世代までたくさんいる。年齢で人を区別するべきではない」と答えた。
 河野氏は「能力がある若手を登用していく必要がある。国民の広い支持をいただき総裁選を勝たなくてはならない」。さらに「石破茂元幹事長が支持しているが、石破さんにアレルギーのある議員・党員票が離れるのでは」と尋ねられると、「そういうことで判断される人がいたとしても少ないと思う」と否定した。
 岸田氏は「安倍氏、麻生氏の影響力が残った政権運営になるのでは」との問いに「派閥や個人的にどなたと関係が深いかによって改革事態が左右されることは理解できない。改革、世代交代をしっかり訴えている」と反論した。
 野田氏は「派閥の支援もらうということは何かになった時にお返ししなくてはならないのは人間社会のルールだ。私は残念ながら支援をいただいていないのでそういうところがよく見えてくる」とけん制した。

 ◆17:00 「発信力」、河野氏に負けない?

 4人はフジテレビのニュース番組に出演した。キャスターらが「コロナ禍では菅総理の発信力の弱さが批判された」として、「発信力はだれにも負けないか」を「○」「×」で尋ねると、高市氏が「×」、ほかの3人は「○」を上げた。
 「240万人のフォロワーがいる河野氏にどう対抗するか」との問いに、岸田氏は「大変発信力は高い」としつつ、「発信力は立場によって違う。総理総裁になるならより丁寧な説明が求められる。一議員の場合は目立つこと大事だが、対話力は私は負けない」とチクリ。
 これに対し、河野氏は「ワクチン接種も1741の自治体としっかり調整しながらここまで引っ張り上げてきた。発信力の中には説明能力と調整力も含まれている。そこは自信持って行きたい」と切り返した。
 高市氏は「この4人の中では1番かと言われると河野さんのツイッターの数には全然及ばない」と「×」の理由を語った上で「記者会見で誠実に最後までお答えする。国会でのしっかりした説明をする。そういった説明力には自信がある」と語った。
 野田氏は「SNS上で私が河野さんに勝っているのは、私は決してブロックはしません。どんな嫌なことも受け止めて返せるように努めています」と、河野氏への対抗心をのぞかせた。 
 
 ◆15:00 森友問題の再調査、見解分かれる
 
 4人は共同記者会見が続く。森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざん問題について「説明しない政治の象徴である森友問題を再調査するのか」と質問があった。
 高市氏は「文書の改ざん、パワハラ。これはあってはならないことですから、全府省庁徹底してこれを根絶する。こういった改革に取り組んでいきたい」と改ざんの再発防止に取り組む考えを示した。
 再調査について、「現在、ご遺族が国などを相手取って提訴している状況にあると思っておりますので、この点についてはコメントができない、するべきではない」と答えた。
 野田氏は「公文書の隠ぺい、偽造、改竄、廃棄。これは絶対にあってはならない事なんです」と強調。
 公文書改ざんで財務省職員が亡くなったことについて、「多くの国民が納得してない中で、支持率の低下というのは当然あるわけです。信頼がなくなっちゃった」と説明。
 「それはやっぱりしっかりと回復するためには、私たち自らが起きえないことが起きたことは、しっかりと知るべきなんだと思います。そこで反省をし、二度と起きないする。そういうことで、アプリオリに調査をする必要があると思っています」と調査する考えを示した。
 河野氏は「公文書というのは非常に大事なもので、この公文書の管理がしっかり行われるというのは、外交安保だけでなく、内政面でも非常に大事なことだ」と指摘。
 新型コロナ対応や東京五輪・パラリンピックの開催方式など、政府の決定について「なぜそういう判断をしたのかというところをもう少ししっかりと説明をして、少なくとも決定について背景を理解頂くというのは大事なことだ。賛成するかどうか、賛同して頂けるかどうかは別問題として、判断をしたプロセスの理解は大事だと思っている」と話した。
 その一方で、「すでに司法まで上がっているので、再調査の必要はないと思いますが、関係された方の心の痛みには、やはり政治として向き合わなければいけない」と述べた。
 岸田氏は「モリカケの問題については、行政において調査が行われ、報告書が出されている。司法においても検察の調査が行われ、裁判が行なわれている。こうした行政、司法において様々な調査報告が行われております」と説明。
 「その上で国民の皆さんの納得感ということで、足りないことがあれば、政治の立場から丁寧に説明をしていきたい」として、調査には慎重な姿勢を示した。

 ◆15:00 総裁選の争点は?

 4人の共同記者会見が党本部で始まった。開園が冒頭の記者側の質問は「総裁選最大の争点」。必ず実現させたい政策テーマや、コロナ対策を巡る緊急事態宣言の解除や行動制限緩和などの出口戦略の構想も合わせて尋ねた。
 河野太郎氏は「総裁選は直後に総選挙もある。国民からの支持が最大の争点だ」と語った。政策面では「国民に生活が豊かになりつつあると実感して頂けることが一番大事なことだ」とし、賃上げや年金改革、未来への投資などを課題として挙げた。また「コロナ対策を邪魔している規制をまず取り払う」とし、給付金の支払いの迅速化や検査キットの大量供給などを進めるとした。
 岸田文雄氏は「自民党の信頼回復、すなわち自民党の改革」を争点に位置付け、権力の集中や惰性を防ぐための党役員任期の明確化などを訴えた。さらに実現したい政策は「新自由主義的な政策を転換し、格差是正を行う。経済のみならず社会や政治の安定を考える」ことだと説明。出口戦略はワクチン接種の促進と治療薬の普及を条件に挙げて「できるだけ経済社会活動を維持していく」と述べた。
 高市早苗氏は「国民の大きな関心事項は、国民の命をいかに守り抜くかだ」と指摘。コロナや災害などのリスクの最小化を目指すとした。政策面では「日本経済強靱化計画を実行して経済を立て直す」として経済成長を優先する姿勢を強調。コロナ対策ではワクチンと治療薬を重視する考えで、感染再拡大に備えた法整備の必要性にも言及した。
 野田聖子氏は「(総裁の)任期3年でできることを優先順位を決めてしっかり取り組みたい」と切り出した。コロナの出口戦略としては「期間限定のサブの病院を国が作り、軽症患者の重症化を防ぐ場所を作りたい」と語った。さらに「来年の通常国会で、子ども庁の設置法案か子ども真ん中基本法案を提出することで新しい日本を作っていきたい」と、人口減少対策に抜本的に取り組む考えを示した。
 
 ◆14:00 野田氏「公文書解明するチームを」
自民党総裁選で所見発表をする野田聖子氏

自民党総裁選で所見発表をする野田聖子氏

  野田聖子氏の所見要旨は次の通り。
 他の候補者が訴えている政策を見ると、党改革、安全保障、緊急事態条項など幅広いテーマがある。すべて重要だが、国民の暮らし、命や健康に直結するテーマが少ない。私は、誰もが分かる政治を意識し、政策論争に多様性を持たせたい。
 政策の最優先は、コロナ対策だ。▽早期発見早期治療の徹底というスピード重視▽現実的で公平なフェアな支援▽不安を国民から取り除く見える化―の3点に集中投資をする。次に人口減少だ。国家の危機という位置付けで、子どもへの大胆な投資で、将来性ある国に変える。初の女性総理になったら、内閣の女性閣僚は全体の半分を目指す。
 近年、(森友学園問題などを巡り)公文書の廃棄、隠ぺい、改ざんという問題が相次いだ。党に公文書の取り扱いに関する不透明さを解明するチームをつくる。必要な調査をし、しっかりとした制度をつくる

 ◆13:45 高市氏「大切な日本国民取り戻す」

自民党総裁選で所見発表をする高市早苗氏

自民党総裁選で所見発表をする高市早苗氏

 高市早苗氏の所見要旨は次の通り。
 私は日本を守る責任と未来を開く覚悟を胸に自民党総裁選への立候補を決意した。私は国の究極の使命は皆様の生命と財産を守り抜くこと、領海、領空、資源を守り抜くこと、そして国家の主権と名誉を守り抜くことだと考えております。使命を果たすために私のすべてをかけて働くことをお誓い申し上げます
 ちょうど本日9月17日は19年前に日朝首脳会談が行われ、初めて北朝鮮の拉致を認めた日でもあります。大切な日本国民を取り戻すためにこれからも自由民主党一体となって懸命に取り組んでまいりましょう
 新型コロナウイルス感染は、特に治療薬の早期投与による重症者と死亡者の数の極小化、自宅療養者の数を減らすこと、国産ワクチンと治療薬の早期開発、多くの事業者の経営基盤を維持して雇用を守るための大胆な財政支援を重点的に行う。
 自然災害、感染症、重病、食料安全保障、テロ、凶悪犯罪、サイバー攻撃、経済安全保障、国防にかかる脅威などさまざまなリスクの最小化に向けた危機管理投資と法整備に最重点で取り組む。
 美しく強く成長する国日本を作り、次世代にたしかな未来を送る責任がある。私は日本と日本人の力を信じている。

◆13:25 岸田氏「ねじ伏せる政治、求められてない」


自民党総裁選で所見発表をする岸田文雄氏

自民党総裁選で所見発表をする岸田文雄氏

 岸田文雄氏の所見要旨は次の通り。
 私は昨年の総裁選に敗れた。力不足だったが、今回は違う。今の時代に求められているリーダーは私であると強い確信を持っている。国民の声を聞き、丁寧で謙虚な政治、多様な意見に寛容な政治が求められているのではないか。自分のやりたいことを押しつける政治ではない。「俺が正しい」と国民をねじ伏せる政治でもない。
 まずは自民党改革を進める。党役員に中堅若手を抜擢し、任期を明確化する。1期1年連続3期までにする。党運営を近代化する。
 コロナとの戦いには国民の皆さんの協力が不可欠だ。プロセスを自ら丁寧に説明する。
 新自由主義的政策を転換する。科学技術とイノベーションを推進し、新たなビジネスを創出する。所得を引き上げる令和版所得倍増を目指す。看護師や保育士などの公的価格を見直し、収入を引き上げる。
 国民を守り抜く外交安全保障では、防衛力の強化、インテリジェンス機能の充実に取り組む。温暖化問題、核廃絶、宇宙海洋の開発利用、防災などの課題でリーダーシップを発揮する。国民が一体感を実感できる国をつくっていきたい。

 ◆13:00 河野氏「河野太郎の実行力に任せて」

自民党総裁選で所見発表をする河野太郎氏

自民党総裁選で所見発表をする河野太郎氏

 各候補が20分ずつで所見を語る演説会が始まった。
 河野太郎氏の所見要旨は次の通り。
 今、日本の社会に分断が起きている。この分断を乗り越え、補修し、もう一度人と人が寄り添う、ぬくもりのある社会をつくっていかなければならない。世の中を便利にしたり、新しい価値を生み出すことを邪魔している仕組みやシステムと戦ってきた。コロナの対応を、河野太郎の実行力に任せて頂きたい。
 (経済について)コロナの前に戻るのではなくて、新しい未来につながる投資をしなければならない。子育ての支援に、まずお金を使わなければならない。いつの日か再生可能エネルギー100%でこの国のエネルギーを回していくことだって、絵空事ではない。
 企業の利益から個人の所得に視点を移す時期に来ている。企業が賃金を上げれば法人税を減税することで、賃金を上げる努力をしたい。年金生活を守るための年金をつくることが、一番いまやらなければいけないことだ。

 ◆11:30 甘利氏「岸田氏はファーストペンギン」

 岸田文雄氏の出陣式に、河野太郎氏と同じ麻生派の甘利明・党税制調査会長が出席。「ファーストペンギンという言葉がある。リスクをとって誰よりも先に行動を起こす人のことだ」とした上で「党改革のファーストペンギンは岸田文雄さん、まぎれもなく岸田文雄さんにほかならない」と呼び掛けると、大きな拍手が起きた。
 岸田氏は「今の時代が求めているリーダーは私なんだという強い確信をもっている」と語った。

 ◆11:00 高市氏「美しく成長する国に」

 高市早苗氏は出陣式に臨み、「皆さまとともに美しく強く成長する国日本をつくってまいります。必ず勝ちに行きます」と決意を語った。 

 ◆10:00 受け付け開始

 自民党総裁選の立候補受け付けが党本部で始まった。届け出順は、河野氏、岸田氏、高市氏、野田氏となった。女性候補は2008年の小池百合子衆院議員(当時)以来で、複数の女性が立つのは初めて。
 各候補は届け出に必要な20人の推薦人名簿を提出。内訳をみると、4陣営には複数の派閥議員が支持する混戦模様となった。派閥側には、どの候補になってもいいように保険をかけるような思惑が透ける。
 麻生派の河野氏は、岸田派以外の6派閥全てから推薦人を獲得し、幅広く支持を集めた格好だ。20人は麻生派、竹下派、石原派が3人、細田派、二階派、石破派が2人。
 岸田氏は、岸田派からは2人。細田派、麻生派、竹下派は4人ずつ、無派閥が6人となった。
 高市氏は、安倍晋三前首相の出身派閥・細田派から7人が名前を連ねた。二階派は5人、竹下派2人、無派閥6人となった。
 野田氏は、二階俊博幹事長率いる二階派が8人と最多に。竹下派3人、石原派1人。野田氏と同じ無派閥は8人だった。

◆河野太郎氏の推薦人名簿

(敬称略、かっこ内は派閥と選挙区)
河野太郎氏

河野太郎氏

<衆院>伊藤達也(無派閥、東京22)、坂本哲志(石原派、熊本3)、阿部俊子(麻生派、岡山3)、穴見陽一(細田派、大分1)、伊藤忠彦(二階派、愛知8)、石原宏高(石原派、東京3)、上野賢一郎(石原派、滋賀2)、岡下昌平(二階派、比例近畿)、田中良生(無派閥、埼玉15)、平将明(石破派、東京4)、高橋比奈子(麻生派、比例東北)、武村展英(無派閥、滋賀3)、野中厚(竹下派、埼玉12)、古川禎久(石破派、宮崎3)、宮崎政久(竹下派、比例九州)、義家弘介(細田派、神奈川16)
<参院>島村大(無派閥、神奈川)、園田修光(無派閥、比例)、中西健治(麻生派、神奈川)、山下雄平(竹下派、佐賀)

◆岸田文雄氏の推薦人名簿

(敬称略、かっこ内は派閥と選挙区)
岸田文雄氏

岸田文雄氏

<衆院>鈴木俊一(麻生派、岩手2)、根本匠(岸田派、福島2)、石田真敏(無派閥、和歌山2)、大野敬太郎(無派閥、香川3)、加藤鮎子(無派閥、山形3)、梶山弘志(無派閥、茨城4)、鈴木隼人(竹下派、東京10)、高木毅(細田派、福井2)、土屋品子(無派閥、埼玉13)、西銘恒三郎(竹下派、沖縄4)、堀内詔子(岸田派、山梨2)、本田太郎(無派閥、京都5)、山際大志郎(麻生派、神奈川18)、吉野正芳(細田派、福島5)、渡辺博道(竹下派、千葉6)
<参院>猪口邦子(麻生派、千葉)、今井絵理子(麻生派、比例)、二之湯智(竹下派、京都)、宮本周司(細田派、比例)、森雅子(細田派、福島)

◆高市早苗氏の推薦人名簿

(敬称略、かっこ内は派閥と選挙区)
高市早苗氏

高市早苗氏

<衆院>西村康稔(細田派、兵庫9)、古屋圭司(無派閥、岐阜5)、馳浩(細田派、石川1)、山口壮(二階派、兵庫12)、江藤拓(無派閥、宮崎2)、城内実(無派閥、静岡7)、高鳥修一(細田派、新潟6)、木原稔(竹下派、熊本1)、黄川田仁志(無派閥、埼玉3)、石川昭政(無派閥、茨城5)、小林鷹之(二階派、千葉2)、佐々木紀(細田派、石川2)、小林茂樹(二階派、奈良1)
<参院>衛藤晟一(二階派、比例)、山谷えり子(細田派、比例)、片山さつき(二階派、比例)、青山繁晴(無派閥、比例)、山田宏(細田派、比例)、佐藤啓(細田派、奈良)、小野田紀美(竹下派、岡山)

◆野田聖子氏の推薦人名簿

(敬称略、かっこ内は派閥と選挙区)
野田聖子氏

野田聖子氏

<衆院>大岡敏孝(二階派、滋賀1)、神谷昇(二階派、比例近畿)、川崎二郎(無派閥、比例東海)、木村弥生(無派閥、比例近畿)、出畑実(二階派、比例南関東)、渡海紀三朗(無派閥、兵庫10)、浜田靖一(無派閥、千葉12)、百武公親(竹下派、比例北関東)、福井照(二階派、比例四国)、宮路拓馬(石原派、比例九州)
<参院>三原じゅん子(無派閥、神奈川)、渡辺猛之(竹下派、岐阜)、岩本剛人(二階派、北海道)、清水真人(二階派、群馬)、柘植芳文(無派閥、比例)、鶴保庸介(二階派、和歌山)、徳茂雅之(無派閥、比例)、三木亨(二階派、比例)、元栄太一郎(竹下派、千葉)、山田俊男(無派閥、比例) 

 ◆9:45 高市氏は目が赤く

 高市早苗氏は、報道陣の取材に「精一杯、私の政策を訴え、多くの国会議員の皆様、党員党友の皆様に対してしっかりと伝わるよう努力する」と語った。
 目は少し赤く「多少睡眠不足でございます」。17日の午前零時を回るまで国会議員らの電話に追われ、告示日に党本部で演説する演説原稿に着手にできたのが午前1時。途中でプリンターが壊れ、動くようになるまで午前5時ごろまで作業に時間がかかったという。
 それでも「好きな色で選挙のイメージカラーです」とブルーのジャケットに身を包み、「気持ちを新たに、今日は本当に頑張るぞと、そんな思いで参りました」と総裁選への意気込みを見せた。
 
 ◆9:00 野田氏「たくさんの知恵しっかり果たす」
 
 野田聖子氏が出陣式に臨んだ。「どちらかというと自由民主党のど真ん中にはいない私です。でも、私の自負は、しかしながら私は目の前にいる人たちと一緒に生きてきたという思いがあります」と強調。「私は26歳の時に岐阜県議に当選し、この35年に出会った男性、女性、若い人、高齢の人、元気なアスリート、障害を抱えて生きてる人たち、多くの多くの人たちの中からたくさんの知恵をいただいた。それをしっかりと果たしていくということが私の役割だ」と決意を語った。

◆9:00 河野氏「この国のリーダー目指す」

 河野太郎氏もオンラインで出陣式を行い、「皆さんから共感していただける政治を作っていく」と強調。「目の前の重い扉を押し開けて、皆さんのお力を一つに結集し、日本を前に進めるために私はこの国のリーダーを目指していきたい」と決意を語った。
 
 ◆8:55 岸田氏 「赤」じゃないの?
 
 報道陣の取材に応じた岸田文雄氏は「想像以上にすっきりと朝を迎えることができました、大変あの気持ちが盛り上がっております」と心境を明かし、「自民党を改革する思いをしっかりと訴えていきたい」と語った。
 広島県選出で、広島カープファンの岸田氏だが、この日のネクタイは青。「カープの赤かと思った」との記者の問いに、「たしか(敗れた)昨年の総裁選は赤だったと記憶しております。その辺は少し意識いたしました」と述べた。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月17日  23:23:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:発信力は河野氏が一番?野田氏「私は決してブロックしない」

2021-09-20 00:09:00 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:発信力は河野氏が一番?野田氏「私は決してブロックしない」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:発信力は河野氏が一番?野田氏「私は決してブロックしない」

 17日に告示された自民党総裁選で、前日になって立候補を表明した野田聖子幹事長代行(61)にとっては、初めて政策などを語る1日となった。テレビ番組で発信力を強調したほか、森友学園をめぐる公文書改ざん問題について4候補の中で唯一、再調査の姿勢を示すなど独自色のアピールに懸命だった。

野田聖子氏

野田聖子氏

 
 河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)とともに出演したフジテレビのニュース番組では、ツイッターで240万のフォロワーを抱える河野氏の発信力が話題となった。
 
 野田氏は「SNS上で私が河野さんに勝っているのは、私は決してブロックはしない。どんな嫌なことも受け止めて返せるように努めている」。インターネットなどで注目を集めた河野氏のツイッターのブロックを絡めて、自分の政治姿勢を示した。
 
 また4人で臨んだ共同記者会見では、森友学園をめぐる公文書改ざん問題について再調査をするかが問われた。ほかの3人が再調査の否定や慎重な考えを示す中で、野田氏は「公文書の隠ぺい、偽造、改ざん、廃棄。これは絶対にあってはならない」と強調。
 
 「多くの国民が納得してない中で、支持率の低下というのは当然ある。信頼がなくなっちゃった」とし「アプリオリ(自明)に調査をする必要がある」と調査する姿勢をはっきりとさせた。

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 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月17日  22:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:高市前総務相、元タレントで次期衆院選出馬予定の森下千里氏とネットで共演

2021-09-20 00:05:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:高市前総務相、元タレントで次期衆院選出馬予定の森下千里氏とネットで共演

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:高市前総務相、元タレントで次期衆院選出馬予定の森下千里氏とネットで共演

 高市早苗前総務相(60)は自民党インターネット番組「カフェスタ」に生出演した。

高市早苗前総務相(2021年9月撮影)高市早苗前総務相(2021年9月撮影)

森下千里氏(2021年3月撮影)森下千里氏(2021年3月撮影)

 進行役で次期衆院選に宮城5区から出馬予定の森下千里氏から、女性の政界進出に対する質問を受け「すごい昔の話ですが『女が、小娘が国会で何が出来んねん』と」。さらに「結婚するまでは『県会議員の、病院理事長の愛人』だとか怪文書もしょっちゅう」とし、「耐えるのはつらかったけれど強くなれた」と笑った。漫画、アニメなどのビジネスを始める若者支援にも意欲を示し「夢は麻生太郎先生のご自宅でジャージーで2日間ゴロゴロしながら漫画を読みたい」と話した。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月19日  22:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党総裁選】:河野行革相「地方創生」へ 石破氏&進次郎氏の強力援軍で地方票獲得狙う

2021-09-20 00:05:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党総裁選】:河野行革相「地方創生」へ 石破氏&進次郎氏の強力援軍で地方票獲得狙う

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党総裁選】:河野行革相「地方創生」へ 石破氏&進次郎氏の強力援軍で地方票獲得狙う 

 自民党総裁選(29日投開票)に出馬した河野太郎行革相(58)は19日、国会内での「リアル地方創生」と称した座談会で、地方の党員票獲得につなげるトークを展開した。「河野太郎総裁選必勝を期す会」として支援を受ける、党員人気の高い石破茂元幹事長(64)、全国的にファンの多い小泉進次郎環境相(40)とそろい踏み。地方を重視する姿勢を強く発信した。

「地方創生座談会」で石破茂元幹事長(右)、小泉進次郎環境相(左)とグータッチで結束する河野太郎行革相(撮影・鎌田直秀)「地方創生座談会」で石破茂元幹事長(右)、小泉進次郎環境相(左)とグータッチで結束する河野太郎行革相(撮影・鎌田直秀)

 初代地方創生担当相の石破氏は鉄道模型を持ち込み、鉄道マニアの一面もある人物像を押し出しながら「脱炭素、省エネが進む中で、鉄道を使って新しい日本を」とスタート。「鉄道の方が輸送に向いているとして、ヨーロッパでも飛行機から鉄道に変わっている。(地方路線が)赤字だからやめちゃえっていうのは議論としておかしい」と訴えた。

 鉄道談義に、河野氏は「夢はシベリア鉄道でシベリア横断したい」。民主化前のポーランドの大学に短期留学した際、実現へビザ申請を試みたが「(当時の民主化運動の)『連帯』のワレサ議長に会いにいってそのまま捕まって、一晩、留置場に。それが影響したのか、申請がおりなくて…」。“透明性”を強調したのか、ワレサ氏に面会し、同氏宅を出た直後に体制側からパスポート不携帯を理由に逮捕されたエピソードまで持ち出して盛り上げた。

 小泉氏も「『再生可能エネルギー最優先の原則』で進めている河野さんには『脱炭素は地方創生だ』と言ってほしい」とあおった。

自民党総裁選をめぐる相関図(18日現在)自民党総裁選をめぐる相関図(18日現在)

 共同通信が17、18日に行った自民党員への世論調査で河野氏は最多支持率の48・6%をマーク。他陣営を大きく引き離した。今回の総裁選は多くの派閥が自由投票となり、議員や地方への締め付けがどこまで効くのかは見通せない。一方で各陣営ともに、地方票の票固め、働きかけが強まるものとみられ、今後情勢が大きく変わる可能性もある。

 河野氏は座談会前には、東日本大震災の被災地に関わり続けてきた小泉氏とともにオンラインで福島県の農業や漁業関係者などと意見交換も実施。国会議員票では先行する岸田氏を追う情勢とされる河野氏は、党員の「48・6%」支持の数字に笑顔は見せつつ「100%を狙っていかないと」と警戒を強めた。【鎌田直秀】

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党・総裁選挙】  2021年09月19日  21:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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