路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【疑惑】:旧統一教会、幸福の科学、靖国参拝…萩生田政調会長“神頼み”人生に〈節操ない〉の声

2022-08-24 06:24:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【疑惑】:旧統一教会、幸福の科学、靖国参拝…萩生田政調会長“神頼み”人生に〈節操ない〉の声

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:旧統一教会、幸福の科学、靖国参拝…萩生田政調会長“神頼み”人生に〈節操ない〉の声

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との親密さが元信者の証言によって次々明るみに出ている自民党の萩生田光一政調会長(58)。旧統一教会との今後の関係について、萩生田氏は「適切に対応する」と話すに留まるが、こうした姿勢にSNSでは、過去の宗教団体との関係まで指摘され、もはや《節操がない》と呆れた声が相次いでいる。

<picture>萩生田光一政調会長(C)日刊ゲンダイ</picture>

  萩生田光一政調会長(C)日刊ゲンダイ

 萩生田氏といえば、文科相時代の2019年10月に、〈21年春に「幸福の科学大学」の開学を予定。大学設置認可を再申請する方針〉と報じられた。「萩生田文科相の後押しで「幸福の科学大学」ついに開学か」(日刊ゲンダイDIGITAL/2019年10月5日公開)でも報じているが、2014年に一度申請し認可が下りなかった幸福の科学は、同年11月、「文部科学大臣の不正行為に関する弁明請求書」を当時の下村文科相に送付。そこに〈萩生田議員からも学長を変えれば開設できるという旨のアドバイスがあった〉などと萩生田氏の名前が登場していた(2020年7月に幸福の科学側が申請を取り下げ)。

 2021年4月には、創立50周年を迎えた創価大学に文科相として祝辞を贈っている。

〈貴学は、一九七一年(昭和四十六年)に、創立されて以降、「人間教育の最高学府たれ、新しき大文化建設の揺籃たれ、人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」という建学の精神を、学生一人一人に脈々と受け継いでこられ、多くの有為な人材を各界に輩出されるとともに、優れた研究成果を上げてこられました。〉

 また、神道系の宗教団体をルーツとする組織「日本会議」と関係する「神道政治連盟国会議員懇談会」のメンバーで、同じく「日本会議国会議員懇談会」は事務局長も務めている。終戦の日の8月15日には靖国神社を参拝し、記者らに「自由民主党政調会長、衆議院議員萩生田光一と記帳した」と説明していた。

 "神ある"ところに顔を出している萩生田氏にSNSでは、〈萩生田って幸福の科学の一味だと思っていたのだが…新興宗教全部入りの節操なしなのか?〉〈違う教義の団体と矛盾なく付き合える無宗教性が凄い。〉〈政治家は票のためなら何でも節操なく応援し、会費を払い喜んで広告塔を引き受ける。後で不味いと分かったら知らなかったと言ってとぼける。典型が萩生田さん。〉などといった批判が集まっている。

元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・政局・自民党と旧統一教会との癒着】  2022年08月24日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【疑惑】:旧統一教会信者の証言で“萩生田攻撃”激化…狙いは「裏切り政治家」への牽制と見せしめ

2022-08-24 06:24:40 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【疑惑】:旧統一教会信者の証言で“萩生田攻撃”激化…狙いは「裏切り政治家」への牽制と見せしめ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:旧統一教会信者の証言で“萩生田攻撃”激化…狙いは「裏切り政治家」への牽制と見せしめ

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)が反転攻勢に出てきた。旧統一教会問題を報じるメディアには、過去の関係を全てさらけ出すと「宣戦布告」。距離を置こうとする政治家への“脅し”も始まったかーー。

 ◇  ◇  ◇

 旧統一教会は21日、「異常な過熱報道に対する注意喚起」なる声明をリリース。旧統一教会が「反社会的団体」だとすれば、報道機関は関わりを持たないはずだが、取材や協賛など多くの報道機関が密接に関わってきたと指摘。旧統一教会と報道機関の関係について〈過去に遡って詳細な調査を進めております。調査結果がまとまり次第、全面的に公表させていただく予定です〉と恫喝まがいの声明である。

 ジャーナリストの鈴木エイト氏が言う。

 「声明が脅しになると思っているとしたら驚きです。メディアはひるむことなく、統一教会の問題を報じればいい。(調査結果としてまとめる)リストは、統一教会があの手この手でメディアに入り込んだことが分かる格好の資料になるでしょう」

<picture>「関係を断つ」とは言わない萩生田光一政調会長(C)日刊ゲンダイ</picture>

 「関係を断つ」とは言わない萩生田光一政調会長(C)日刊ゲンダイ

 旧統一教会との継続的な関係が判明している自民党・萩生田政調会長に対しては、元信者や現役信者からの証言が相次いでいる。

 元信者は「家族として萩生田さんのことを思うくらいに自分の時間を全部(教会の)若い人たちは使ってたのに『そういうのは関係ない』って言われたら、絶望っていうんですかね、残念とかじゃなくて。なんでそんなこと言うんだろうって」(18日のTBS系「news23」)と怒り心頭だ。

 現役信者は「萩生田さんが教団と関わっているのは周知の事実。市議会議員時代から教団との付き合いがある」(18日の日本テレビ系「スッキリ」)とも証言している。萩生田氏は1991年から3期、八王子市議を務めた。

 「元信者はともかく、現役信者の場合は、証言を旧統一教会側がコントロールしている可能性があるので注意が必要です。証言させるのは、萩生田氏に限らず、これまで付き合いがあった政治家に対して、解散命令などに発展しないように牽制する意味合いが考えられます。旧統一教会は、外国特派員協会での会見、今回の『注意喚起』、現役信者の証言などいろいろと仕掛けてきますが、逆効果です。そのことに気づかないのがカルトたるゆえんだと思います」(鈴木エイト氏)

 萩生田氏と旧統一教会の関連証言がボロボロ出てくるのは、所属する安倍派の跡目争いでの“追い落とし”が背景にあるとの見方も出ていた。だが、統一教会側が「裏切り政治家」への“見せしめ”として萩生田攻撃をしている可能性もあるということか。

 自民党と旧統一教会の闇の深さを、ますます物語っている。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・政局・自民党と旧統一教会との癒着】  2022年08月23日  13:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:萩生田政調会長「旧統一教会と関係30年」暴露で“第二の甘利”に

2022-08-24 06:24:30 | 【事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件・ネット上の誹謗中傷他】

【自民党】:萩生田政調会長「旧統一教会と関係30年」暴露で“第二の甘利”に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:萩生田政調会長「旧統一教会と関係30年」暴露で“第二の甘利”に 

 自民党の萩生田光一政調会長と旧統一教会の“ズブズブ関係”に注目が集まっている。


 『旧統一教会』との関係が次々と暴露される萩生田政調会長。選挙区で敗戦し権力を失った甘利氏の”二の舞”になるのか…

 「週刊新潮」が、先の参院選で東京選挙区から出馬した生稲晃子参院議員を伴い、6月に都内の旧統一教会施設を訪問したと報じた。生稲氏は

 「呼ばれたので伺った」
 「(旧統一教会系の)施設とは知らなかった」

 と釈明したが、現場の建物には堂々と旧統一教会系列とわかる案内が記されており、「知らなかった」という理由には無理があるのではという声も上がっている。

 ともかく、新人議員の生稲氏が萩生田氏の誘いを断れるはずもない。やはりこの問題の主人公は萩生田氏で間違いない。

 その萩生田氏だが、旧統一教会との“関係”についての言い訳が微妙に変節している。当初は

 「特別、承知の上でお付き合いをしているというのではなく、地元の皆さんの中にそういう関係者がいたのかもしれない」

 とまるで“人ごと”のように語っていたが、8月18日に党本部で取材に応じた同氏は教団について

 「かつての社会的な問題については、今そういうことはないという認識をしていた」

 と述懐。続けて

 「安倍総理が殺害され、山上容疑者の発言から、教会がクローズアップされ、いまだいろんなことで苦しんでいる方がいらっしゃる。少し思いが足りなかったと反省をしている」

 としながらも、教団との関係解消については

 「適切な対応をしていきたいと思っています」

 と語るにとどめた。

 「新潮では『萩生田さんは家族同然』と語る統一教会関係者の証言も掲載された。萩生田さんは問題発覚後、保身に走り、教団側を突き放すような説明に終始。

 これに信者から『あんまりじゃないか!』と反発の声が上がっている。それを聞きつけ、18日の取材ではややトーンダウンしたのだろう。裏を返せば、それだけズブズブということ」(全国紙記者)

 そんななか、ジャーナリストの有田芳生氏の口から注目の発言が飛び出した。

 萩生田氏が釈明したのと同じ18日、立憲民主党の旧統一教会被害対策本部会議に出席した有田氏は、一部メディアの取材に萩生田氏と教団の関係について

 「30年間関わっている」

と明かしたのだ。有田氏によれば

 「1991年に萩生田さんが八王子市議になった時から、(同氏は)教団と親しかった。30年間関わっていたと。(それで)信者たちが怒って言い始めているんです」

 と暴露した。さらに自民党の山谷えり子元国家公安委員長、下村博文元文科相を名指しし

 「(2人は)1番(旧統一教会と)関わりがあるわけで。萩生田さんはこの程度で逃げ出しちゃダメですよ」

と意味深に語った。

 日に日に明らかになる萩生田氏と旧統一教会の重厚な関係。次の衆院選挙は3年後で自民党内では

 「さすがにそれまでにはこの話題も消えているだろう」

と楽観ムードが漂っているが、萩生田氏当人は決してそうではない。

 「実は萩生田さんは選挙にあまり自信がないんですよ。前回選挙は圧勝しましたが、各種団体の支持を取り付けた部分が大きい。本人もそれを知っているから、前回の衆院選で野党が新人の女性候補を擁立するというウワサが立った瞬間、方々に電話をかけ『誰だ!?』と大騒ぎしていた。

 選挙までまだ3年あると言っても、直前にメディアが蒸し返せばマイナスに働く。前回の衆院選では甘利明幹事長(当時)が選挙区で敗れ、力を失った。萩生田さんは甘利さんの二の舞を恐れているんです」(永田町関係者)

 次の選挙では頼みの旧統一教会からの支援も受けられないだろう。別の政界関係者は

 「萩生田さんは“ポスト安倍”を狙っている一人。先日一部週刊誌が、安倍元首相の後継者にふさわしい人物は誰か?というアンケートを行い、萩生田さんが高市早苗さんや菅義偉さんを抑えて1位だった。本人は上機嫌だったようですが、永田町では自作自演説が流れ、失笑されていました」

と明かす。このままでは“ポスト安倍”どころか、首元がお寒くなりそうだ――。

写真:YUTAKA/アフロ

■関連記事

 萩生田光一氏と旧統一教会「30年前から関係」 有田芳生氏が衝撃暴露「信者たちが怒っている」(東スポ)

 ■http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/702.html

 元稿:講談社 主要出版物  週刊FRIDAYデジタル 【政治・話題・自民党と旧統一教会との癒着】 2022年08月21日 00:01:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【岸田政権】:こんな内閣改造、「総辞職しろ」が国民の声 ■こんな内閣改造、「総辞職しろ」が国民の声

2022-08-24 06:24:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【岸田政権】:こんな内閣改造、「総辞職しろ」が国民の声 ■こんな内閣改造、「総辞職しろ」が国民の声

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:こんな内閣改造、「総辞職しろ」が国民の声 ■こんな内閣改造、「総辞職しろ」が国民の声 

 衰え知らずの新型コロナウイルス第7波、加速する円安物価高、そして自民党と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の度し難い癒着。山積する問題を棚上げして夏休みを満喫していた岸田首相だが、最終日だった21日、コロナに感染したことが判明した。12日に4回目のワクチンを接種したばかりだった。前夜から微熱やせきの症状が出たため、翌日午前に公邸でPCR検査を受けたところ、陽性判定。公務復帰は早くても31日に先延ばしだ。幸い軽症だというが、この政治状況では地獄に仏かもしれない。

 反社会的団体の統一教会との「決別」をアピールするはずだった内閣改造は大失敗。教団との関わりを認めた7人を交代させたが、関係大臣は8人に増え、統一教会汚染度はかえってアップ。副大臣や政務官などを合わせれば、政府の要職に30人以上が就いているデタラメだ。国民の不信を一掃どころか増幅させ、内閣支持率の下落に歯止めがかからない。政権維持の「危険水域」とされる30%割れは目前だ。

 ◆党要職にも大臣同様の責任

 毎日新聞の世論調査(20、21日実施)によると、岸田内閣の支持率は36%。前回調査(7月16、17日実施)と比べ、16ポイントも下げた。不支持率は17ポイント増の54%に達し、ついに支持率と不支持率が逆転。内閣改造・自民党役員人事をめぐっては「評価する」は19%にとどまり、「評価しない」の68%が大きく上回った。自民と統一教会の関係については「極めて問題があったと思う」(64%)、「ある程度問題があったと思う」(23%)という結果で、9割近くが問題視。「関係を絶つべきだ」は86%に上った。

 安倍元首相の国葬に対する反発も強まっている。「反対」が53%、「賛成」は30%。反社会的かつ反日団体の狂った教義によって家庭崩壊に追い込まれた容疑者の苦しみ、問題組織にお墨付きを与えて選挙に利用していた元首相の所業を思えば、当然の流れだ。国費を投じ、国民に事実上の弔意を強制する合理的な理由は全く見当たらない。「総辞職しろ」が国民の声だ。

 統一教会問題で露呈したのは、平然と嘘をつき、ゴマカシ、それがバレても要職にしがみつこうとする自民議員の人間性ではないのか。その筆頭が安倍派の萩生田政調会長だ。

 シャシャリ出てきた派閥OBの森元首相の後押しを受け、濃厚接触の疑惑を抱えながら経産相から党三役へと横滑り。跡目争いで頭一つ抜け出たと評されるなか、都合の悪い事実が明るみに出た。東京都連会長として臨んだ参院選の最中、教団施設を訪問していたことが発覚。安倍派総がかりで猛プッシュしていた生稲晃子議員を引き連れてのことだから、票欲しさであることは否定しようがない。弁解の余地はないのに、萩生田は妙な威圧感を振りまきながら逃げ回り、ようやく応じたぶら下がり取材では「かつての社会的問題について今はそういうことはないと認識していた」とスッとぼけ、「いまだに苦しんでいる人がいることに思いが至らず反省している」などと釈明。しかし、教団との関係を「断ち切る」とは決して口にせず、「活動は一線を画す」「適切な対応をしていきたい」と言葉を濁した。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

 「今回の内閣改造・党役員人事で岸田首相の政治オンチぶりがハッキリした。人事を前倒ししてリバウンドですから、目も当てられません。萩生田氏を閣僚から外したのは国会での追及を避けるためでしょうが、統一教会問題にあたって大臣と党要職を分けて考えるのはおかしい。与党の政調会長はあらゆる方面に影響力を行使できる重職。言うまでもなく自民党は公党であり、税金が原資である政党交付金を年間159億円超も支給されている。そうした点からいっても、大臣と同じように責任を問われてしかるべきなのです。そもそも、憲法20条は信教の自由を保障するとともに、政教分離原則を規定している。国家と宗教、政治と宗教、政治家と宗教は結合してはいけないと定めているのです。臭いものにフタは通用しない。国葬までズルズルいけば、内閣支持率は危険水域に突っ込んでいくでしょう」

 ◆敵対すれば「サタン」、裏切れば地獄行き

 問題教団と縁切りもできず、萩生田はいつまでしがみつくつもりか。統一教会の教義によれば、敵対する者はみな「サタン」。裏切り行為を働けば、地獄に落ちるという。ヘタをすれば一族郎党も道連れ。浪人時代、教団施設へ何度も足を運んだ萩生田は、信徒からすれば「家族同然」との証言も報じられている。知り尽くしているだけに踏み込めないのだとしたら、バッジを外すしかないんじゃないか。

 往生際の悪さでは山際経済再生相もいい勝負だ。統一教会との関わりをヒタ隠し。改造前の会見では「お答えは差し控えたい」「きちっと点検をさせていただいた上で、適切に対応してまいりたい」とのらりくらり。口を割ったのは、留任が確定した10日だった。「私自身が旧統一教会や関連団体と関係があるわけではありません」と前置きした上で、13年に関連団体への会費支出、18年に教団の関連団体が主催したイベントに出席したことをようやく認め、「確認ができたのはこの2つです」と念押しまでしていた。ところが、16年にこれまた関連団体が主催するイベントに出席するため、5000キロ以上も離れたネパールまで飛んでいたことが発覚。いまだに説明はない。

 初入閣した元警察官僚の葉梨法相にしても、就任会見で「旧統一教会、団体等々と関係を持つような認識はありませんので、調査するまでもないということです」と豪語していたのは束の間。関連企業が発行する月刊誌に2008年ごろ、インタビュー記事が掲載されていたことが判明するお粗末である。

 ◆「鎌倉殿」で大ハシャギの夏

 そんな連中の自己申告で「改造」をし、「難局突破」などとうそぶき、第7波がいまなお猛威を振るう中、のんきに伊豆旅行を楽しむ岸田の神経のずぶとさといったらない。夫人らを伴い、1人1泊3万円はくだらない高級温泉旅館「三養荘」(静岡県伊豆の国市)に2泊3日。三嶋大社を参拝し、源頼朝が源氏再興を祈願した際に座ったとされる「腰掛け石」に座って記念撮影。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を毎週欠かさず見ているとかで、宮司らに「楽しみにしていた」と大ハシャギ。その後、「大河ドラマ館」などにも足を延ばし、こちらでは烏帽子をかぶって記念撮影したという。

 もっとも、英気を養うはずの休養中にマサカの感染で、見せ場にするはずだった外遊はすべてパー。27日から2日間の日程でチュニジアで開催されるTICAD(アフリカ開発会議)に出席するために予定していたチュニジア訪問は取りやめ、オンライン参加を検討。高騰する資源対策でセットしていたカタールやUAE(アラブ首長国連邦)への歴訪も中止となった。

 今後の政治日程は国政選挙並みの体制で戦っている沖縄県知事選(9月11日投開票)、9月下旬に米ニューヨークで開かれる国連総会への出席、国葬くらいのものだが、岸田は野党が憲法53条に基づいて要求している臨時国会召集を無視。もろもろが一区切りつく10月上旬まで時間を稼ぐハラだ。国会を秋まで開かない破廉恥、国葬強行の国民愚弄を許していいのか。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言った。

 「岸田首相がその気になれば、国政選挙をする必要のない『黄金の3年間』で党の組織のあり方を見直し、集票体制をつくり直すことはできるはずです。にもかかわらず、統一教会と政務3役の関係について〈個人の政治活動に関するもので、調査を行う必要はない〉とする答弁書を閣議決定するほど、教団との断絶を避けているのは『癒着』では語り尽くせないほどの関わりなのか。致命的な事実を握られ、操舵されているのか。そうした疑念が拭えません」

 岸田政権は完全にドツボにはまった。姑息な手段では抜け出せまい。さて、どうするつもりか。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2022年08月22日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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