路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【自民党】:大分県連の呆れたグダグダ…参院補選に“銀座のママ”擁立も低知名度&逆風で黒星濃厚

2023-04-07 13:50:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【自民党】:大分県連の呆れたグダグダ…参院補選に“銀座のママ”擁立も低知名度&逆風で黒星濃厚

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:大分県連の呆れたグダグダ…参院補選に“銀座のママ”擁立も低知名度&逆風で黒星濃厚

 参院大分選挙区の補選が6日、告示された。与野党一騎打ちで両陣営ともに総力戦の構えかと思いきや、2021年衆院選の惨敗を引きずる自民党県連はグダグダ。岸田政権に中間評価を下す衆参5補選のうち、黒星濃厚な選挙区だ。

<picture>にじみでる銀座感(自民公認の白坂亜紀氏=左)、実直イメージ(立憲民主公認の吉田忠智前参院議員)/(C)共同通信社</picture>

  にじみでる銀座感(自民公認の白坂亜紀氏=左)、実直イメージ(立憲民主公認の吉田忠智前参院議員)/(C)共同通信社

 立候補したのは、自民公認が新顔の白坂亜紀氏(56=公明推薦)。東京・銀座でクラブなど3店舗を経営するやり手で、ビル屋上でミツバチを飼うNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」の理事長も務めている。対するのは、立憲民主党公認の吉田忠智前参院議員(67=共産、社民支持)。野党系前議員の知事選出馬に伴い、比例区選出の吉田氏が「絶対に勝てる候補」として担ぎ出された。

 白坂氏の出陣式にはおよそ600人が動員され、党本部からは小渕優子組織運動本部長や世耕弘成参院幹事長が駆けつけた。白坂氏は第一声で「仕事をしながらの子育ては本当に苦労した。もっと女性が働きやすい環境をつくっていきたい」などと訴えたが、情勢調査では知名度に勝る吉田氏に先行されている。

 「東京あたりじゃ『女性実業家』とかなんとか聞こえがいいんだろうが、『銀座のママ』って聞いたら女性はギョッとする。男性にウケがいいかというとそうでもなくて、県内の企業関係者は上京のたびに店に顔を出さなきゃならず、まあウンザリしてますよ」(県財界関係者)

 ■引きずる甘利ショック

 中には「大分の自民は終わった」という声も上がっているそうで、なかなか手厳しいが、当たらずとも遠からずだ。

 さかのぼること1年半前。岸田政権下初の総選挙で、当時の甘利明幹事長が元番記者の女性を大分1区にねじ込んだ。結果、県内でただ一人、公明党の推薦を得られず、比例復活すらできない惨敗を喫した。

 「表向きは公募という体裁を取りましたが、実態は幹事長のゴリ押し。県連の士気が上がるわけがない」(県政関係者)

 19年の参院選では、3期目を狙った礒崎陽輔元首相補佐官が落選。放送法が定める政治的公平の解釈変更をめぐり、総務省にモーレツな圧力をかけていた張本人だ。浪人中の元職擁立が順当なところだが、そうはならなかった。

 「旧自治省出身だとか、安倍首相の補佐官だとか、とかく上から目線で県連では総スカン。補選で名前が挙がることはなかったし、所属する安倍派から推す声も聞かなかった。そんなこんなで公募をかけ、政界進出をうかがっていた白坂氏に決まったわけです」(自民ベテラン議員)

 投開票は23日だ。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・選挙・自民党・参院大分選挙区の補選が6日、告示された】  2023年04月07日  13:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【文科省】:露骨な文系差別策 「理系なら奨学金対象」は「教育の機会均衡」に反する憲法違反

2023-04-07 13:50:40 | 【文科省・教育制度、現場の実態把握・教員の資質・不登校・文化庁・

【文科省】:露骨な文系差別策 「理系なら奨学金対象」は「教育の機会均衡」に反する憲法違反

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【文科省】:露骨な文系差別策 「理系なら奨学金対象」は「教育の機会均衡」に反する憲法違反

 「非常に強い違和感がある」──。文科省が4日に公表した奨学金新制度をめぐり、立憲民主党長妻昭政調会長が6日の会見で批判。学ぶ分野に応じて支援対象が区別される新制度に疑問を呈した。

 来年度から始まる予定の新制度の柱は返済不要の給付型奨学金と授業料減免の対象を「中間層」に拡大すること。ところが、奨学金の対象拡大が一部にとどまっているのだ。

 現行制度では、対象となる世帯年収は約380万円未満だが、新制度では約600万円に緩和する。制度改正によって上限600万円まで段階的にカバーするものの、なぜか「子ども3人以上の多子世帯」と「私立校の理工農系学生」に限るという条件付き。つまり、文系学生は「子ども3人以上」に該当しない限り、対象外となってしまうのだ。

<picture>教育支援が不十分(永岡桂子文科相)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

  教育支援が不十分(永岡桂子文科相)/(C)日刊ゲンダイ

 新制度について、永岡文科相は「子育て支援には学費負担の軽減が大きな意味を持つ」などと胸を張ったが、それなら、学ぶ分野を問わずに給付型奨学金の対象を広げることが最優先のはず。理系の方が学費は高くつくとはいえ露骨な優遇策の裏には政府の思惑がある。
 
 「文科省は約3000億円の基金を活用して、デジタルや脱炭素など成長分野の人材を育成するため、私大と公立大を対象に、約250の理工系学部の新設や理系学部への転換を支援する方針を掲げています。今後10年かけて、文系学部の多い大学を中心に再編する狙いです」(私大関係者)

 ■私大初期費用は過去最高なのに

 東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査によれば、首都圏の私大に昨年度入学した学生の受験費用や生活用品費などを含めた初期費用は平均225万5380円。過去最高を更新した。

 大学進学への家計負担がどんどん重くなっているのに、学ぶ分野によって支援の差をつけるとは、教育基本法が掲げる「教育の機会均等」に反していないか。この原則は〈ひとしく教育を受ける権利〉をうたう憲法の精神を具体化したものだ。

 「憲法は『法の下の平等』もうたっていますから、本来なら、すべての国民が人種、信条、性別、社会的身分などにかかわらず、能力に応じて高等教育を受ける権利があります。つまり、憲法の理念にのっとれば、欧州のような大学教育の無償化が理想です。したがって、奨学金の対象に教育分野を持ち込むことは、憲法の理念に反していると言わざるを得ません」(立正大名誉教授・金子勝=憲法)

 この差別策に、文系学生はもっと怒っていい。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・文科省・4日に公表した奨学金新制度】  2023年04月07日  13:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:高市早苗氏また迷走…「3度目の正直?」と奈良県知事選で煽られ“正体不明”のYouTubeに出演

2023-04-07 13:50:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政局】:高市早苗氏また迷走…「3度目の正直?」と奈良県知事選で煽られ“正体不明”のYouTubeに出演

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:高市早苗氏また迷走…「3度目の正直?」と奈良県知事選で煽られ“正体不明”のYouTubeに出演

 「2度あることは3度……」になるのか。高市経済安保相の動向に注目が集まっている。

 保守分裂となった地元の奈良県知事選(9日投開票)で、高市氏が擁立を主導した総務相時代の秘書官・平木省氏が大苦戦。自民党が平木氏と現職の分裂選挙になったことで、日本維新の会の山下真氏がリードする展開になっている。 

<picture>経験したことの無い程の大風邪を引いてもうた(高市早苗経済安保担当相)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

  経験したことの無い程の大風邪を引いてもうた(高市早苗経済安保担当相)/(C)日刊ゲンダイ

 選挙戦も終盤だが、平木氏のツイッターで5日、こんな告知がされた。

 <ひらきしょう総決起大会(4/7 19:30~)3度目の正直あるのか!?>

 「3度目の正直」とは、高市氏のことを指しているとみられる。奈良県連会長として、本来なら応援の先頭に立つはずの高市氏は、3月26日の決起集会に続き、4月2日のラストサンデーも奈良入りを“ドタキャン”。候補者本人に「あるのか!?」とあおられる始末で、ネタのように扱われている。

 2日の奈良入り中止は体調不良が原因のようで、高市氏は3日夜に<経験したことが無い程の大風邪を引いてしもうた。先週の水曜日夕方から咳と高熱が続いてます>とツイート。咳止め薬の「アネトン」を<1日で12錠も服用してしまいましたが、即効性抜群でした>と明かした。

<picture>高市大臣が擁立した平木省氏本人に「あるのか!?」と、ネタのように扱われ…(写真)横田一</picture>

  高市大臣が擁立した平木省氏本人に「あるのか!?」と、ネタのように扱われ…(写真)横田一

 ◆本人こそセキュリティークリアランスが必要

  さらに、5日には、こんなツイートも……。

 <私も正体を知らない人気の政治系youtuberヒロクマさんが、何と!顔出しで、奈良県知事候補の平木しょう氏と対談。想像していた顔と違いましたが、面白かったです>

 この対談動画は「メディアが報じない保守系News」というユーチューブ番組で、高市自身も冒頭に動画出演。撮影場所は大臣室だ。満面の笑みで「ダンナがヒロクマさんのチャンネルを登録しておりますので、私も何度も拝見して元気をいただきました」などと話している。

 保守系とうたっているが、過去の配信を見ると、高市氏追及の急先鋒だった小西参院議員をはじめ、中国や朝日新聞、林外相を揶揄するような動画が目立つ。地元入りしない高市氏は、これらを見て元気をもらっていたわけか。

 「平木氏の敗北は高市大臣の政治生命に関わるということで、選挙終盤になって保守系の高市シンパがSNSなどで平木氏を熱心に応援し始めた。ユーチューブ出演も、その一環でしょう。ただ、平木氏の周りにやや偏ったコアな支持層が出来上がり、かえって一般有権者が引いてしまう現象も起きていると聞きます」(知事選を取材するジャーナリストの横田一氏)

  それにしても、経済安保担当相が「正体を知らない」人物と交流するのは、あまりに不用意ではないか。高市氏は過去にもヒトラー礼賛本の「ヒトラー選挙戦略」に推薦文を寄せていたことが発覚したり、ネオナチ団体幹部とのツーショット写真が海外メディアでも報じられて大問題になった。

 高市氏が提唱する“セキュリティークリアランス”が真っ先に必要なのは、本人かもしれない。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・高市経済安保相の動向に注目・保守分裂となった地元の奈良県知事選(9日投開票)】  2023年04月07日  13:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【衆参5補選】:「全部勝ったら即、衆院解散だな」軽口が一転…自民から消えた楽観ムード

2023-04-07 10:11:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆参5補選】:「全部勝ったら即、衆院解散だな」軽口が一転…自民から消えた楽観ムード

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆参5補選】:「全部勝ったら即、衆院解散だな」軽口が一転…自民から消えた楽観ムード

 6日告示された参院大分選挙区補欠選挙と11日告示の衆院4補選の結果は、岸田文雄首相の政権運営や衆院解散戦略に直結する。安定政権を手中に収められるかどうかの岐路に立つ首相は、審判を前に「今後の国政にも影響を与える重要な選挙」と意気込んでいたが、ここに来て憂慮の色も見え隠れする。過去の補選では与党が苦戦し、政権の瓦解(がかい)を早めたケースも少なくなく、首相周辺には予防線を張る言動が目立つ。野党は、共闘態勢を構築するなど議席維持へ懸命だ。<button class="sc-kwgWOH gJotzN" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-kwgWOH gJotzN" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">参院大分選挙区補欠選挙が告示され、候補者とともに気勢を上げる支持者たち=6日午前9時25分、大分市(撮影・星野楽)</button>

参院大分選挙区補欠選挙が告示され、候補者とともに気勢を上げる支持者たち=6日午前9時25分、大分市(撮影・星野楽)

 【図解】山口県や千葉県・・・衆参5補選、行われるそれぞれの理由

 6日夕、官邸。記者団から5補選の勝敗ラインについて問われた首相は「それぞれの勝利を目指して努力するに尽きる」と短く応答し、足早に立ち去った。

 3月の記者会見で「まずは議席を守り抜き、さらに拡大していくべく全力を尽くしたい」と踏み込んでいたのとは対照的。周辺は「下手に何勝とか言ったら責任問題になる。勝利は一つでも多いに越したことはない」と解説してみせた。

 5補選に関して自民党内には当初、楽観論が多かった。首相のウクライナ訪問や日韓首脳会談を機に内閣支持率が上向き、野党の候補一本化も広がりを欠いていたからだ。「全部勝ったら即(衆院)解散だな」。自民有利の情勢に党ベテランは軽口をたたいていた。

 ところが、ふたを開けてみると、緊張感が漂い始めた。関係者によると、自民の情勢調査で明確に安泰と見込めるのはわずかで、ほかは接戦か野党にリードを許す選挙区もあった。先週まで「全てで勝つのが方針だ」と強気だった遠藤利明総務会長も、6日は「なかなか厳しい選挙戦だ。そう簡単じゃない」と明らかにトーンダウンした。

 通常なら早々に出る友党・公明党からの推薦が3日までずれ込んだことも苦戦の要因。「支持率も上がっているのに、総理のせいにされたらたまらない」。首相周辺は、責任回避に向けた理論武装を始めた。  

 補選は政府、与党への中間評価の位置付けで、直近の民意となるため、政権に与える影響は小さくない。

 2021年4月の衆参三つの補選・再選挙で全敗した菅義偉前首相は党総裁再選の道を絶たれ、退陣を余儀なくされた。民主党政権下でも11~12年、菅直人野田佳彦両首相がそれぞれ衆院補選で敗北。「選挙の顔」や党首としての指導力に疑問符が付き、自民による政権奪還を加速させた。

 「地元はちゃんとやっているのか」―。思わぬ苦戦ぶりに、首相もいらだちを隠さない。本音では、もともと自民が保持していた千葉5区と山口2、4区の3議席分に当たる3勝を「防衛ライン」に据える。15日には激戦が見込まれる衆院和歌山1区と千葉5区、16日には大分に入り、自民候補をてこ入れする予定だ。

 対する野党は、特に大分を全体の勝敗を左右する選挙区として最重視する。さらに勝利を上積みし、首相の求心力低下をもくろむ。

 今国会では、首相が推し進める防衛力強化や原発政策の転換に関する法案など、国民の賛否が割れる重要課題を審議中。政府、与党の勢いをそぐことで、首相に政局の主導権を握らせず、野党ペースに持ち込む青写真を描く。6日に大分入りした立憲民主党の泉健太代表は記者団に、「野党が勝利することで政策の転換を促していく」と語った。  (東京支社取材班)

 元稿:西日本新聞社 主要ニュース 政治 【政局・選挙・6日告示された参院大分選挙区補欠選挙と11日告示の衆院4補選】 2023年04月07日  10:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:麻生太郎副総裁「焦ることはねぇんだよ」…解散戦略、三つのシナリオ

2023-04-07 10:11:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【自民党】:麻生太郎副総裁「焦ることはねぇんだよ」…解散戦略、三つのシナリオ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:麻生太郎副総裁「焦ることはねぇんだよ」…解散戦略、三つのシナリオ 

 岸田文雄政権は4日、発足から1年半となった。長らく首相の頭を悩ませてきた内閣支持率は持ち直しの兆しを見せ始め、来月には「岸田外交」の集大成と位置付ける地元広島での先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に臨む。2024年9月末に迎える自民党総裁の任期が折り返し地点を迎え、本格政権樹立に向けた首相の衆院解散戦略にも関心が集まっている。

自民党役員会に臨む(左から)茂木幹事長、岸田首相、麻生副総裁、遠藤総務会長=3月27日午後、東京・永田町の党本部   自民党役員会に臨む(左から)茂木幹事長、岸田首相、麻生副総裁、遠藤総務会長=3月27日午後、東京・永田町の党本部

 ▶異例ずくめのキーウ訪問の内幕【詳細版】

 首相は3日、二階俊博元幹事長と党本部で会談。同席した二階氏側近から、6月21日の今国会会期末までに衆院を解散するとの観測が報じられていると話を向けられたが、「それはマスコミに聞いてみないと分からない」と煙幕を張った。

 ◆電撃訪問機に追い風

 解散論浮上の背景には、半年以上にわたり低迷してきた支持率の回復傾向がある。日韓首脳会談ウクライナ訪問を機に追い風が吹き、広島サミットも成功に導けば、「解散に向けた環境が整う」(自民ベテラン)とみられるからだ。

 6月に「将来的な子育て予算倍増の大枠」を示し、防衛力強化やエネルギー政策の転換に関する法案を成立させると、首相が優先する「先送りできない課題」にも一定のめどが付く=ケース①。

 ただ、首相が長期政権を目指す上でハードルとなる来年9月の党総裁選までは1年以上ある。総裁再選を最優先に考えるのであれば、あまり現実的ではない。首相が政権運営の相談を欠かさない麻生太郎副総裁も周囲に「焦ることはねぇんだよ」と語るなど、消極的とみられる。

 ◆内閣改造と党役員人事

 現時点で有力視されているのが、秋の臨時国会中の解散だ=ケース②。

 事前に内閣改造と党役員人事で刷新感を演出し、岸田政権2年間の実績を巧みにアピールして信を問う。

 年末には防衛費増額のための増税論議を控え、遂行に向けた推進力を得ることも可能。自民内には「野党の準備が整っていないから有利だ」とみる向きもある。

 もっとも、衆院議員の任期はようやく半分に達する程度。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題や増税への世論の反応を見ながらの判断となりそうだ。

 ◆総裁選での無投票再選

 年をまたぐ場合は、自民総裁選にできるだけ近づける案が取り沙汰されている=ケース③。総選挙で「選挙の顔」としての存在感を党内外に示せれば、総裁選での無投票再選も視野に入るという理屈だ。

 逆に、複数の候補者による総裁選を経て、露出を最大限に高めた上で総選挙に突入する一手もあり得る。

 だが、その場合は総裁選に勝つことが大前提であり、党内の「岸田降ろし」につながるリスクも伴う。 (河合仁志)

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・自民党・6月21日の今国会会期末までに衆院を解散するとの観測が報じられている問題】 2023年04月07日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【旧統一教会】:最盛期には毎年1000億円が韓国へ送金された…日本で大金を稼いだ「収奪のメカニズム」

2023-04-07 07:58:00 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【旧統一教会】:最盛期には毎年1000億円が韓国へ送金された…日本で大金を稼いだ「収奪のメカニズム」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会】:最盛期には毎年1000億円が韓国へ送金された…日本で大金を稼いだ「収奪のメカニズム」

 統一教会はどうやって信者を獲得し、金銭を集めているのか。社会学者の橋爪大三郎さんは「まじめで知力の高い若者ほど統一教会の教義に共感しやすい。まもなく神の王国が建設される、と信じさせることで、信徒の時間とエネルギーと金銭を際限なく提供させている」という――。

 ■ 【この記事の画像を見る】  

 ※本稿は、橋爪大三郎『日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す』(集英社新書)の一部を再編集したものです。<button class="sc-jYIdPM exDZtb" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-jYIdPM exDZtb" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">※写真はイメージです - 写真=iStock.com/y-studio</button>

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/y-studio(株式会社プレジデント社)

 ■マルチ商法は本人が儲けるつもりで参加する

 いわゆる霊感商法は、マルチ商法と違って、もっと悪質で組織的な犯罪である。

 商取引は、売り手、買い手の双方の合意(契約)によって成立する。その際、商品についての情報が正しく伝えられていること、合意(契約)が任意になされること、などの条件が満たされている必要がある。相手を騙せば、詐欺になる。

 マルチ商法は、ネズミ講と類似していて、新規の加入者を募り、ネットワークが拡大していくと、早くに加入していたものが配当を受け取り、儲かる仕組みとなっている。ネズミ講はただ出資するのだが、マルチ商法の場合は、商品を買い取る商取引の外見をとっている。

 マルチ商法は、取引きの仕組みの説明を受け、本人が合意して、儲けるつもりで参加する。結果的に儲からず、大部分のひとは被害に遭う。

 ■「不幸から逃れられる」と騙す霊感商法

 霊感商法の場合は、ネットワークは存在せず、ターゲットとされた顧客が、本来なら買わなくてもいい商品をつぎつぎ高額で買わされてしまう、というやり方である。  なぜ買わされるのか。統一教会(*)の信徒がチームをつくって、顧客の心理をたくみに操り、どうしても商品を買わなければならない心理状態にさせてしまうのである。

 顧客は、統一教会の信仰を持つわけでも、その世界観をシェアするわけでもない。売り手が統一教会であることを、そもそも知らないかもしれない。しかし、先祖の祟(たた)りだとか、本人が理解できる不幸の原因を吹き込まれて、それを逃れられるならばと、商品を買う。あるいみ合理的に、非合理な行動をしているのである。

 対する売り手のチームは、相手を騙しているという一致した認識を持っている。そして、統一教会の信仰を共有している。統一教会は資金が必要だ。資金を集めるのは正しいことだ。だから教団の任務として、また、信仰を持つ者の義務として、チームとして行動する。そのためのマニュアルもある。売り手のチームの人びとも、合理的に行動している。

 この組み合わせが霊感商法だ。

 霊感商法は、マルチ商法と違って、どこまでも自分で拡大していくメカニズムを持っていない。代わりに、つぎつぎ獲物となる顧客を見つけなければならない。反社会的な販売方法なので、社会問題となる。そして、早晩、行き詰まる。

 *正式名は世界基督教統一神霊協会。いまは、世界平和統一家庭連合と名前を変えている。新聞などは「旧統一教会」と表記するが、本稿では歴史を尊重して、統一教会(Unification Church)と呼ぶ

 ■自分や家族中心の世界から、外の世界へ  

 そもそもなぜ、多くの若者が、こうしたカルトの一員となるのだろうか。

 それは、若者が若い時期に共通に経験する、精神世界の形成と世界観の獲得に関係する。

 子どもは家族の一員として育ち、家族に依存している。  

 次第に、友人との社会関係に、軸足を移す。仲間に受け入れられるかどうか。はじめはおっかなびっくりだ。そして、仲間との結束を優先し自分を犠牲にすることができるなら、このプロセスは完成する。そして、それを経由して、最終的には、

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自分(自分の世界)――家族――社会集団(仲間の世界)――世界(世界観)

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 という精神世界の広がりを手に入れる。これが大人だ。  

 日本の学校では、部活やサークルが大きな意味を持つ。子どものころからの世界を打ち破る社会集団として大事なのだ。部活には、甲子園やインターハイなどの目標がある。その目標に、かなりの時間とエネルギーを使って、みなで献身する。自分や家庭を中心にした世界を乗り越え、社会的な能力を手に入れる。

 ■卒業できないカルト宗教の有害性  

 部活やサークルは害が少ない。卒業してしまえば、解放される。それに経済や政治や宗教と切り離されている。どんな経済活動をするかは、本人の就職の問題。どんな政治思想や宗教を選びとるかは、本人がどんな世界観を身につけるかの問題である。

 学生運動も、部活やサークルと似たところがある。学生運動は、政治と関係あることになっている。けれども卒業し、就職してしまうと、たいてい学生運動と関係なくなる。

 統一教会のようなカルト的な宗教団体は、これと異なる。第一に、卒業がない。いったん加入すると、離脱しない(できない)仕組みになっている。第二に、資金集め(経済活動)をさせられる。社会的な非難を浴びるかもしれない。第三に、宗教団体は特有の世界観を持っている。それを受け入れることが求められる。要するに、青年期に必要な社会集団(仲間の世界)も世界観もいっぺんに与えられて、当人の半生を包み込んでしまうのである。

 カルト的でないふつうの宗教は、こうしたことがない。ふつうの宗教は、経済とも政治とも無関連化されている。その宗教を選び取って、世界観に組み込むとしても、経済や政治やそれ以外の領域を、自分の考えによって組み立てなければならない。つまり、害がない。

 ■標的となるのはまじめで知力の高い若者  

 ではどんな人びとが、統一教会に引き込まれるのだろうか。

 きっかけは、街頭のアンケート調査とか、友達にビデオ・セミナーに誘われたとか、いろいろであろう。総じて言えば、統一教会に引き込まれるのは、まじめで知力の高い若い人びと、つまりごくふつうの人びとである。

 統一教会は、性にこだわり、性が堕落と罪の始まりであるとし、純潔を強調する。消費社会の爛熟(らんじゅく)や歪んだ性文化に眉をひそめるタイプの若者は、この教えに共感を覚える。また統一教会は、聖書の解釈というかたちで、体系的な世界観を提供する。キリスト教や聖書になじみのなかった若者は、キリスト教っぽい外見を真に受けて、その教義を受け入れてしまう。

 統一教会は、部活やサークルのノリがある。信徒を増やすことは、組織の目的でもあり信徒の実績にもなるので、みなとても親切だ。有田芳生『改訂新版 統一教会とは何か』(2022年、原著は1992年)は、献身(専従者となること)してニセ募金や霊感商法に日々を送った当時の、元信徒の日常を生々しく描いている。

 ■統一教会の技法は「洗脳」とまでは言えない  

 アメリカでキリスト教系カルトの反社会的事件が問題になり、教団から連れ戻した若い信徒を「脱洗脳」する専門家が現れた。キリスト教の牧師やソ連の洗脳の技術に詳しい臨床心理学者らである。

 カルト宗教が人びとを信じさせるのが洗脳なら、信じさせられた人びとに責任はない。でもそのかわり、信徒であった当時の人格は、本人の人格と認められないことになる。これはこれで、辛(つら)いものがあるだろう。

 統一教会の場合、人格改造セミナーのような技法を使うとは言え、洗脳であるとは言いにくい。それは、宗教の枠内にとどまっており、本人の納得と同意にもとづいて、教団の活動に従事させている。本格的な洗脳の技法で、本人の人格を操作しているとまでは言えない。  

 それなら、統一教会の反社会性は、どこにあるのか。

 ■信徒は文鮮明が主宰する世界に閉じ込められる

 それは、統一教会が、「地上の神の王国」という、経済と政治と宗教にまたがる閉じた世界観を提供し、その内部に信徒を閉じ込めるところから生まれている。

 先の図式で言えば、統一教会が提供するのは、社会集団(仲間の世界)=世界(世界観)という閉じた世界であり、その世界を、再臨のメシア(文鮮明)が主宰している。信徒はそこで、生きる意味と価値を与えられる。よってそこから、抜け出すことができにくくなる。

 この閉じた世界は、信徒から、時間とエネルギーと金銭を吸い上げる。信徒がそれを提供しておかしいと思わないのは、そうした貢献は、意味があり、価値があり、「地上の神の王国」を実現させるためである、と信じるからだ。「地上の神の王国」が実現するなら、そうした努力と献身は報われる。「地上の神の王国」は、甲子園やインターハイが大がかりになったようなものなのだ。

 ■時間とエネルギーと金銭を収奪するメカニズム

 統一教会は、大規模で体系的な収奪のメカニズムをこしらえた。とくに日本で。

 これは、周到に計画されており、反社会性が高い。カルトの条件にもぴったりあてはまる。それがどんなメカニズムなのか、整理してみよう。

 収奪の第一。信徒の時間とエネルギーと金銭をいくらでも提供させる。

 なぜ統一教会の信徒は、時間やエネルギーを教団に提供するのか。それは、メシアが到来して、まもなく神の王国が建設される、と信じるからである。

 人間は、信仰のため、あるいは自分の信じる価値のため、時間とエネルギーを用いる。それなりの金銭も提供する。当たり前のことである。  統一教会の場合、それが極端である。学校をやめ仕事をやめ、すべての時間とエネルギーを提供することが望ましいとされる。実際にそうする人びとも多い。それは、望ましいだけではなく、義務である。

 なぜなら、神の王国は、神が100パーセント自分の手で建てるのではなく、人間の協力と献身も必要だからだ。人間の力が合わさらないと、この世界は完成しない。文鮮明の主要著作『原理講論』の説く神学である。だから時間もエネルギーも金銭も、自分の持てるすべてを投入する。その見返りは、信仰をまっとうしたという満足感だ。

 統一教会が信徒に求める信仰と献身は、度を越している。信徒が通常の社会生活を送るのをむずかしくする。家庭や社会にマイナスをもたらす。カルトの定義に、ぴったりあてはまる。収奪なのは明らかだろう。

 ■ワゴン車で農村を巡るニセ募金キャラバン

 収奪の第二。一般市民を騙して金銭を収奪する。  

 統一教会は、金銭をかき集めようという要求が、ほかの新宗教と比べてもケタ違いに強い。ノルマを信徒に割りあてる。集金のための活動も組織している。有田芳生『改訂新版 統一教会とは何か』から紹介しよう。

 ニセ募金の場合。……信徒数名がチームとなって、ワゴン車で寝泊まりしながらキャラバンで農村を回る。身元を明かさず、適当な慈善募金の名目で、1軒ずつ署名を集めて回る。地図をもとにルートを決める。村外れの家から始め、1000円を寄附してもらえると、あとは横並びで寄附してもらえる。集まった募金は大部分を教団に上納する。自分たちの食費にもあてる。ごく一部は寄附されるかもしれない。信徒は朝から晩まで、ほとんど寝る間もない。

 ほかに、珍味販売などのキャラバンもある。その日のノルマに達しないと、夜は繁華街で遅くまで販売を続ける。

 霊感商法の場合。……印鑑展や壺・多宝塔の展示会でゲスト(犠牲者)を集め、ビデオ・セミナーのあと霊界を信じるか、貯金の額などを聞き出す。トーカー(霊能師役)、ヨハネ役(先生を証(あかし)する役)、などと手分けをして、ゲストを説得する。先祖の因縁などと言いくるめるのだ。1000万円以上の貯金があるゲストをS客といい、なかには1億円出すゲストもいた。

 ■「罪を犯した日本が献金するのは当たり前」

 収奪の第三。日本から韓国に送金する。

 統一教会の活動資金の大部分は、日本から韓国への送金でまかなわれた。最盛期には毎年1000億円。数百億円だった時期も長かった。それらすべては、日本の信徒の献身と、被害者の犠牲によってまかなわれたのである。目標どおりに資金を集められれば、統一教会の専従職員は上司に評価されただろう。

 このほか合同結婚式に参加する際にも、50万円とか150万円とかの現金を持参するようにとも言われる。  日本はエバの国だと、『原理講論』に書いてある。だから、献金するのは当たり前なのである。韓国の人びとの歴史認識にも合っている。

 ■潤沢な活動資金を稼ぐ三段ロケット

 以上をまとめると、こうなる。

 ----------

 A 信徒の時間とエネルギー(無償労働)

 ⇩

 B 一般市民の金銭を巻き上げる(集金マシン)

 ⇩ C 韓国へ送金する(送金マシン)

 ----------  

 全体は、三段構えのロケットになっている。

 第一段(A)は、信徒の無償労働でまかなわれている。ビジネスで言えば、賃金を支払わないのだから、売上げがそのまま収益になる。丸もうけである。第二段(B)は、その燃料(信徒の無償労働)をなるべく効率的に、現金に変換する。それは、一般市民を騙して金銭を巻き上げることだ。第三段(C)は、韓国への送金。送金された潤沢な資金は、統一教会の関連企業に投資されたり、政治工作資金になったり、そのほかの活動資金になったりするのだろう。

 元稿:PRESSIDENT Online 主要ニュース 政治・金融・財政 【トレンド・担当者:橋爪 大三郎 社会学者 】 2023年03月25日 10:17:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【今週の本棚】:『改訂新版 統一教会とは何か』=有田芳生・著

2023-04-07 07:57:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【今週の本棚】:『改訂新版 統一教会とは何か』=有田芳生・著

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【今週の本棚】:『改訂新版 統一教会とは何か』=有田芳生・著 

 統一教会の危険を三○年前に警告した必読書の改訂新版。新しく書き下ろした序章はいう。海外(特に北朝鮮)への資金の流れに捜査が及ぼうとするのを「政治の力」がストップ。アメリカで服役した文鮮明を金丸信が無理やり入国させた。こうして野放しになった三○年が、今回の安倍晋三元首相の銃撃事件の背景だ。

(大月書店・1650円)

 第Ⅰ章は、国際合同結婚式の集金の仕組みや舞台裏。第Ⅱ章は、秘書団を送り込むなど自民党との癒着ぶり。第Ⅲ章はニセ募金集めや霊感商法に駆り出された信者らの手記。こんな反社会的カルトが存在していいのかと、改めて目を開かれる。、残り234文字(全文502文字)

 ※この記事は有料記事です。「ご登録日から1カ月間は99円」 いますぐ登録して、続きをお読み下さい。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース カルチャー 【今週の本棚】  2022年11月19日  02:01:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【文春新書】:統一教会 何が問題なのか 鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏

2023-04-07 07:57:20 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【文春新書】:統一教会 何が問題なのか 鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【文春新書】:統一教会 何が問題なのか 鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏

 ■作品紹介

 鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏ら第一線のジャーナリスト、論者がいま、教団の実態に迫る!

 
 信者からの巨額の献金、霊感商法、合同結婚式、政治家との癒着など、多くの社会問題を引き起こしてきた統一教会。文藝春秋は、30年あまりの間、その問題点を追及してきた。

 宗教とカルトの境はどこにあるのか? 政治家と宗教の関係は? 信者家族はどのような被害を受けてきたか? この一冊ですべてがわかる!

  • 定価:935円(税込)
  • 発売日:2022年11月18日
ページ数 232ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2022年11月20日

 元稿:文藝春秋社 主要出版物 【文春新書】 2022年11月18日 09:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【疑惑】:「美しい国」「日本を取り戻す」…旧統一教会と自民党スローガンの類似点にSNSで批判相次ぐ

2023-04-07 07:57:00 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【疑惑】:「美しい国」「日本を取り戻す」…旧統一教会と自民党スローガンの類似点にSNSで批判相次ぐ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:「美しい国」「日本を取り戻す」…旧統一教会と自民党スローガンの類似点にSNSで批判相次ぐ

 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)創始者の文鮮明氏が、1956年から2009年に信者に向けて説教した発言録が、毎日新聞の報道で明らかになった。

<picture>2012年衆院選挙の投開票日に報道各社のインタビューに答える安倍晋三氏(C)日刊ゲンダイ</picture>

  2012年衆院選挙の投開票日に報道各社のインタビューに答える安倍晋三氏(C)日刊ゲンダイ

 「自民党の安倍派などを中心にして、超党派的にそうした議員たちを結成して、数を徐々に増やしていかないといけない」(1989年)、「岸首相の時から日本の政界に手を出した」(2004年)などと、岸元首相時代から安倍元首相時代まで3代に渡る旧統一教会との関係の証拠とも取れる内容が含まれている、衝撃の内容だ。

 同時にネットでは、改めて安倍元首相の過去の書籍やスローガンが再注目されている。たとえば、「美しい国 日本の使命ー久保木修己遺稿集」(世界日報社=2004年)の発売から2年後に安倍氏の著書「美しい国へ」 (文春新書=2006年)が刊行されている。久保木氏とは、旧統一教会の日本の初代会長である。

 また、世界平和連合の機関誌「世界思想」の12年5月号で、特集「戦後憲法の終焉 今こそ日本を取り戻そう」が組まれているが、同年12月の衆議院議員総選挙時に当時の安倍総裁が自民党のスローガンに「日本を、取り戻す。」を掲げた。その結果、自民党は政権を取り戻している。

 こうした安倍氏と旧統一教会の繋がりを感じさせる"答え合わせ"が広がるにつれて、《「美しい国、日本」「日本を取り戻す」安倍自民党の選挙スローガンでした。このスローガンから、今の日本想像できましたか? 統一教会向へのスローガンだったのではと思ってしまいます。》《ほんと、なにが美しい国だよ。今思うとすごく気持ち悪い。日本を取り戻す、って自分たちの都合のいい「ニッポン」だわな。》などと批判が相次いでいる。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・自民党と旧統一教会との数々の癒着疑惑】  2022年11月10日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【3分でわかる政治の基礎知識】:旧統一教会と自民が「抜き差しならない」理由

2023-04-07 07:56:50 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【3分でわかる政治の基礎知識】:旧統一教会と自民が「抜き差しならない」理由

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【3分でわかる政治の基礎知識】:旧統一教会と自民が「抜き差しならない」理由 

 ◆いまさら「勝共」?

 社会的に問題のある組織として何十年も前から指摘されている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員らの抜き差しならぬ関係の深さに驚いている人は多いと思います。

旧統一教会の関連施設を訪問したことについて記者団の質問に答える自民党の萩生田光一政調会長=東京都千代田区の同党本部で2022年8月18日、竹内幹撮影

 旧統一教会の関連施設を訪問したことについて記者団の質問に答える自民党の萩生田光一政調会長=東京都千代田区の同党本部で2022年8月18日、竹内幹撮影

 もちろん、旧統一教会系の政治団体「国際勝共連合」に象徴されるように、イデオロギー上の近さ、さらに安倍晋三元首相の祖父、岸信介元首相以来の歴史的経緯があります。けれども共産主義が敗北した冷戦終結後は、「勝共」というイデオロギーの看板はかなり色あせました。

 ◆「16万票」の意味

 旧統一教会がどれほど票を持っているかを正確に測るのは難しいことですが、旧統一教会の「賛同会員」だと明らかにしている自民党の井上義行参院議員の先の参院選比例代表での得票は16万5000票でした。

 統一教会の集票力は6万~7万票とも言われます。井上氏の票すべてが旧統一教会の票ではありませんが、選挙では「初めからあてにできる票」は数字以上に大きな意味を持ちます。「参院比例代表で1人を当選させられる」と考えれば、影響は小さくありません。

 たとえば、いずれも先の参院選比例代表での得票数をみると、自民党の支持団体としてすぐに思い浮かぶ日本医師連盟の支援を受けた自見英子氏は21万3000票です。立憲民主党を支持する連合の組織内候補である、自治労元書記長の鬼木誠氏は17万1000票でした。

 もっとも、公明党の支持団体である創価学会とはケタが違います。もちろん、創価学会の票は公明党の票の一部でしかありませんが、それにしても公明党の先の参院選での比例代表の得票は、先の衆院選の比例代表の得票より急減したとはいえ、618万票です。選挙前になると創価学会の知人から電話がかかってきたという経験がある方もいると思います。しかし、旧統一教会の人から電話がかかってきたという話は聞いたことがありません。旧統一教会の票は衆院の1小選挙区あたりでは、…、残り476文字(全文1268文字)

 ※:この記事は有料記事です。ご登録から1カ月間は99円!!。いますぐ登録して続きをお読み下さい。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 政治 【政局・連載「政治プレミアム」】  2022年08月29日  04:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【政局】:岸田首相が目論む「旧統一教会解散」の険しい道 “前門の創価学会”と“後門の保守勢力”からの挟撃も

2023-04-07 07:56:40 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【政局】:岸田首相が目論む「旧統一教会解散」の険しい道 “前門の創価学会”と“後門の保守勢力”からの挟撃も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:岸田首相が目論む「旧統一教会解散」の険しい道 “前門の創価学会”と“後門の保守勢力”からの挟撃も 

「旧統一教会解散」には様々なハードルが(公明党・山口那津男代表/時事通信フォト)(NEWSポストセブン)

 元稿:小学館 主要出版物 週刊ポスト 【NEWSポストセブン】 2022年10月25日 07:15:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【週刊ポスト】:旧統一教会の関連団体・企業一覧図 紀藤弁護士は「ここまで手広いケースはない」

2023-04-07 07:56:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【週刊ポスト】:旧統一教会の関連団体・企業一覧図 紀藤弁護士は「ここまで手広いケースはない」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【週刊ポスト】:旧統一教会の関連団体・企業一覧図 紀藤弁護士は「ここまで手広いケースはない」旧統一教会の関連団体・企業一覧図

旧統一教会の関連団体・企業一覧図

旧統一教会と金銭授受があった国会議員リスト

旧統一教会と金銭授受があった国会議員リスト

リスト

旧統一教会と金銭授受があった国会議員リスト(2)

萩生田光一氏(時事通信フォト)

萩生田光一氏(時事通信フォト)

寺田稔氏(時事通信フォト)

寺田稔氏(時事通信フォト)

下村博文氏(時事通信フォト)

下村博文氏(時事通信フォト)

加藤勝信氏(時事通信フォト)

加藤勝信氏(時事通信フォト)

武田良太氏(時事通信フォト)

武田良太氏(時事通信フォト)

石破茂氏(時事通信フォト)

石破茂氏(時事通信フォト)

 

 岸田文雄・首相が自民党と旧統一教会との“絶縁宣言”をしたにもかかわらず、その後も明らかになる議員らの信者からの選挙協力や、教会関連施設への訪問。岸田首相は関連団体について「旧統一教会に関係しているという認識がなかった」という釈明に追われる始末だ。では、実際にはどういった関連団体があるのだろうか。一覧図を作成した。

 安倍晋三・元首相が2021年9月にビデオレターを送っていた「天宙平和連合(UPF)」など、旧統一教会とつながりを持つ多数の関連団体。全国霊感商法対策弁護士連絡会提供の資料には、疑惑段階のものを含め100を超える団体名が並んでいた。旧統一教会問題を追及し続ける、リンク総合法律事務所の紀藤正樹弁護士が説明する。

「形式的に異なる組織に見えているだけで、根本的にはすべて同じ団体だと理解していい。多くの関連団体を作る理由は、正体を隠したほうが伝道や経済、政治活動などがしやすいからです。

 一般論として、出版社や大学を持っている宗教団体自体は複数ありますが、メディアを含めここまで手広い分野に多数の団体を持っているケースはほとんどありません」

 多数の旧統一教会の関連団体は、政治家が関係を疑われた際の“隠れ蓑”として作用してきた側面がある。事実、関連団体と関わりを持ち、旧統一教会とのつながりを問われた政治家は「教団と関係あるとは知らなかった」と口を揃える。宗教専門誌『宗教問題』編集長・小川寛大氏が語る。

「教会側が正体を隠して“偽装勧誘”できるのはもちろん、政治家側も、団体との関係が発覚した際に『知らなかった』とシラを切る理由にできると考え、利用するケースがあったと想定できる。

 近年は一概に『反共』などと謳わずに、SDGsや女性の地位向上など、一見ライトで教会の教義との関係もみられないような理念を掲げる関連団体も多い。教会側も信者の獲得や固定化のため、時代の流れに巧みに対応してきたのではないか」

 国境を越えて存在する関連団体の実態を政治家は正しく理解するべきだ。

※週刊ポスト2022年9月9日号

 元稿:小学館 主要出版物 週刊ポスト NEWSポストセブン【政局・自民党と旧統一教会との癒着】 2022年08月31日 07:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【週刊ポスト】:旧統一教会から資金提供を受けた政治家9人「教団に“弱み”を握られた」状況か

2023-04-07 07:56:20 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【週刊ポスト】:旧統一教会から資金提供を受けた政治家9人「教団に“弱み”を握られた」状況か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【週刊ポスト】:旧統一教会から資金提供を受けた政治家9人「教団に“弱み”を握られた」状況か 

 岸田新内閣発足後も閣僚と旧統一教会との関係が次々と明らかになっている。カルト問題を取材してきたジャーナリスト・鈴木エイト氏がジャーナリスト・藤倉善郎氏協力のもと、旧統一教会と金銭の授受があった国会議員30人の実名をリストにまとめた。自民党が27人と圧倒的に多い。このうち「政治資金を教団に貢いでいた」政治家が22人だ。

 一方で、「教団関係者から資金提供を受けていた」政治家が9人いる(「貢いでいた政治家」との重複1人含む)。

下村博文・元文部科学相など教団関係者から資金提供を受けているのは有力政治家が目立つ(時事通信フォト)

 

下村博文・元文部科学相など教団関係者から資金提供を受けているのは有力政治家が目立つ(時事通信フォト)

 

リスト

 

旧統一教会と金銭授受があった国会議員リスト(2)

 

 石破茂・元幹事長は同教団の関連団体・世界日報の元社長から10万円の寄附を受け、下村博文・元文部科学相も世界日報の元社長から6万円の寄附を受けた(教団側への会費支払いもある)。下村氏はそれまで教団の名称変更を認めなかった文科省(文化庁)が、突然、名称変更を認証した当時の大臣であり、関与があったのではないかと疑惑が指摘されている人物だ(本人は否定)。

 また、末松信介・前文科相は教団関係者からパーティー券を購入してもらっていたことを公表し、他に高木宏壽・代議士も教団の関連団体・世界平和連合から25万円分のパーティー券購入を受け、野党では玉木雄一郎・国民民主党代表が世界日報元社長から3万円の寄附を受けた。

 旧統一教会は日本の信者から多額の寄附を吸い上げ、日本を資金源としてきたことで知られる。その教団が「票」だけではなく、関係者や関連団体を通じて日本の政治家に資金まで提供するのは、よほどの狙いがあるのではないか。

 しかも、教団から資金提供を受けているのは有力政治家が目立つ。鈴木氏は、教団側は資金提供によって政治家の“弱み”を握ったと指摘する。

「社会的に批判を受けてきた旧統一教会には、有力な政治家に資金面でも協力することで、政治的に教団を守ってもらおうという組織防衛の意図はもちろんあると思う。それは単にスポンサーになるということではありません。旧統一教会関係者から資金提供を受けることは政治家にとってもリスクがある。露見すれば今回のように批判を浴びるからです。

 教団側にすれば、資金提供することで、“当法人からお金をもらいましたよね”とその政治家を揺さぶるカードにも利用できるわけです。政治家と旧統一教会の関係がここまでクローズアップされたことは、教団が隠し持つ政治家揺さぶりのカードがより強くなっていると見ることもできる」

 リストに挙げた政治家と教団側の金銭のやり取りは“氷山の一角”と見られる。

 政治資金規正法では、パーティー券の購入は20万円までは政治資金収支報告書で購入者を公表しなくていい。パー券を小口に分けて購入するのは、献金を明らかにしたくない企業や政治家の常套手段だ。今回、末松前文科相が旧統一教会関係者から4万円分のパー券購入を受けていたことを公表したのは、岸田文雄・首相が内閣改造前に各大臣に同教団との関係を調査するように指示したからに他ならない。

 明るみに出ていないケースはまだまだあるはずだ。

 旧統一教会問題を長く調査してきたジャーナリストの有田芳生氏が同教団の政界工作の一端をこう指摘する。

 「私が入手した教団の内部資料には、女性信者を中心とするPRチームが国会でのロビー活動で毎月500万円を使っていたという記載がある。そのお金はどう使われたのか。教団の政界工作資金についてはまだほとんど解明されていません。これから国会でも徹底的に調べる必要がある」

 ◆教団側から巨額の報酬

 旧統一教会の政界工作は日本国内だけにとどまらない。

 この8月12日、旧統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」がソウルで開催した国際会議で安倍晋三・元首相の追悼セレモニーを盛大に行なった。

 会議にはカナダのハーパー前大統領、米国のポンペオ前国務長官らが出席し、トランプ前大統領がビデオメッセージで「安倍元総理の暗殺は恐ろしい犯罪であり、地球全体にとって最悪な損失です。彼は良き友で、偉大な人物だった」と語った。

 UPFが昨年開いた会議にはトランプ氏とともに安倍氏もビデオメッセージを寄せ、山上容疑者はその映像をネットで見て安倍氏を標的にしたという指摘もなされている。同教団は昔から、各国の元首経験者クラスの政治家を招いて国際会議を開き、世界のVIPを“広告塔”として利用してきたことで知られる。

 この追悼セレモニーの翌日、TBSは米国統一教会の元幹部アレン・ウッド氏の重大な証言を報道した。

「ブッシュが大統領の任期を終えて韓国に講演に行ったときは1回のスピーチにつき100万ドル(約1億3000万円)を支払いました。レーガンにも1回100万ドルを支払いました」(8月13日付TBS NEWS DIG)

 旧統一教会の国際イベントに出席したVIPには教団側から巨額の資金が提供されていたというのだ。教団の国際的な政界資金工作のすさまじさを物語る。

 日本からも過去、少なくない政治家が同教団の国際イベントに参加したり、メッセージを送って“広告塔”になっていたことが明らかになっている。

 そうした政治家たちは、本当に同教団からの謝礼を受けたことがないのかという疑問が浮かぶ。疑惑を持たれないためにも、国民にしっかり説明する責任があるはずだ。

 ※週刊ポスト2022年9月9日号

 元稿:小学館 主要出版物 週刊ポスト NEWSポストセブン【政局・自民党と旧統一教会との癒着】 2022年08月30日 07:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【旧「統一教会」と「統一地方選」】:関係断ち切ろうとする議員、けん制する教団

2023-04-07 07:56:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【旧「統一教会」と「統一地方選」】:関係断ち切ろうとする議員、けん制する教団

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧「統一教会」と「統一地方選」】:関係断ち切ろうとする議員、けん制する教団 

 ◆関係を問われた県議選の立候補者は

 ◆市議会も調査には……

 ◆関連団体の資料に名前があった議員は

 ◆「関係断ち切る」誓約書

 ◆選挙は、勧誘に必要な名簿獲得の機会?

 ◆統一地方選を前にした動き

 元稿:RKB毎日放送(JNN系列) 主要ニュース 政治  【選挙・春の統一地方選挙・旧統一教会を巡る問題】 2023年03月30日 17:46:00 これは参考資料です。 転載等各自で判断下さい。

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【旧統一教会】:春の統一選で“議員道連れ作戦”画策か…自治体を次々提訴で自民党は戦々恐々

2023-04-07 07:56:00 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【旧統一教会】:春の統一選で“議員道連れ作戦”画策か…自治体を次々提訴で自民党は戦々恐々

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会】:春の統一選で“議員道連れ作戦”画策か…自治体を次々提訴で自民党は戦々恐々

 「来たる統一地方選を必ず勝ち抜こうではありませんか!」

 26日の自民党大会で岸田首相はこう声を張り上げたが、内心、不安を抱えているのではないか。自民党との蜜月が指摘されている旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)が、春の統一選に向け、岸田自民への“攻撃”を展開しかねないからだ。

<picture>「旧統一教会問題」はまだまだ終わらない(C)日刊ゲンダイ</picture>

 「旧統一教会問題」はまだまだ終わらない(C)日刊ゲンダイ

 西日本新聞電子版が27日、〈「関係断つ」なら議員道連れ? 旧統一教会信者の提訴相次ぐ 統一選控え議会けん制か〉と報じた。

 教団の信者や関連団体が、教団と「関係を断つ」と決議した議会の自治体を相手取り、決議の取り消しなどを求めて昨年末から続々と提訴している。この動きについて、地方議会や統一選を控える地方議員への牽制ではないか、と分析しているのだ。

 記事中で、元信者の仲正昌樹・金沢大教授(思想史)は〈公判で関係がある議員の名前を出せば、世間にマイナスイメージを与えられる。以前のような関係に修復できないのなら、道連れにする、くらいの覚悟ではないか〉と話している。

 実際、信者や関連団体はこれまで、富山市や大阪府、北九州市など5自治体を提訴。教団側は、決議によって議員の紹介が得づらくなり、議会への請願が著しく困難になった、などと訴えている。富山市以外の4自治体では4月に議会選を控えている。やはり狙いは、選挙戦を展開する議員への“攻撃”なのか。ジャーナリストの鈴木エイト氏はこう言う。

 「教団側は訴訟を通じて“教団との関係を断つ決議に賛成するなら、関係のある議員を暴露するぞ”と牽制しているのでしょう。地方議会での決議を繰り返されると、教団側は請願が難しくなるだけでなく、自治体の公共施設が使用できなくなるなど、さまざまな問題に直面しかねない。今後、公判や会見などで密接な関係にある議員を名指しで暴露し、決議への賛成をためらわせるつもりではないか。統一選を意識しているのは明らかです。最も大きな“被害”を被るのは、密接関係にある自民党でしょう」

 ■今後も“訴訟ラッシュ”は続く

 「党の方針として関係を断つ」と公言していた岸田首相は、党大会で教団との関係に一切触れなかった。世間が問題を忘れるのを待っているかのような態度だったが、とても無理そうだ。

 「教団側は今後も訴訟を繰り返すでしょう。そのたびに、教団と自民党の関係が注目されることになるのは間違いありません」(鈴木エイト氏)

 今ごろ、ビクビクしている自民党関係者がいるに違いない。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・旧統一教会と自民党を巡る問題】  2023年02月28日  13:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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