【文化庁】:海賊版サイト対策、軽微なダウンロードは容認へ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【文化庁】:海賊版サイト対策、軽微なダウンロードは容認へ
文化庁の有識者検討会は16日、漫画などの海賊版サイト対策に関する報告書をまとめた。全ての著作物を対象に、インターネット上に無断で掲載されたと知りつつダウンロードする行為を違法化して規制するのが柱。一方で「ネット利用者が萎縮する」との懸念に配慮し、軽微なダウンロードや、パロディーを含む2次創作物のダウンロードは違法としない。
文化庁は報告書を踏まえ、通常国会で著作権法改正案の提出を目指す。
規制に慎重な有識者は検討会で、海賊版など悪質なケースを念頭に「著作権者の利益を不当に害する場合」などさらなる絞り込みを求めたが、対策の実効性が失われるとの反対意見も出た。報告書では判断を見送り、政府の今後の検討に委ねるとした。
報告書は、海賊版サイトにネット利用者を誘導するリーチサイトの規制強化も提言した。サイト運営などに刑事罰を適用し、被害者の告訴がないと起訴できない親告罪とするよう求めた。
違法化しない軽微なダウンロードの例として「数十ページで構成する漫画の1コマ~数コマ」「新聞記事の1行~数行」などを提示。スマートフォンなどのスクリーンショット(画面保存)で違法画像が写り込んだ場合も違法にならないとした。
有識者検討会は漫画家や弁護士らで構成。昨年11月から会合を計3回開いた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・文化庁・漫画などの海賊版サイト対策】 2020年01月16日 19:42:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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